いもうと
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前作は本当に単なるファンタジーだったのか? いやそんなことはないだろう。確かにファンタジー仕立てではあったけれど、実加はいつも厳しい現実と向き合い、そして傷ついた弱い人たちのために必死で何かをしようとしていたのではないか。 11年たってもそれは変わらない。いや、その「変わらなかった」ことを作者は書きたかった。大人になって、「大人の事情」も山ほど出てきて、実加自身もつらいことをいくつも乗り越え、そして乗り越えたと思った矢先に仕事の面でも私生活の面でも大波をかぶることになる。 でも現実の人生って、そういうものだよね。大抵どこかのタイミングでとても大きな責任が予告なくのしかかり、さらに絶妙なタイミングで身近で大きな変化がおきて、右往左往するものなんだよね。 実加の場合は真剣に困っている人たちを「放っておけない。」 いつも自分のことは後回しにして自分の感情にもお休みしてもらって他人のピンチを何とかしようとしてしまう。実はそれは千津子だってちゃんと見抜いていた。本人は裏方の人生だって独り言ちていたけれど、実加の手助けによって気づく人もいる。前に進める人もいる。仕事だってうまくいくのだ。もちろん救いきれない人だっているけれど、でもそこで完全にくじけてしまわないところが実加のいいところ。 30年かかって、11年時計の針が進んだ。その理由はとてもよくわかる気がする。だってグズでノロマな実加のことだ(笑)、現実の3倍くらい時間が必要だったのだ。でもそれがゆえに、とても実加らしい実加を読んだ気がする。批判はもちろんあるだろうけれど。 巻末の中江有里の、彼女にしか書けない「祝辞」といってもいいかもしれない、は必読。面白いのは、前作「ふたり」が実にたくさんの実加たちを現実に育てたという事実。作者はそれを誇りに思っていいのではないか。天国の監督もね。 | ||||
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この続きはもう作られないでしょうし、前作の終わりのようにはならず、どちらかというとあまり不幸な展開にはならないような抑制気味に進んで行きハッピーエンドで最後を迎えるようにみえますが、最後に原点に戻っていくような描写がありました。最後まで読んでよかったなと思いました。 | ||||
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まさか1989年1月に発売された「ふたり」の続編が30年後に発売されるとは…。 当時、読んでいたのですが、内容を忘れてしまっていたので、もう一度「ふたり」を読み返してから、「いもうと」を読みました。 センチメンタルなファンタジーは赤川次郎さんの面目躍如ですね。 | ||||
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「ふたり」に心を掴まれて30年、まさかの続編に大変心躍りました。まさかまさかの内容でした。「ふたり」を読んだ後、このあとこうなったらいいなとら思い描いていたものとは全く違いましたが、それはそれですんなりと心にはいってきました。 | ||||
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赤川次郎さんが何を伝えたくてどういう意図で執筆されたのか…。 前作「ふたり」の原作も映画も好きで続編ということで期待せずにはいられませんでしたが、正直、読まなければ良かった。 前作から作中でも年月が経ち、多感な高校生とはとは感じ方も異なるだろうとはいえ、そんなことある?許せる?と納得いきませんでした。 赤川次郎さんの作品では良く「一生懸命頑張り周りから厄介ごとを押し付けられ、損な役回りだけど本人も諦めて受け入れてしまう」物分かりの良すぎる女性が出てきますが、実加もそうなってしまいました。残念です。 | ||||
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