応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。

大坂の陣。幕府軍の攻勢を受け、豊臣家は存続の危機に瀕していた。

豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。

高級外車窃盗団を追う築地署の刑事・游二の前に、その女は立ちふさがった。

ついに姿を現した京の黒幕・下御門。 警戒する信平のもとに、江戸を騒がせる木乃伊の秘薬の噂が舞い込む。

僕は、死にかけると未来を見ることができる。

高校2年の夏休み。

秋津真白は、伯母・赤江神楽の遺体の前で目を覚ました。だが、全ての記憶がない。

引き裂かれた二人を繋ぐ、ノート一冊分の奇跡の物語。

外務省の役人が殺された。プロの犯行だった。

認知症専門病棟の医師・三杉のもとに、元同僚で鳴かず飛ばずの小説家・坂崎が現われ、三杉の過去をモデルに「認知症小説」の問題作を書こうと迫ってくる。

大江さんは判で押したような日々を送っている。六時に起きて、洗顔、朝食、新聞を読み、身支度を整える。

悔いてはいないが、そろそろ残された旅を急がなければならない。

高校二年生になった正太郎。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎は、江戸の町を騒がす女盗賊『ほたる火』を追っていた。

史上初、平壌郊外での殺人事件を描くミステリ文芸! この国に生を受けただけなのに、希望はどこにある―― 平壌郊外の保安署員クム・ヨンイルは11年前の殺人・強姦事件の再捜査を命じられた。

謎の赤い霧が、日本各地で発生する。そこでは日本征服を目論む真之悪太郎が放った鬼や魔物が暴れていた。

将軍家に献上する刀が、赤く怪しい光を放ち将軍・家重を襲う! 京嵐寺平太郎は"妖刀茶丸"を携え駆けつける。

ヒトと呼ばれた種が地球上から姿を消して、二百年が経った。

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。

薬物蔓延で荒廃するケンジントンのパトロール警官ミッキーは線路脇でドラッグ中毒者の遺体が発見されたとの報せに現場へ赴く。

曲がってはいけないY字路、見てはいけないURL、剥がしてはいけないシール……読み進めるほど後悔する、13の恐怖と怪異の物語。

「特ダネ ゴーダニュース」の社長・郷田とバイトの智己は災害現場へ突撃取材するが、なぜかいつも災害の陰に怪しい事件が! ブラックなギャグとダークな欲望が軽快に展開し、意表を突くトリックと鋭い推理もたっぷりの傑作ミステリ。

運命とは皮肉なものだ。大阪支社から東京本社に転任した雨宮の後を追うように移ってきたのは、由利子ではなく私だったのだ…。

怠惰な魔女と捨てられた幼子の不器用で愛しい共同生活。 町外れの森に住む魔女エリシア。

一つの身体に宿った“七人の僕”。曜日ごとに切り替わる人格のうち火曜日担当が僕だ。

ループする時間。助けたかったのは、誰? なんでこんなことに、って、みんな思っているよね。

「七人目」は去ったが、ロロニアという少女が現れ、またもや七人になってしまった六花の勇者たち。

8月24日午後4時、東都電力熊谷支社の鉄塔保守要員一名殺害。午後7時、信濃幹線の鉄塔爆破。

帰宅したマイホームに男女五人の全裸死体が。怖くて元気のでるミステリー選集。

巨大IT企業創始者が設立したオリバー・オコンネル財団は、探偵の才能者を掘り起こし、彼らに専門教育を施すことで真の探偵として犯罪抑制に寄与させる目的で、ネット上にミステリーテストを出題した。

あらゆる人間が一瞬にして黒い塊となった世界で、ヒトのままの姿で取り残された者の共通点は●●●だった……。

新商品センベイの草の根宣伝のため、東京下町でのボランティア活動に精を出す坂田には、ひそかな楽しみがあった。

因縁の人工島・野良間島を訪れた瞳島眉美。

丸一年、わたしには一人の依頼人もいなかった。

夏のコートダジュールを襲った惨劇。複数の死体を頭部、四肢、胴体と切断し、それぞれ縫合して街角に飾る猟奇事件が起きた。

泣いたのは、一度だけだった。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

――彼女のはなしは信じるな。

ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー 「 時間が巻きもどる 」 斬新なミステリー ! ! 10年前、親友の失踪をきっかけに故郷を離れたニック。

ハネムーンで“神々の宿る島”バリを訪れた容子は、小さな親切と引き換えに不思議なペンダントをもらった。

ボディガードの会社を経営するベネットは、実際の任務からは退いていたが、大物ヘッジファンドのオーナーからのたっての依頼で、その娘エルを直接警護することになった。

東和地所の専務から企業交渉人・鶴谷康に持ち込まれた相談は、関西の大京電鉄が社運を賭ける夢洲開発事業を巡るトラブル処理。

4歳のとき、目の前で父親が母親を殺害したのを目撃したエリザベスはすべての記憶を失い、生まれた町を離れた。

未踏峰への夢を息子に託す登山家の狩義之は、後援をやめると言う会社重役を撲殺、登り慣れた山で偽装工作を図る(「未完の頂上(ピーク)」)。

ナポリでも治安最悪の地区にあるピッツォファルコーネ分署で、汚職により捜査課に大量欠員が発生。

浪人生のくるみは「病み垢」で死にたいとツイートすることでストレスを発散していた。

妹のため殺人者となった兄!? 無実を訴える男のアリバイが崩れたとき、弁護人は……。

魔女の家系に生まれながら、魔法を否定して生きてきた歴史学者ダイアナ。

ハイチ国内に基地を持つ私設航空隊クチーヨスの支援を受け、麻薬の密輸を進めるメデジン・カルテル。

91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後妻に迎えていた。

バイト先の女子高生との淡い恋、転校してきた美少女へのときめき、年上劇団員との溺れるような日々、集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。

