英国情報機関内にどうやら「もぐら=二重スパイ」がいるらしい。

人類史上最悪の危機、宇宙ステーション爆破!!420トンの巨大な塊が天から降ってくる。

「なぜ人間は人間を殺すとあんなにも動揺するのか、動揺しない人間と動揺する人間の違いはどこにあるのか、どうして殺人の感触はああもからみつくようにいつまでも残るのか」―死への恐怖、悪意と暴力、殺人の誘惑。

刑事を辞め、八雲と心霊専門の探偵を始めた後藤に持ち込まれたある相談。

台湾プロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために殺しを重ねた加倉は、逃れ着いたイタリアで殺し以外なら仕事を選ばない何でも屋「暗手」として生きていた。

中禅寺洲齋、幽霊騒動に挑む。歌舞伎舞台のために書き下ろされた長編小説! 時は江戸。

本所深川をあずかる回向院の旦那こと、岡っ引きの茂七が、下っ引きの糸吉、権三とともに摩訶不思議な事件の数々に立ち向かう。

故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。

同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。

14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。

杉原爽香、二十二歳の夏。

甘美な恐怖と戦慄の世界へようこそ――。

1枚の贋作、3枚の真作に描かれたゴッホの「顔」の謎を解く…闇に満ちたゴッホ像に新たな光をあてる渾身のノンフィクション!日本推理作家協会賞受賞第一作。

リズは最愛の姉レイチェル失踪の知らせに愕然とする。牧師の姉が理由もなく自分の教会からいなくなるはずはない。

父親の工場が倒産、高校も停学中の中井ケンジは、廃屋で謎めいた少年ツキオと出会い、奇妙な事件に巻き込まれる。

女性弁護士カレンは犬の散歩中に死体を発見した。ただちに美人警部補ハンネとサンド警視正が捜査にあたる。

戦時、満洲で莫大な資産を築いた牧良介。いまは山奥で隠居生活を送る彼の還暦祝いに、親族や客人は集まっていた。

この世には、理解不能な神々が引き起こす超常現象がある。

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。

北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件―不審な動きが目立つ宗教団体クルパジャ。

レプリカとオリジナル。ナオと素直。

【お題】コロナ禍で変わる新しい恋愛を描け──。

１２歳の春。東京出身の宮田佳乃は、家庭の事情で北海道にある中高一貫の女子校に入学する。

ここから出て生きていける可能性があるなら、それが藁だとわかっていても、俺はすがるしかないんだ。

大人気シリーズ「パスワード」の新装版！　大人気シリーズ「パスワード」の一冊目を、新しい設定に変更してリニューアル刊行します！　本格的な推理と楽しいパズルがいっぱいです！

花形事件記者が何の因果で美術記事など書くはめになったのか。しかも今度はインテリア雑誌の編集ときた。

私立探偵・畝原の受けた依頼は、些細なマンションの苦情だった。

7年ぶりに「盛綱陣屋」への出演依頼を受けた中村雅楽。しかし、子役の演技が気になる雅楽は、なかなか出演を承諾しない。

獄中の男に復讐は可能か!? 18歳当時、5人の女性を強姦した上で殺し、死刑判決を受けた希代の殺人鬼・穂積壱郎。

東京のホテルで宿泊客の男が殺され、彼をホテルに紹介した大学教授も行方不明になった。

ロンドンの名門クラブ、“ドローンズ・クラブ”は、イギリス中のお気楽な紳士たちで今夜も満員。

他人の強い思いをビジョンとして視ることのできる少女クララは、ある日を境に若い女たちが傷つけられる不吉なビジョンを頻繁に視るようになる。

時は1931年、アメリカでは禁酒法がいまだ幅をきかせていたころ―ケンタッキー州の田舎町マーレットを、フランク・ロイドという男が訪れた。

エイルフォードの小村で牧師の夫と幼い息子と三人で暮らすフェイス。

京都上賀茂にある通称「牡丹屋敷」。広大な庭には、約八十種、三千株の牡丹が、色とりどりの花を咲かせていた。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

