劇場の幽霊。屍肉を掘り出す少女。

コミカライズも決定した人気作『復讐は合法的に』シリーズ続巻！ 美貌の合法復讐屋・エリスは様々な依頼を受ける。

大都会シカゴの刑務所に、移動も無害化も不可能な超大型爆弾が仕掛けられた。

古代の夢の地で殺人事件が！ 大学の移転予定地から装飾古墳が発見され、話題に。

2006年、J・D・カーの生誕百周年の記念祭に伴い日本に上陸した幻の本――とある未解決犯罪実録集に、カーが解決を示唆する走り書きを残したことによって『カーの設問詩集』と呼ばれている一冊だ。

ビーバーイーツ配達員として日銭を稼ぐ大学生の「僕」は、注文を受けて向かった怪しげなレストランで、オーナーシェフと出会う。

楽屋から抜け出すことができたのはだれだ?船上での窃盗、電車での殺人未遂、舞台上の変死…。

宇野久美子はアパートを引き払い、和歌山に帰ると周りに告げていた。しかし、それは自身をこの世から消し去る演出だった。

札幌のデパートに勤務する吉田は、中年の男性にひとめぼれしました。あとは、まっしぐらです。

田安徳川家の御曹司でありながら、身分を隠して同心見習いとして働き、江戸の町の平和を守るべく奮闘する徳川竜之助。

老いを感じる男の人生の陰影を描いた傑作長篇 心が通わない妻と放蕩息子の間で人生の空しさと焦りを感じる紙屋新兵衛が、薄幸の人妻おこうに想いを寄せ、深い闇に落ちていく。

ホックといえば、誰もが、個性的な名探偵たちを思い出すことだろう。

重病の父のために国連での仕事を辞め、新たに翻訳会社を立ち上げたニコール。

渓流釣りを楽しんでいる私の前を、若い女の射殺死体が流れていった。

クリスマス商戦のさ中、デパートのおもちゃ売り場でアルバイトをする十九歳の女性テレーズは、美しい人妻と出会う。

私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。

不可解な謎と論理のアクロバット。

第26回松本清張賞受賞作 大阪で与力の跡取りとして生まれながら、家が明治維新で没落したため幼いころより商家に丁稚奉公に出された錬一郎は、それでも士族の誇りを失わず、棒きれを使って剣術の真似事などをして周囲の人間から「へぼ侍」と揶揄された。

二年前、目の前で発生した交通事故で親友・瑠璃を失った小谷桃花。

念願叶って捜査一課の刑事に抜擢された七夕菊乃は元アイドルという経歴のせいでお飾り扱い。

音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、聴き屋だからこそ真相に気づけなかったエピソードを描く「恋の仮病」、美少年タレントの謎の行動の理由を探る「

マルコ・シリーズ６の本書はメキシコを舞台にマルコと日本人科学者の強烈な死闘を描く。

卒業単位欲しさに訪れた研究室で俺を迎えたのは、目鼻立ちは整っているが、異様なまでに不機嫌な少女だった。

北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。

後藤ゆみと名乗る女が伊豆・河津七滝のK旅館に宿泊した 。

ストックホルム郊外で磔にされた男の全裸体が見つかった。

首なし死体がすべての始まりだった。 警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。

その船は突然、深海へ消えた。 沈みようがない状況で――。

ギター製作の名手を捜し、スペインの小さな村パロマレスを訪ねた日本人の古城。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

イギリスの刑事クリス・ブロンソンは遠く離れた異郷の地、北アフリカはモロッコの首都ラバトに出張していた。

梅雨の季節。

留守中に部屋を荒らされた七浦陽子は一人暮らしの二十代女性。

悪党が殺された。 疑われたのは、最も立場の弱い技能実習生だった。

見合い話に苛立ち、後輩の若さがふと眩しい美也子の淡々とした日々に鳴り響く謎の電話。そして一年が過ぎて…「恋愛小説」。

一九三八年、チェイスの処女作である本書の登場で、本格推理王国のイギリスに、はじめてハードボイルド派が誕生した――富豪令嬢を誘したギャング、この獲物をねらう第二のギャング、冷酷無惨な殺し屋にタフな私立探偵、性と倒錯と非情……ハードボイルド派の