江戸城を警護する御鉄砲百人組の頭で、家禄九千五百石の筆頭旗本・横田真行。

君は僕を残していなくなる。僕は君を残していなくなる。

玉井タマ子は葬儀社の経営で5人の子どもを育てた。双子の礼子と智子はもう18歳。

“文化三年の大火”の江戸を舞台に描く。

脱出ゲームを最速でクリアせよ!! 名探偵にライバル登場!? ”最速の刑事”からの依頼は、殺人事件のアリバイ崩し! 被害者が殺害された時刻に、容疑者Aは遊園地の脱出ゲームに参加していた。

御留守居役を勤める五千石の旗本・坂東の側室綾乃は、坂東に酷い仕打ちを受けていたが、雪の降るある夜、意を決して家を飛び出した。

アイダホの核施設セキュリティ技師エアリアル・ベーンは、従兄サムの事故死により謎の古文書を相続したが、身辺に不可解な出来事が相次ぎ、周囲に対して不信をつのらせていく。

妻を犯したならず者・錠吉を殺して出奔した燐之助。

テキサス州のハイウェイ沿いの田舎町で、ふたつの死体があいついで発見された。

常に傍観者として、過剰なほどの興味をもって他者の人生を眺めて過ごしてきた小柄な老人、サタスウェイト。

冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われる。

別れた夫に背負わされた借金を返すため、故郷を離れてロサンゼルスにやってきたイソベル。

盗作疑惑が持ち上がる中、美人イラストレーターsacraが失踪した。

志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長。 スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送っていた。

「おばけは怖くありません。機械ですから」 彼女にはいくつかの優れた機能がある。

東京湾海底から回収された運転免許証三枚は、全て失踪中の若い女性のものだった。

ワーカホリック気味の独身刑事・舞田歳三は、高利貸しの女が被害者となった放火殺人を捜査することに。

江戸を騒がせた女盗賊・蛇の権六の首が忽然と消えた。その後、権六の亡霊による襲撃事件が多発。

息子を江戸大火で喪った丹州岡村藩主の松平丹波守直定が跡継ぎ候補として見出したのは、まさかの信平だった。

とびきりの謎、五連発、最凶の「禁止フェスティバル」開宴! しかも、切れ味は本格派! 熱狂的なカルトを生んだ深夜番組「放送禁止」。

この本がなければ禁止シリーズは生まれなかった――幻のデビュー作復刊! 受け取った人が次々と謎の自殺を遂げるというメールが高校2年生の津田楓のもとに届いた。

ある廃村に関する噂。 未解決事件の謎。

放火事件の続発するマサチューセッツの地方都市で、地元マイナーリーグ球団の選手が殺された。

「パレード」(山本周五郎賞)、「初恋温泉」、「自伝小説」(書き下ろし)など、初期の傑作短篇から永遠の名作まで、全13作品(単行本未収録を含む)。

探偵事務所への匿名の依頼は、あるホームレス青年の調査だった。 彼は穏やかで理知的な人物だが、社会に絶望していた。

幕府の練兵場から演習の最中、鉄砲十挺と設計図が盗まれた。

郊外の豪華な邸宅で暮らすグレース。ハンサムで優しい夫にも愛され、人は彼女を“すべてを手にした幸運な女”と羨む。

華麗、緻密、そして斬新、山村美紗のミステリー世界はどうやって生み出されるのか?秘密を公開。

「その結婚はおやめなさい。

獄中でユゴーの『レ・ミゼラブル』と出会い、犯罪をやめ警察官となったメルチョールは、カタルーニャ州郊外の町テラ・アルタで、富豪夫妻殺人事件の捜査に当たる。

雑誌記者の中山由加子は大学時代に親友の松原美加子に恋人の桐村を奪われ、その数カ月後、桐村は不慮の事故死を遂げた。

証券マン岩木和彦の前で、顧客が次々と殺される。第一の殺人のとき、彼にはアリバイがない。

朝吹和彦は、33歳、独身。四条にある宝石店の店長である。

分からんのか? つまり、犬神家状態ってわけだよ。

時代に先駆けてピル解禁を訴えていた女は――突然、姿を消した。

スピード狂の由兵衛（よしべえ）、歩く常識の喜美、恋愛現役のマツ、世話好きのサトのシルバー４人組は、サトの、孫・純子の取材ツアーに同行した。

芦屋のお嬢さま・醍醐玲子さんに、親友の悦子さんが恋人との駆け落ちを告白。

神戸で殺された女の人が、同じころ横浜に現われてたなんて…。ウソよ。

美術館爆破テロで母を亡くした少年・テオは、その時美術館から1枚の名画を持ち去った―レンブラントとフェルメールを結ぶ画家、ファブリティウスの「ごしきひわ」。

同じゼミの白井未央に、双子の姉・崎川真央とその夫を殺したと告白された江東烏有。

新宿歌舞伎町の外れで、金融ヤクザが金髪男にメッタ刺しにされた。被害者の財布に残された、手書きで綴られた数字のメモ。

静養を理由に、祖父母のいる海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺を散歩すること。