すべてのものをひとつの夜が待つ
- クローズド・サークル (178)
- 孤島 (123)
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建築探偵 桜井京介シリーズの著者の作品で、題名にひかれて手に取りました。 古い奇矯な館に隠された呪いのダイヤ、集められた相続人とそのパートナー達、 館に秘められた暗い歴史とその謎。 練られた道具立てを使って、最後まで読み手を飽かさず物語に引き込む著者の 力はさすがです。 けれど今回は、館の薀蓄、組み込まれたトリック、人物の感情、どれにも完全には 浸れずたいへん魅力的な話なだけに物足りなさを感じました。 しかし最後は、暗い話ながら少しの希望が持て、それが心に残ります。 同じひとつの夜を見た者にとって、 その夜を越える道筋を示してくれる話です。 余談ですが、個人的には衣装がジャージでなければなぁ…と思いました。 | ||||
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建築探偵 桜井京介シリーズの著者の作品で、題名にひかれて手に取りました。 古い奇矯な館に隠された呪いのダイヤ、集められた相続人とそのパートナー達、 館に秘められた暗い歴史とその謎。 練られた道具立てを使って、最後まで読み手を飽かさず物語に引き込む著者の 力はさすがです。 けれど今回は、館の薀蓄、組み込まれたトリック、人物の感情、どれにも完全には 浸れずたいへん魅力的な話なだけに物足りなさを感じました。 しかし最後は、暗い話ながら少しの希望が持て、それが心に残ります。 同じひとつの夜を見た者にとって、 その夜を越える道筋を示してくれる話です。 余談ですが、個人的には衣装がジャージでなければなぁ…と思いました。 | ||||
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「閉鎖空間の悪夢/館ミステリの真髄!」という帯のキャッチコピーに誘われて読んだ。 「孤島の、外部との接触を絶たれた巨大な西洋館」、「集められたわけありの五組十人の男女」、「胡散臭い秘書」、「莫大な遺産相続の権利を得るため、十日という期限内に館に隠された巨大ダイヤモンドを探し出すこと」そして「次々に殺される参加者たち」。道具立てとシチュエーションはまさに本格パズラーのコードそのもの。 著者は本格パズラーというよりは、「18世紀イギリスで生まれたゴシックロマンスの筆法を意識して書いた」そうであるが、主人公の“俺”をはじめ、登場人物たちが若すぎることと、「謎」そのものとストーリー展開と一人称記述の文章そのものがいささか重厚さに欠けることと、なんといっても肝腎の「宝探し」がメインのストーリーになっていないことが残念だった。 「ゴッシクロマンス」なるのもがことごとく内包するという、読んでいてワクワクと胸躍るような「ミステリー、幻想、怪奇、ホラー、伝奇、冒険、恋愛」などエンターテイメント小説の要素がいかんせん消化不良で、著者の意図や意気込みが充分あらわされたとは思えなかった。 | ||||
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「閉鎖空間の悪夢/館ミステリの真髄!」という帯のキャッチコピーに誘われて読んだ。 「孤島の、外部との接触を絶たれた巨大な西洋館」、「集められたわけありの五組十人の男女」、「胡散臭い秘書」、「莫大な遺産相続の権利を得るため、十日という期限内に館に隠された巨大ダイヤモンドを探し出すこと」そして「次々に殺される参加者たち」。道具立てとシチュエーションはまさに本格パズラーのコードそのもの。 著者は本格パズラーというよりは、「18世紀イギリスで生まれたゴシックロマンスの筆法を意識して書いた」そうであるが、主人公の“俺”をはじめ、登場人物たちが若すぎることと、「謎」そのものとストーリー展開と一人称記述の文章そのものがいささか重厚さに欠けることと、なんといっても肝腎の「宝探し」がメインのストーリーになっていないことが残念だった。 「ゴッシクロマンス」なるのもがことごとく内包するという、読んでいてワクワクと胸躍るような「ミステリー、幻想、怪奇、ホラー、伝奇、冒険、恋愛」などエンターテイメント小説の要素がいかんせん消化不良で、著者の意図や意気込みが充分あらわされたとは思えなかった。 | ||||
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読書後、最初に思ったことはもったいないなあ・・・。これだけしっかりとした下地があり、個性的な登場人物が揃っているのに、話の進み方があっさりしすぎていて物足らなさを感じました。館の情景、一族の過去はありありと判りますが、人物の背景がうすい。途中から犯人はこの人だと解ります。その犯人が何故これだけの殺人を起こしたかという部分で私は、もう少し背景を濃く残してあったらなあと思いました。 | ||||
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