冤罪で死刑執行されたはずの天才ハッカー・水城陸は沖田シュウと名前を変え、全世界的警察機構・広域警察の極秘捜査チーム“BUG”に与して生き延びていた。

三友商事の新入社員、中田栄子は、酒を飲むと超人的な能力を発揮する特異体質の持ち主。

ようこそカスミ荘へ! 愛情と秘密にあふれた日々をあなたにお約束します。

駆け出しの舞台役者・三枝彩乃は公演の稽古に励む毎日だったが、ある晩、母が急病で倒れてしまう。

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。

広島電鉄の若い運転士が路面区間で制限速度を20キロ超過する不祥事を起こし、処分を受けた。

小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。

東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。

本の中の世界を破壊する侵蝕者との戦いのため、転生したばかりの小泉八雲。彼は自らが黒く染まる不吉な夢を見ていた。

「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」―送信した相手は、かつての恋人。

男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子。若くも美しくもない彼女がなぜ―。

高校生の星哉は、片想いをしている。相手は祖母の経営するトランクルームの客で、年上の西条さん。

神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。

超絶的資産家にして日本皇室と英国王室の血筋をひく公爵令嬢、警察庁監察特殊事案対策官・西有栖宮綾子警視正は、今日も自家用オスプレイに弾薬(現金)10トンをぶちこんで出動する。

娘の無念を晴らしたい―伊地知耕介に連絡をしてきたのは元上司。彼の娘は28年前に惨殺され、犯人は不明のまま。

男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。

生きることに前向きになり始めた碧だったが、一方で相棒の桐島の元に不穏な影が迫っていた。

この冷たい世界に怯みそうになっても、二人でいれば大丈夫。だけど、荒れ狂う嵐の夜は、ある日突然にやってくる。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

ざまをみろ。父を殺したとき、そして、刺客を討ち取ったとき、北見重興が発した言葉。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

若だんなの父、藤兵衛が倒れた! 長崎屋の大黒柱の危機に、妖たちも大慌て。

探偵の迅人は、悩まされ続けている。悪質なストーカー、超絶可愛い女子大生・朝比奈うさぎに。

ぞっとするほど美しく、息を呑むほど恐ろしい。恩田陸の“最新型”がここにある。

越すか、越さぬか――。ここは人生の峠を迎えた者に決断を迫る場所。

継承される血と野望。

奇蹟を起こす「聖なる力」の正体を探れ。気鋭の言語学者が挑む『薔薇の名前』と並び立つ歴史ミステリ。

1968年、ソ連。

イギリス労働党に入党し政治家としての階段を上りつめていくサーシャ。

独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。

北日本のとある地方都市の一角に建つ、時間旅行者しか泊まることのできないなぞのホテル、「はなぞのホテル」。

死に至る「宝石病」を患う理奈は海の見える高校に転校してきた。

北尾実加、公私ともに超多忙! 名作『ふたり』の11年後を描く感動の続編。

もう一度だけ亡くなったあの人に会えるとしたら、あなたは何を伝えますか? 死者との再会を叶える使者「ツナグ」。

その死体は、三重の密室の最奥に立っていた。異様な形で凍りついたまま…。

架見崎。誰も知らない街。

時は昭和6年。

看板娘のお瑛と兄の長太郎が切り盛りする雑貨屋『みとや』。

江戸から明治へ。変わりゆく世に取り残されようとも、変わらない生き方がある。

無二の親友は確定死刑囚だった――。司法の裁きと救済の意味を問う、哀切の社会派ミステリ! 囚人に仏道を説く教誨師の顕真。

窓のない閉鎖空間に、対立する政治団体の男女が二人。

千三百年以上の歴史をもつ岐阜・長良川の鵜飼い。

西東京市に聳える時計山病院。十一年前の医療ミスで廃院に追い込まれたこの場所で、一人の看護師が転落死する。

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました―。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。

人工知能探偵・相以（あい）の驚異的な推理力に大敗を喫した以相（いあ）。

俺は二度と日の当たる場所には出られない―押収品のドラッグをくすねて停職になった刑事エイダン・ウェイツ。

人はなぜ、欺き続けなければ生きていけないのか。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

『西の魔女が死んだ』でのデビューから現在まで、25年の作家人生を映し出すエッセイ集。森を歩き、鳥を観る。

旅人は彷徨い続ける。文明が衰退し、崩れ行く世界を風に吹かれるままに。

マイアミに暮らす美貌のカリ・モーラは25歳。

東京荻窪の閑静な住宅街で、新婚夫婦が惨殺された。凶器は手斧。

ラヴクラフトは不遇のままその生涯を閉じた。

その男の死体が発見されたのは8月21日だった。「そうか、結局死んだのか」梨木刑事の記憶は少年時代に戻る。

あの夏、ぼくは「勇気」を手に入れた。稀代のストーリーテラーによる約3年ぶり、渾身の長編小説。

若だんなと長崎屋の妖(あやかし)たちが、不幸のどん底に!? 大人気「しゃばけ」シリーズ最新刊! 病弱若だんなの許嫁・於りんの実家から人がいなくなっちゃったってぇ! まさか一家で夜逃げ……? こんな一大事に、兄やの仁吉は嫁取りを強要され、しかもお相手は天狗の

