アベラシオン
- ヴェネツィア (11)
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母の希望で購入しました 満足しているようです | ||||
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いかにも篠田真由美らしい筋立てだと思う。伝説に包まれたイタリアの一族、怪しい性格の登場人物、六本指の殺人犯、それとは裏腹に現代的な科学の残酷な登場、切なさのある結末。それに、その中に1人現代的感覚の日本人女性が放り込まれているところも、実にらしいと思う。 天使の伝説も、イタリアの名前の響きの美しさも良かったし、異国の宮殿を実際に見ているような描写も良かった。それに何より、私は芹が好きだ。 六本指というところが差別ではなく、ハプスブルクという高貴な血筋との結びつきを暗示しているところも、面白い視点だと思う。秀吉も六本指だったことが日本の歴史書に書かれていないというのは、特別視されていなかったのだろうか? 権力者を慮ったとしたら、その後の批判勢力に書かれそうなものだが。 芹は神代教授の姪に当たるようだが、建築探偵本編よりも、イタリアなどに飛び出してしまった方が、篠田真由美は面白いと思う。私は「琥珀の城」と「祝福の園」も気に入っている。 | ||||
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あくまで上巻までしか読んでいないので、この後、最後まで読んだら感想も変わるのかもしれません。 ただ、ここまで読んで感じるのは、見事なくらいに主人公の女性に共感(または感情移入)できないということです。 殺人かもしれない場面を目撃し、しかもその犯人かもしれない人物から招待を受けて、ホイホイと付いていくとは…。 また、「天使のような美少年」との交流も、なんだか甘ったるい少女マンガかなにかのようで、正直、イラツキます。 もっとも、自分がこの作者の作風に合わないだけなのかもしれませんが。 ただ、作中で語られる様々な知識の羅列は、「イタリアでおきている事件」であるという雰囲気を盛り上げており、実質的に作品の核となっています。 さらに、主人公以外の登場人物のアクが強く、特に「城主の友人」たちはキャラがたちまくりです。 終幕に向けて、事件そのものがどうなるか期待したいところです。 | ||||
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読み始めは引き込まれたのですがナチスが出てきてから皆川博子氏の「総統の 子ら」と比べてしまい私にはどうしても見劣りしてしまいました。途中から登場人物の設定が不自然で最後は多少驚かれされましたが正直読後感はよくあり ません。ここ2冊は豪華な装丁で高い価格ですがそれに見合った内容ではないとがっかり。彼女にはノベルスサイズがお似合いです。 | ||||
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皆川博子氏絶賛、美しい装丁のゴシック風本格ミステリーということで期待したが裏切られた。不自然な設定、不自然な展開、連続殺人に巻きこまれているにもかかわらず優柔不断な主人公がとる不可解な行動。ラストも含め2段組660ページを通じて不満が残った。ナチ絡みでは皆川氏の「死の泉」という傑作があるが、濃厚な唯美・幻想味において共通性があるのでその種の世界が好きな方にはお奨めできる。 | ||||
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