いざ、決闘の地へ! 児玉清氏の愛読!「心のウサは見事に晴れること間違いなし!」 浦上三番崩れの苛烈なきりしたん狩りを見せつけられた藤之助。

昭和2年。稀代の博物学者である南方熊楠のもとへ、超心理学者の福来友吉が訪れる。

――この店を訪れたということは、あなた怪談をお持ちですね? 『幽落町おばけ駄菓子屋』の著者による、震撼率120%の冷感ホラー! 東京の臨海都市・綿津岬への引っ越しをきっかけに、怪現象に悩まされるようになった雨宮志朗。

江戸中期、勘定奉行の荻原重秀が財政立て直しに辣腕を振るった陰に、四人の猛者がいた。

家族の気持ちがバラバラな若菜家。その中を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。

“奇跡の男”八木剛士の周辺で何故か頻発する怪事件。女子高生の首吊り死体が発見され、無差別放火事件が連続する。

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。

連続ドラマ「ネメシス」の第七話脚本協力+オリジナルストーリーに実力派著者が挑む! 失踪したアンナの父の手がかりを探す探偵事務所ネメシスの前に垂らされた一筋の糸。

ジェフリーは、ベトナムでの活躍で名をはせた報道カメラマンだったが、今はおちぶれてマンハッタンの片隅で夜景写真を撮っていた。

少女は白いドレスを着て、緑の絨毯の上で待っていた。草いきれすらも、心地よい。

2000年の悲願を叶えるべく野望に燃える秘密結社、その名は“無名の九賢”―紀元前のインドを治めたアショーカ王に由来する組織だ。

第一次世界大戦に敗れたドイツ。極端なインフレと共産主義との闘いで混迷するなか、退廃的な文化も爛熟を深めてゆく。

九十キロを越す巨体、無作法、口の悪さは超一級―そんな型破りの“アンチ・ヒーロー”、ダルジール警視は、その桁外れの魅力でミステリ・ファンの圧倒的な支持を受けてきた。

悩める人々に文学作品を処方する読書セラピーを始めたヴィンチェ。彼のスタジオの階下の女性が失踪、状況証拠から夫が疑われる。

〜どうしても許せない!/証拠不十分。

流産した哀しみの中にいる夫婦が捨て猫を飼い始める。

江戸の隅田川沿いにある旅篭“雪月花”では、女将・里緒や番頭の吾平、それに女将たちと懇意の南町奉行所定町廻り同心の山川隼人までが、ひそひそと話をしている。

仕事では成功しても離婚の危機に直面する弁護士のドイツ人夫妻、バルバラとラルフ。

主人公夕夏は複雑な家庭環境の中で育つ。進学先を定時制高校に決め、自分の力で生きる道を選んだ。

関空にハイジャック機が着陸!厳戒態勢を嘲笑うかのようにハイジャック犯は日本政府に要求を突きつける。犯人はなにを狙うのか。

毎週月曜と木曜、午後三時にスイスの巨大銀行USBの電話が鳴る。声の主は麻薬密輸王、目的はマネーローンダリング。

初めて聞く母の声、初めて見る父の姿。そこで少年が出会った四日間の奇蹟。

昭和十七年の奥多摩。青年久世圭介の恋人が強姦惨殺された。

酷くなる一方の息子の家庭内暴力に、このままでは妻が殺されると感じていた町野は、ふと頭に浮かんだ自分の発想に慄然とした。

彼女は力をこめて、男の股間に膝を突き上げた。男の顔が血の気を失う。

永遠の脇役である私と、眩しすぎる彼の、人生を変える青春物語。

子育て幽霊に鬼子母神、怪談とも縁の深い「母」に纏わる怪異、空恐ろしき体験と追憶、不気味な事件を集めたエモ&ガチ怖な怪談集!

