ダンシング・ベア
- 私立探偵ミロ (3)
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全1件 1~1 1/1ページ
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宣伝文句によりますとジェイムズ・クラムリーもその後継者のひとりらしいです。なるほど頷けます。それほど面白くない作品でした。事件がどういったものだったのかすら曖昧で全体に靄がかかったようでした。「酔いどれの誇り」の方がまだましでした。 | ||||
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ミロの二作目。ハリバートン大佐の始めた警備会社というのと今回の黒幕というのが、現代っぽい。(クラムリーはだいたい黒幕がいる感じ?) Googleマップで場所を確認しながら読んだりすると楽しいかも。 今回はかなり女にモテモテで、そのへんは好みが別れるのかもなあ。 | ||||
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週刊文春1985年 海外2位。 ミルトン・チェスター・ミロドラゴヴィッチ三世。通称ミロ。47歳。5回の離婚歴あり。神様が公認している職業 酔っぱらい。ときどき探偵。 ネオ・ハードボイルドの旗手ジェイムズ・クラムリーの創作したアンチヒーローだ。往年のハードボイルドの主役たちが孤高の気高きヒーローなのに対して、ネオ・ハードボイルドの主役は心に傷をもつ内省的な人物を配するのが特徴(らしい)。本書のミロは、ドラックとアルコールに溺れる中年男(もっとも、前作に比べてアルコールは控えめではある)。資産家の家に生まれ、然したる志のないまま、信託財産が手に入る52歳になる時をひたすら待ち続ける日々。典型的なダメ男。いや、ダメ人間。 本書は、警備員の仕事にありついたミロに、探偵の仕事が舞い込むところから始まる。依頼人は、なんと、ミロの父親の元愛人サラ。富豪となったサラは、自室の窓から見える公園の男女の仲が気になるので、彼らが何ものか探って欲しいという。老人の道楽にお付き合いすることに決めたミロだったが、尾行した男が爆殺されてしまう。おまけに、ミロまで命を狙われているようだ。いったい何が ・・・ と続く。 次々と起こる困難にヘコタレそうになるミロ。すぐさまドラックとアルコールに手が伸びる。捜査方法もスマートさとは程遠い。凍てつく寒さの中で右往左往。 が、確実に真相に迫っていく。かっこよさとは無縁だが、相手が誰だろうと諦めない。どこか一本筋が通っている。ダメ人間の根っこのところにある男の矜持=ハードボイルドな精神がミロの魅力なのだ。 トンガリまくっている登場人物たちもステキだ。本書は女性の登場人物が多いのだが、皆、一筋縄ではいかないクセものぞろい。キャラクターの造形の上手さは、寡作な作家 クラムリーの真骨頂というところか。本国では、クラムリーの作品は純文学に分類されているとのことだ。なるほど、肯ける。 ラストには、ちょっとした驚きがまっている。 | ||||
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著者の本を読むのはこれで2作品目。前作は私立探偵ミロ・シリーズの第1弾『酔いどれの誇り』。これを読んで「おおッ!!」とおもい、すぐに本書、ミロ・シリーズの第2弾『ダンシング・ベア』を手に取り、一気に読了、ガツンとハマッた。酒と麻薬に溺れる私立探偵物語は数多いが、ここまで自堕落な主人公も珍しい。しかし、その影にちらりとみせる哀愁と芯の通った男気の意地、刹那さにはグッとくる。今回はハデなアクションも見もの。著者の簡潔だが、独特の視点でストーリーの細部を浮き立たせる文章がいい。訳も申し分ない。 ラスト、大自然豊かな故郷への思慕を背負う中年男の哀愁が心にしみる。文句無く★5つ。 | ||||
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ハードボイルド扱いで出た邦訳としては、三作目にあたり、ミロドラゴヴィッチものの二作目。前作「酔いどれの誇り」が大傑作だっただけに、相当の期待を持って読み始めたのだが、見事に肩透かしを喰った。まず、アクションが過剰。この傾向はこの作品以降も続くが、本作ではとって付けたような感じが拭えない。また、社会悪の摘発、という大きなテーマは、クラムリーの資質には合わない気がする。勿論、読みどころもいくつかあって、インディアンの女酋長やら、妙に可愛い女麻薬商人やらの、登場人物の描き方はかなり上手い。だが、全体的に見ると・・・うぅん。 | ||||
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