石田三成は、何を考えていたのか? そこに「戦国」の答えがある! 秀吉の配下となった八人の若者。

男として生まれた。でも、あのおねえさんみたいな、きれいな女の人になりたいな――。

「神隠し――と云うより天狗攫いね。高尾山だし」 聞き終えた敦子は先ずそう云った。

高千穂の夜神楽の真っ只中で男性の首なし死体が発見された。一方宇佐神宮では御霊水の井戸に禍々しいものが……。

セバスチャン・ラッドはアメリカの大都市で開業中の“無頼の弁護士”。

「やっちまった…」応援し、投資までしていた異種混合格闘技の選手が、まさかの判定に逆上してレフェリーを殴り殺してしまう。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

憧れのハワイ、のはずが探偵はてんてこまい(泣。わが猫河原家の両親兄姉は、事件と聞くと興奮する推理好き。

甘すぎて、罪。 ついに告白――! ? 1年ぶりの最新刊は、刺さりまくる新展開。

人生にトキメキを与える大切なもの、それは酒、酒、酒、あとは、趣味じゃろがい!そのためには、そうだ、金だ。

婿養子の父親は懸命に働き、店の身代を大きくした。淫蕩な母親は陰で不貞を繰り返した。

16歳の天才ハッカー、水城陸。彼は560人が死亡した航空機墜落事故の犯人として冤罪の死刑判決を受けた。

楽しい遊園地デートになるはずだった杏那と優。しかし二人は突如別々の世界に引き裂かれた。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

「死のカルト集団」イスラム国(IS)のテロがアメリカ全土で勃発する。

忍び寄る危機を察知したルーマニア人ダルカは中国人の追っ手から逃亡を図るが、彼を見張っていた“ザ・キャンパス”要員も巻き込み大乱戦に。

古着大市開催の二日前。

成功も失敗も、かけがえのない記憶。だから会いたい、あの人に――。

北海道の過疎地域にあるバトラー病院は深刻な困難に直面していた。

西荻窪のシェアハウスで暮らす、葵、美緒、礼菜。

魔が差したのだ。術後の昂揚した気分が引き起こしたまちがいは、女医柿沼東子を奈落へ突き落とした。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

アメリカ政府の機密漏洩をにおわす不可解な事件が続発する。

オンライン詐欺で捕まり、出獄したルーマニア人ダルカは、ネット調査会社に勤めたが、インドの会社のシステムから手に入れたデータが途方もない「金鉱脈」だと気付く。

『いなくなれ、群青』、シリーズ完結編! 2019年9月、実写映画化! [主演:横浜流星、飯豊まりえ] 真辺由宇。

昭和と共に誕生し、時代の終わりに解体された日本最初期の集合住宅。

バブルのあぶく銭を掴み、順風満帆に過ごしてきたはずだった。

五年の在任中、署でも官舎でもぐうぐう寝てばかり。転任が決るや、別れを悲しんで留任を求める市民が押し寄せ大騒ぎ。

雑木林の小径を抜けて、肖像画のモデルとなった少女が山荘を訪れる。

「簡単なことだ。あたしを殺せばよろしい」と騎士団長は言った。

傷一つない死体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いたのか?特捜7のエース岬と、所轄署の“技あり”刑事里中が動き出す。

おしゃれして、好きなインテリアで部屋を飾って、(ブラックだけど)アパレル勤務 みきは憧れの〈女子的生活〉を謳歌していたが、ある日、マンションの部屋の前に不審な男が。

老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。２８歳独身、彼氏の気配なし。

都知事、狙撃―。新国立競技場で起きた事件は日本を震撼させた。

「都知事狙撃事件の真犯人、その正体は…」新聞社を辞め、フリーの記者となった天宮理宇の告発は、ウェブを介して拡散し、世論が動き始める。

「死にたいん―です」「なら死ねよ」。娘を亡くし、妻だった人に去られ、十五年勤めた会社を解雇された。

香川県琴平町にある日本最古の芝居小屋、金丸座。

上原頼音、22歳。職業、今日から警察官。

内田希、22歳、女警。飛び抜けて優秀な彼女には秘密がある―。

幼い恋心で男との約束を交わしたおせんは、過酷な運命に翻弄される。

私は時間を味方につけなくてはならない―妻と別離して彷徨い、海をのぞむ小田原の小暗い森の山荘で、深い孤独の中に暮らす三十六歳の肖像画家。

「わかりきったことじゃないかね」と誰かが言った。ある夜、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。