迷宮と迷路は混同されがちだが、構造も、意味も全くの別物である…。

ある時、夜中に高野は、半睡半覚で気がつくと腕が伸びていた。腕は壁を抜けて自宅の外まで達し、なにかを掴んだ「腕の魂」。

ヴィクターには或る恐怖症があった。

ミステリー作家の石岡は女子大生の里美に誘われて英会話学校に通い始めた。

進々堂。京都大学の裏に佇む老舗珈琲店に、世界一周の旅を終えた若き御手洗潔は、日々顔を出していた。

文学部四号館の四十四番資料室。そこに収められる膨大な文献は、絶対城の師匠であるクラウス教授から引き継いだものだった。

深夜帰宅中、変質者にナイフを突きつけられた三枝英子は見知らぬ男性に救われる。

「推理はしないんです。彼は」。

「財産はすべて隠し子にゆずる」。遺言に動揺する名家で、娘夫妻が殺害される。

ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。

KGBスリーパー養成所元教官は、不遇だった。西側に潜入した教え子たちが次々に発見されたのだ。

暴力団会長の一人娘の護衛を任された新道依子。

メアリ・ラッセルがシャーロック・ホームズに初めてあったのは、1915年、サセックスの丘陵でだった。

良家の若妻・真樹子は、そろそろ1歳の娘と朝の時間を優雅に過ごしていた。

過去十年間フランス警察を手こずらせてきたリュパンは、今や一種の国民的英雄の観を呈するに至った。

教師のわたしにとって、雨降りの月曜日ほど憂鬱なものはない。

若い頃は無頼の限りを尽くして悪の道にはまりかけ、しかしいまは「赤鬼」の綽名を持つ南町奉行の根岸肥前守（ねぎしひぜんのかみ）。

友人の依頼で、幽霊屋敷の調査に乗り出すことになったナンシー。

平凡な毎日に飽きあきしているあなた、こんな観光ツアーに参加してみませんか?目的地は、不気味なイグアナや怪しい原住民が跋扈する、深い密林に包まれた南米バナナ共和国。

左近の想い人であるお琴に、思わぬ話が持ち上がった。

物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。

「私は保険金をかけて姉を殺した古木保男に必ず復讐する」との手紙を残し、井関ゆきは十和田へ向かった。

胸を撃ち抜く衝撃のラスト!日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

暴力をふるうようになった恋人と別れたい(「泥棒猫貸します」)。

「大事なことを三つ言っとく。緊急時は非常停止ボタン。

1904年に発表されたチェスタトンのデビュー長編小説、初の文庫化。1984年、ロンドン。

事故で急死した夫の思い出を胸に、エリザベスはもうじき初産の時を迎えようとしていた。

幼少の頃から、自分だけに見える幻覚「蛞蝓女」に悩み続けてきた女子大学生・芽衣。

作家を志し同人誌を作る六人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。

屋敷の一室で女主人の遺体が発見された。心臓を貫いた弾丸、傍らには被害者の指紋がついたリボルバー。

時は天正6年。

民間傭兵派遣会社EEの仲間たちの前から完全に姿を消したプロフェットは、地の果ての砂漠で核物理学者の娘の保護をしていた。

大財閥永山家の屋敷には、女当主・志津の70回目の誕生日を祝うため、家族が続々と集まっていた。

あの夏の夜のことは忘れられない。挑発され、怒りに駆られてナイフを握った。

音もなく小兵衛の前に現れ、「秋山先生に勝つために」、八年ぶりに帰ってきたとうそぶく役者のような若侍の正体は? 次々と道場を襲い相手を一撃のもとに殺していく魔性の天才剣士と秋山父子との死闘を描く表題作。

分からんのか? つまり、犬神家状態ってわけだよ。

本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。

五歳になる一人息子が工事現場の土砂で生き埋めにされていた！　いったい誰がこんな…。

圧倒的に痛快!!! スリリングな後宮×復讐ファンタジー開幕! 豚になるな。狼になるな。

満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。

大地震の被害を乗り越えた信太郎。しかし、美濃屋の総領として乗り越えなければならぬ大きな問題を抱えていた。

第17回ミステリーズ！新人賞受賞作ほか4編を収録 僕の姉は実話怪談作家だ。

〈響け! ユーフォニアム〉シリーズの武田綾乃、『あの日の交換日記』でブレイク中の辻堂ゆめ、『タスキメシ』『競歩王』などスポーツ小説でも活躍の額賀澪、『楽園とは探偵の不在なり』で話題沸騰中の斜線堂有紀、“若き平成のエラリー・クイーン"こと青崎

朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

嵐の去った早朝、湖畔で女性の全裸死体が発見された。遺体は最近莫大な遺産を相続した未亡人のものと判明。

1934年、ドイツ。

狩野永徳の落款が記された屛風「四季花鳥図」。

このままでは財政が破綻すると囁かれている極北市の市民病院に、極北大から派遣されてきた医師、今中良夫。

カラマーゾフ事件から十三年後。

アルゼンチンからの奨学生として、オックスフォード大学に留学した「私」は22歳。

警視庁の吉村刑事は、恋人とその友人・耀子夫妻と一緒にスキーに行った。

血盟団事件から五・一五事件へ。

巨額の煙草訴訟でメーカーに大打撃を与える重要証人を亡き者にすべく、世界でも超一流の暗殺者が雇われた。

ぼくは呆然としていた。目の前に、三十数年前に死んだ男の墓がある。

“ソランジュ”はニューヨークでも随一の高級フレンチレストラン。料理は、どれも一流の味。

マイアミ警察部長刑事ホウク・モウズリー、43歳。

小説『昏い天使』で新人賞を受賞した、フランス帰りの美青年作家・宗像冬樹は、予告した第二作『黄昏の館』を書きあぐね、酒浸りの日々を送っていた。

富士山麓に広がる青木ヶ原樹海。自殺の名所とよばれるこの場所で、左手のない首吊り死体が発見された。

新城朝子は、同じ敷地に住む有光社出版の雑誌編集部長・赤間静世から、社内旅行の誘いをうけた。

ベルリンのガイドで生計を立てる、美貌の男、カール。地方銀行に勤める平凡な会社員、昌明。

村が水害にあい、練習もままならない蜷谷高校・通称ニナ高の野球部。剛速球投手コーキも、日々その素質をくすぶらせていた。