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桜の園 神代教授の日常と謎



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桜の園 神代教授の日常と謎の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

良かったです。続編希望

篠田さんはこっちの路線開拓してもいいかも、と思いました。
西洋建築と美少年美少女の群れなすゴシックミステリではなく、
江戸っ子気質溢れる中年男性・女性を中心にした、ハートウォーミングご近所ミステリ。
前作のレビューにも書きましたが、耽美を狙ってない文章がクールで読みやすいし、主役が日本の中年男性だけあって、なんか興味深い。嘘臭く無いと言うか。
神代さんから語り直される蒼や京介は、なんかとても可愛いし。

このシリーズもっと続かないかなあ。 まだまだ読みたいです。
桜の園   神代教授の日常と謎   (カドカワ・エンタテインメント)Amazon書評・レビュー:桜の園   神代教授の日常と謎   (カドカワ・エンタテインメント)より
4047882089
No.1:
(4pt)

神代ファンなら是非!

建築探偵番外編というべき「神代教授シリーズ」の2冊目で、今回は中編が2つ。

表題作「桜の園」は、老女三人が住む「桜館」と呼ばれる古い館の中で、長い間眠っていた事件が明らかになっていく。
チェーホフの「桜の園+三人姉妹ならぬ三人の魔女」といった舞台の趣があるストーリー。
登場する三人の老女たちは、それぞれ個性的で、日本人離れした爛熟の香りが漂い、神代教授ならずとも「かなわねー」と、呟きたくなる。
前作でも登場した神代のかつてのライバル辰野が、京介の役割をつとめる。

「花の形見に」は、神代の亡母の秘められた過去にまつわるストーリー。
こちらには、京介、蒼、深春も登場して、いつもの建築探偵的な雰囲気が楽しい。
神代の姉にして養母の沙弥は、「桜の園」の三老女とは対照的に、老いてもすっきりと背筋が伸びて粋な下町の女。
亡母の墓に供えられる恋歌、消えた絵画、「桜の園」に登場のメイドの悩み事...という3つの謎が絡み合い、ストーリーが展開していく。
沙弥によって語られる幼い神代のエピソードが微笑ましく、神代教授ファンなら間違いなく楽しめる作品。
桜の園   神代教授の日常と謎   (カドカワ・エンタテインメント)Amazon書評・レビュー:桜の園   神代教授の日常と謎   (カドカワ・エンタテインメント)より
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