名残の花



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初公開日(参考)2019年09月
分類

長編小説

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名残の花 (新潮文庫)

2022年09月28日 名残の花 (新潮文庫)

すべてに裏切られても、己を信じて生きる 江戸から明治へ。人々の哀歓を描く本格時代小説 ご一新から五年。花見客で賑わう上野の山に旧弊な士族の姿があった。かつては南町奉行まで務め、奢侈を厳しく取り締まり「妖怪」と呼ばれ嫌われた鳥居耀蔵その人だ。幽閉二十三年の末に目にした江戸は「東京」に変わっていた。明治を恨み、孤独の裡に置き去られた胖庵は金春座の若役者、滝井豊太郎と出会い、人生を踏み出していく。世の中に翻弄されても懸命に生きる人々を描く感涙の時代小説。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

名残の花の総合評価:8.83/10点レビュー 6件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

名残の花の感想

天保の改革ののち、歌舞音曲などを厳しく取り締まり市民を苦しめ「妖怪」とまで呼ばれた鳥居耀蔵。幽閉を終えて帰って来た江戸は東京と変わっていた… 
一新を経て世の中の変化に戸惑っていたのは鳥居のみならず、彼を取り巻く能役者も同じ。彼らの境遇がよく描かれており、当時を忍ばせる時代背景もよくわかる。
できれば、鳥居耀蔵が幽閉に至った取り締まりぶりが詳細に描いてあるとさらにその時代の混乱がわかったかも。
鳥居耀蔵を取り巻く能役者たちの奮闘ぶりはよかったが、耀蔵の「妖怪」ぶりに期待していたので、そのへんは物足りなさを感じた。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

ヤッツパリいいなぁ

最初は鳥居、、とー思いましたが、連作としっつたらー俄然興味が沸きました。さわだリズムが心地よい作品です。
名残の花 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名残の花 (新潮文庫)より
4101042810
No.4:
(5pt)

こころ温まる。

ご一新から5年を経た東京の町並み。
天保の改革で厳しい取締りを推進した鳥居耀蔵の晩年の佇まい。
能楽師、金春座の地謡方だった中村平蔵の内弟子との掛け合い。
江戸時代から明治へと時代は急速に近代化が進んでいき、その時の心模様を問いかけている。
時代の変化はあれど、そんな中で残すべき歴史や文化、伝統があると力説。
有形無形に関わらず、価値のあるものは次の世に残すべきだと。
”鬢髭を墨に染め”てでも若やぐがごとく。
名残の花 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名残の花 (新潮文庫)より
4101042810
No.3:
(4pt)

好感度の非常に悪い、主人公を敢えて取り上げて面白い。

田沼意次と並び、以前は悪く扱われた人物に焦点を当て、能楽と結び面白く読んだ。
名残の花 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名残の花 (新潮文庫)より
4101042810
No.2:
(5pt)

名残の花

名残の花
名残の花 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名残の花 (新潮文庫)より
4101042810
No.1:
(4pt)

お江戸の置き去り人

筆者には珍しく、江戸から明治にかけての小説。元南町奉行、鳥井耀蔵の晩年を、「彼らしく」物語は展開するが、維新と将軍の存在を理解しようとしないご隠居さんは、新しい江戸(東京)の変貌が面白くない。能楽師見習いの若者とその師匠とのやり取りで、幽閉されていた期間の大変革に戸惑いながら、奉行時代の正義感を発揮する。明治新政府の動きや、維新の立役者は登場しないので、明治初めの全体像はわからないが、幕府に保護されていた、能という伝統文化を守ろうとする市井の人達に共感しながら、時代の移り変わりを納得させられていく様は、いつの時代も同じであろう。古い権威と決別しなければならないという葛藤は、読んでいるものに共感を与えてくれる。
名残の花 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:名残の花 (新潮文庫)より
4101042810



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