消えた女



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初公開日(参考)1986年08月
分類

長編小説

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消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)

1986年08月31日 消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)

依頼人の女は真夜中に連絡してきた。短い電話だった。調査はこれで打切りにしたい。これ以上続けても金の無駄づかいでしかない―女はそれだけ言って電話を切った。アルバート・サムスンの胸に割りきれない思いを残したまま、女は消えてしまった…エリザベス・ステットラーと名乗る女の依頼は、2カ月前インディアナポリス近郊の町ナッシュビルから姿を消した友人プリシラ・ピンの行方を探してくれというものだった。町の住人たちは、彼女と同時にいなくなった町の実業家ビリー・ボイドと駆落ちしたものと考えていた。夫のフランクから捜索願いが提出され、家から小金を持ち出したことで逮捕状まで出ていた。ビリーはとかく女性問題を取りざたされている人物で、彼が広大な土地を相続する結果となった、都合のよい母親の急死についてもよからぬ噂が立っていた。調査が進むにつれ、サムスンの胸にいくつかの小さな疑問が芽ばえた。しかし依頼人がいなくては、それ以上追求するすべもなかった。だが三カ月後、ナッシュビル近くの森の中でビリーの死体が発見されるにいたるや、サムスンはやむにやまれず事件に再度首を突っこむことになったが…?精緻なプロット、いぶし銀の光を放つユーモア―『沈黙のセールスマン』『A型の女』などで現代私立探偵小説の最高水準と評される珠玉のシリーズ第5弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

消えた女の総合評価:9.00/10点レビュー 6件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

事件の真相を犯人自らかたるとは

まったくつまらない。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

シリーズ最高傑作に挙げられるのも納得の5作目

主人公の私立探偵の元に過去の知り合いの行方を知りたいと調査の依頼があり・・・というお話。
今回はこのシリーズにしては失踪人の捜査というハードボイルド/私立探偵小説では割とありがちな幕開けですが、そこはリューインのこと、この発端からかなり意外な展開を見せるというテクニシャンぶりを見せる作品でした。書きたいけれど興を削ぐのであまり書けないこの意外な展開こそまさに推理小説を読む醍醐味を満喫させてくれます。その発端から更にどんどん謎が深まっていくところとその謎が徐々に解明されていく辺りもお見事としかいいようのない、シリーズ最高傑作に挙げる人も多いのが納得の作品でした。
このシリーズを読んで思うのはハードボイルドよりも一時期はやったソフトボイルドという肩書や本格ミステリのジャンルの方が納まりがいいのではないか、という感慨でしたが暴論でしょうか。アクションシーンも勿論ありますが、他のハードボイルド/私立探偵小説よりは控えめで後味もあまり悪くないという善良な品格を感じさせるので。小説の冒頭もハードボイルドを揶揄しているみたいだし、解説に指摘されているようにハードボイルドのセルフパロディになっている部分も笑えます。読みやすい文章ですが通俗に流れない文体も著者の見識や品格や才筆ぶりを感じさせて好感を持てます。
シリーズ代表作の5作目。是非ご一読を。
消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)より
4150014779
No.4:
(5pt)

草食系探偵サムスン

週間文春 1986年 海外3位

アル中、ヤク中、モク中な主役ばかりのネオ・ハードボイルドにおいて、アルバート・サムスンはいたって真っ当な男である。へらず口をバンバン叩いて相手をやり込めたり、鼻につくような気の聞いたセリフも吐かない。拳銃が大嫌いで、暴力沙汰に自ら飛び込むようなまねはしない。エロチックなシーンもなし。知性派探偵といより、草食系探偵の方がしっくりくるだろうか。

アルバート・サムスンを訪ねてきた女 エリザベス・ステットラーは、連絡が取れなくなった友人 プリシラ・ビンの捜索を依頼する。二ヶ月前から夫の元を離れてしまったらしい。サムスンは、聞き込みを始めるが、ビリー・ボイドという女ったらしと逃げたようだ。夫のフランクは激高しているばかり。

プリシラの逃避行の不自然さに疑問を持ったサムスンだったが、エリザベスはその結果を聞いて、捜査の打ち切りを告げる。後ろ髪を引かれる思いのサムスン。しばらくして、ビリーの他殺死体が発見される。フランクは容疑者として拘留されてしまった。だが、プリシラはどこに。サムスンは、フランクの弁護士デヴィッド・ホーグの依頼で、再びプリシラの捜索を開始するのだった。 ・・・

