赤の女



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初公開日(参考)1984年01月
分類

長編小説

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赤の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

1994年08月01日 赤の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

出世の道を絶たれ、漫然と日々を送る英国領事官員のルウェリンに殺人事件の調査が命じられた。被害者は、名画の贋作で有罪となった男で、出所直後に謎の墜死を遂げていた。殺人の容疑は、護送中に死んだ贋作の共犯者デービッドの父親にかけられた。ルウェリンは、彼の無実を信じるデービッドの未亡人ホリーとともに真実を探るが…サスペンスの第一人者がスペインを舞台に贋作をめぐる謎をロマンスをからめて描く意欲作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

赤の女の総合評価:7.00/10点レビュー 2件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

うーん、私がスペインと合わないのか?!

前に読んだ「死の宣告」が面白かったので、この本も期待して読み始めたのですが・・・。
主人公と準主人公の会話についていけないし、その会話自体がさほど面白いとも思えず。
これは私が年をとったせいなのか、どうかは分かりませんが、ミステリー好きな方にはちょっとお勧めを戸惑うかもしれません。

あと一冊持っているので、もう一度挑戦してみます。

ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(4pt)

著者のスペインへの視点が面白い。

Amazonへ注文してある本が届くまでなにか在庫の本でも読もうと探していたらポーラ・ゴズリングの『ウィチフォード連続殺人』と『赤の女』の二冊が重ねて積んであった。
 まず巻末の解説の末尾に「ポーラ・ゴズリング長編リスト」が記してあり、本書が1983年の作品で『ウィチフォード連続殺人』が1986年の作品であることが分かった。
 本書が刊行されたのが1994年であったから、評者が読んだのが22年も昔であり、もちろん物語などすべて忘れている。
 本書の主人公がスペインの英国領事館員であることに興味を惹かれたので『赤の女』を読むことにした。
 マドリードの英国大使館で出世コースを走っていたチャールズ・ルウェリンは、40歳をむかえた今、なぜかアリアカンテに新しくできた領事館へ追放されていた。
 早朝上司のベーカーの電話にたたき起こされてこの物語は始まる。
 「ちょっとした厄介事」と、ベーカーがチャールズに頼んだ仕事は、英国で仕事を引退した富裕な人たちが多く住むプエリトリオという観光地で起きた事件であった。
 プエリトリオに住んでいた英国人レジナルド・パートリッジは退職した税務局員であった。
 そのレジナルド・パートリッジが殺人容疑で逮捕されたから領事館員の仕事をしてきてほしいというのがベーカーの言うところの「ちょっとした厄介事」であった。
 チャールズは、逮捕されたレジナルド・パートリッジの息子デービット(車の事故で亡くなっている?)の妻だったホリーと二人でレジナルドの容疑を晴らそうと奔走をはじめてしまう。
 ストーリー半ばからは、まるでヒッチコックの映画を観ているような展開で進むが、まぁ、ありきたりなサスペンス・ストーリーだと思いながらもスペインやスペイン人についてチャールズが薀蓄を語るところが面白い。
 ホリーが、「なんでスペインでは?」「なんでスペイン人は?」などと五月蠅くチャールズへ、なんだかんだと質問するたびに、会話の最後でチャールズが「いや、それがスペイン人さ」と毎度締めくくるから、ホリーが苛立つところなどの描写は、著者が英国人ならではの視点なのだろう。
 「スペインは、ヨーロッパではない」と本書のなかでチャールズは言うが、スペインは大陸の西端にあり、英国は大陸と海で遮られた島国であるから、スペインは英国よりヨーロッパに近いはずである。
 やはりスペインの歴史がスペインの国民性を培ってきたんだと本書を読み進みながら想像してしまったのである。
 国民投票でEU離脱を決めたのが英国なのだから、たかがフィクション・サスペンス物語であるのだが、スペイン人気質(英国人も)を少しだけでも著者の視点から覗うことができたから、ミステリーとしてだけでなく楽しく読み終えることができた。
 本書の訳者の秋津知子さんの翻訳も秀逸であったことも追記しておきたい。
赤の女 (ハヤカワ・ミステリ 1426)Amazon書評・レビュー:赤の女 (ハヤカワ・ミステリ 1426)より
4150014264



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