「第２回論創ミステリ大賞」受賞作の書籍化！　大手デベロッパーのエースだった吉沢は、プロジェクト失敗の責任を負わされて左遷。

1942年、第二次世界大戦下。

十津川班の西本刑事が、少し古風な感じのするOL早川ゆう子に恋をした。

雪の上の不可思議な蹄の足跡を追う一行は、野原の真ん中にたつ大木の枝にぶら下がる男の死体にたどり着いた。

不可能興味満載で本格推理ファンに挑む!2005年度『このミス』3位に輝いた“幻の探偵作家”待望の第2弾。

東京・江東区のマンションで殺人事件が発生、現場のテーブルの上には、ベネチアングラスが置かれていた。

黒い水中眼鏡をかけた女が、精神科医の前にあらわれた。ある朝、突然目が開かなくなってしまったという。

カフェばかり狙った連続放火事件が発生。

文政９年正月。今年こそは平穏な日々を送りたいと願う小籐次のもとに元日早々、藤藩の近習頭・池端が訪ねてくる。

ヒッチコック映画「第十七番」の原作小説、待望の初邦訳! ――結末を知って読めば、おそらく一度目に見落としていた見事なまでの伏線に気づけ、感心することしきりだろう。

――社内で自分を見る目が変わったと思う。陰口も耳に入ってきた。

木曽山中の旅籠に泊まり合わせた男女学生達の間で起きた毒殺、房総の海に浮かぶボート上での不可解な刺殺、シンガポールの農園で発見された売れっ子芸妓と猿の変死体の謎……地方や海外等の旅先で出来した妖しく凄惨な13の殺人事件。

佐賀市内のホテルで学生テニス選手権の優勝者・小田垣悦也が撲殺された。

作家デビュー30年×実業之日本社創業125周年 貫井徳郎文庫作品 連続刊行プロジェクト 第３弾　 貫井徳郎史上 最も切なく 悲しい誘拐事件 スリルと感動のどんでん返しミステリ！ 警視庁を震撼させた 世紀の誘拐事件の真実とは？ 元警察官の辰司が、隅田

ニューヨークの私立探偵リディアと相棒のビルは、仕事で香港を訪れていた。

人を殺し、育った修道院兼教護院に舞い戻った青年・朧。なおも修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せ、冒涜の限りを尽くす。

1980年、東京で一人の女性が失踪した。名前はリサ・カントリーマン。

破綻寸前に追いこまれた大手生命保険会社・清和生命。

私たちは、家族になれるのだろうか。 故郷に帰った私を待っていたのは、母の駆け落ち相手の息子だった。

夢の中にある世界〈不思議の国〉の住民である蜥蜴のビルは、砂漠を彷徨う中でドロシイと名乗る、案山子とブリキの樵とライオンを連れた少女に助けられる。

小規模なテロが頻発するようになった日本。

職場でも家庭でも疎外される私の“安息の場所”は?新堂冬樹が贈る最悪のホームドラマ。

北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。

真冬のチャイナタウンの美術館から貴重な磁器が消えた。

1978年6月。ナディアは著名な作家のシスモンディに、友人・矢吹駆を紹介する。

ホストのコウは焦っていた。ナンバーワンは引き抜かれ、オーナーは病に倒れ…。

4年前に起きた暴行事件。早期釈放された加害者の男を探る、女性州検事と被害者の元夫。

「才能を持った人間なんて、実はたくさんいる。でも、天才は違う。

仕事ぶりと美貌を買われ、大学病院から湘南老荘病院に引き抜かれた看護師の深沢理恵。

非情なギャンブラー、タウンゼンドは、世界的なメディア企業を次々に傘下におさめていく。

都会の喧騒を離れ田舎に家を買ったブレイクモア夫妻。そこに、隣人のダンが忠告にやって来る。

父の行方を捜してほしい、石神探偵事務所に現れた中井田は切り出した。

日本帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の戦艦「武蔵」――厖大な人命と物資をただ浪費するために、人間が狂気的なエネルギーを注いだ戦争の本質とは何か? 非論理的“愚行"に驀進した“人間"の内部にひそむ奇怪さとはどういうものか? 本書は戦争の神話的象徴である「武蔵」