桜の園 神代教授の日常と謎
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
桜の園 神代教授の日常と謎の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
篠田さんはこっちの路線開拓してもいいかも、と思いました。 西洋建築と美少年美少女の群れなすゴシックミステリではなく、 江戸っ子気質溢れる中年男性・女性を中心にした、ハートウォーミングご近所ミステリ。 前作のレビューにも書きましたが、耽美を狙ってない文章がクールで読みやすいし、主役が日本の中年男性だけあって、なんか興味深い。嘘臭く無いと言うか。 神代さんから語り直される蒼や京介は、なんかとても可愛いし。 このシリーズもっと続かないかなあ。 まだまだ読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建築探偵番外編というべき「神代教授シリーズ」の2冊目で、今回は中編が2つ。 表題作「桜の園」は、老女三人が住む「桜館」と呼ばれる古い館の中で、長い間眠っていた事件が明らかになっていく。 チェーホフの「桜の園+三人姉妹ならぬ三人の魔女」といった舞台の趣があるストーリー。 登場する三人の老女たちは、それぞれ個性的で、日本人離れした爛熟の香りが漂い、神代教授ならずとも「かなわねー」と、呟きたくなる。 前作でも登場した神代のかつてのライバル辰野が、京介の役割をつとめる。 「花の形見に」は、神代の亡母の秘められた過去にまつわるストーリー。 こちらには、京介、蒼、深春も登場して、いつもの建築探偵的な雰囲気が楽しい。 神代の姉にして養母の沙弥は、「桜の園」の三老女とは対照的に、老いてもすっきりと背筋が伸びて粋な下町の女。 亡母の墓に供えられる恋歌、消えた絵画、「桜の園」に登場のメイドの悩み事...という3つの謎が絡み合い、ストーリーが展開していく。 沙弥によって語られる幼い神代のエピソードが微笑ましく、神代教授ファンなら間違いなく楽しめる作品。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|