『A型の女』とは違って、今回は殺人事件が絡んだ人探し。初登場のサムスンより気の利いたセリフが多いものの、やっぱりとんがっていない。心の中でブツブツつぶやいているだけ。拳銃をぶっぱなされては、ぶるぶる震えて悲鳴をあげる。実にかっこ悪い。でも、チキンなわりには、最後まで頑張ってしまうところが良いのだ。金欠極まりなくても探偵家業は辞められない。サムスンのビシっと一本芯の通ったところに惚れてしまう。
消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)より
4150014779
No.3:
(5pt)

草食系探偵サムスン

週間文春 1986年 海外3位

アル中、ヤク中、モク中な主役ばかりのネオ・ハードボイルドにおいて、アルバート・サムスンはいたって真っ当な男である。へらず口をバンバン叩いて相手をやり込めたり、鼻につくような気の聞いたセリフも吐かない。拳銃が大嫌いで、暴力沙汰に自ら飛び込むようなまねはしない。エロチックなシーンもなし。知性派探偵といより、草食系探偵の方がしっくりくるだろうか。

アルバート・サムスンを訪ねてきた女 エリザベス・ステットラーは、連絡が取れなくなった友人 プリシラ・ビンの捜索を依頼する。二ヶ月前から夫の元を離れてしまったらしい。サムスンは、聞き込みを始めるが、ビリー・ボイドという女ったらしと逃げたようだ。夫のフランクは激高しているばかり。

プリシラの逃避行の不自然さに疑問を持ったサムスンだったが、エリザベスはその結果を聞いて、捜査の打ち切りを告げる。後ろ髪を引かれる思いのサムスン。しばらくして、ビリーの他殺死体が発見される。フランクは容疑者として拘留されてしまった。だが、プリシラはどこに。サムスンは、フランクの弁護士デヴィッド・ホーグの依頼で、再びプリシラの捜索を開始するのだった。 ・・・

『A型の女』とは違って、今回は殺人事件が絡んだ人探し。初登場のサムスンより気の利いたセリフが多いものの、やっぱりとんがっていない。心の中でブツブツつぶやいているだけ。拳銃をぶっぱなされては、ぶるぶる震えて悲鳴をあげる。実にかっこ悪い。でも、チキンなわりには、最後まで頑張ってしまうところが良いのだ。金欠極まりなくても探偵家業は辞められない。サムスンのビシっと一本芯の通ったところに惚れてしまう。
消えた女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 165-5))Amazon書評・レビュー:消えた女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 165-5))より
4150784051
No.2:
(5pt)

サムスンシリーズの1,2を争う傑作

一般的にサムスンシリーズの代表作といえば「A型の女」「沈黙のセールスマン」そして本作「消えた女」と言われていますが、個人的には本作がベストと思っています。ハードボイルドのジャンルで語られことが多いサムスンシリーズですが、実は謎解きの部分も非常にしっかりしており、その出来は下手な本格ミステリーより優れています。5作目にあたる本作では「A型の女」に匹敵する魅力的な謎と確立されたサムスンのキャラクターがうまく物語に絡んで素晴らしく、「ミステリー本来の魅力に溢れた作品」(瀬戸川猛資)であり、ハードボイルド小説嫌いの人こそ読んでいただきたい作品です。
消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:消えた女 (ハヤカワ ポケット ミステリ―アルバート・サムスン・シリーズ)より
4150014779
No.1:
(5pt)

サムスンシリーズの1,2を争う傑作

一般的にサムスンシリーズの代表作といえば「A型の女」「沈黙のセールスマン」そして本作「消えた女」と言われていますが、個人的には本作がベストと思っています。ハードボイルドのジャンルで語られことが多いサムスンシリーズですが、実は謎解きの部分も非常にしっかりしており、その出来は下手な本格ミステリーより優れています。5作目にあたる本作では「A型の女」に匹敵する魅力的な謎と確立されたサムスンのキャラクターがうまく物語に絡んで素晴らしく、「ミステリー本来の魅力に溢れた作品」(瀬戸川猛資)であり、ハードボイルド小説嫌いの人こそ読んでいただきたい作品です。
消えた女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 165-5))Amazon書評・レビュー:消えた女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 165-5))より
4150784051



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