落花
- 平将門 (7)
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全1件 1~1 1/1ページ
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「平将門」と「音楽」。この2つの異質なるキーワードが気になって本作を手にとった。兎にも角にも重厚な世界が広がり、戦のシーンに圧倒されるが、その中で琵琶の音色のみごとな描写、寛朝の将門に対する心の動き、また重厚な中に一種の清涼をもたらしてくれる傀儡女。そして終盤になるにつれて凄惨さを増してくる戦の血腥いまでの場面。当時の人々が何を思って生きていたか。読むほどにひしと伝わってくる思いがした。 | ||||
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直木賞を受賞した著者の作品は過去に2、3読んだことがある。「若冲」は別として「腐れ梅」の読後感は良くなかった。 本書は、平将門を題材としており、舞台も常陸、下野や下総とそれなりに土地勘もあるところなので、期待して読み始めたのだが、やはりどうも面白くない。やっとのことで最後まで読み終えた。 巻末には参考文献のリストが収められており、それを見ると相当な準備が投入されている。著者の経歴を見る限り、おそらく最近の歴史学の成果も反映されているのだろう。そしてテーマの選択も類書には見られないもので、悪くない。仏教と音楽という切っても切れない関係にある2つの存在が本書の基底に置かれている。 ところがだが、出来上がった作品は面白くない。仏教と音楽というテーマが、この時代の文脈ではそうとうにわかり難いもので、この歴史小説の読者を引き付けるためには、それなりの創造的な昇華を必要とするのだが、つまるところわかり易く消化されていないのだ。 将門の描き方も平板だ。周りの係累の抗争に無理やり引き込まれてしまった人物という扱いだ。最近の歴史学会の定説はそうなのかもしれない。ただこれでは本作品の中心人物たりえない。歴史的な人物でもある寛朝もあくまでも傍観者の域を出ないのだ。寛朝が東国に現れた理由もどうも一般読者にはわかり難い。 全編を通して流れる東国と都の対立というストーリーも平板なもの。そこに霞ヶ浦を根城とする自由な存在としての「傀儡女船」という新味を加えてみたのだが、最終的に出来上がったストーリーラインはよくわからない。戦闘シーンに至っては、驚くべきことに、残酷な描写がかなり頻出するのだが、その美的昇華への努力にもかかわらず、とばし読みになってしまう。 この著者の作品、また読むことがあるのかな。 | ||||
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中古で購入しましたが、申し訳ないほど綺麗でした。読みやすく、これからどう展開するのかが楽しみです。 | ||||
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有難うございます | ||||
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発売当初〜気になり読みたい!と思いつつ忘れてました。ひょんなことからご紹介頂き注文!対応が早く!丁寧な梱包で安心致しました。読むのが楽しみです。有難うございました。 | ||||
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僧侶から見た平将門。史料か古典にそんなものがあったような気もしますが、話は皇孫の僧・寛朝が色々良くない噂のある坂東で出会った正直な男・平将門と出会う事で始まります。 武勇に優れ下々の者から慕われる将門に寛朝も惹かれて行くのですが、一方でお人よしすぎるくらいの性格を利用され大乱の首謀者として祀り上げられていく姿を歯ぎしりするような思いで見つめるしかありませんでした。 | ||||
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