スーツケースの中の少年
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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年間100冊近くミステリーを読みますが | ||||
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旧友に頼まれコインロッカーから取り出したスーツケースには裸の少年が入っていた。ニーナ・ボーウ、看護師でこの物語の主人公。病院で意識を取戻したシギータ。脳震盪と左前腕の骨折。ほとんど酒を飲まないのに意識不明になるほど | ||||
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旧友に頼まれて駅のコイロッカーへ荷物を取りに行った看護師のニーナ。大きなトランクには裸の男の子が入ってきた・・・と言う衝撃的な始まりです。何の説明も受けておらず途方に暮れるニーナですが、看護師をしながらボランティアで移民や難民の保護活動を続けているニーナは男の子を何とか守ろうと奔走します。 | ||||
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北欧ミステリーに、また新たなヒロインが誕生した。あの「ミレニアム」と北欧のミステリー賞を争ったというだけのことはある、傑作ミステリーだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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タイトル通り。 あらすじは面白いのだが、主人公が自分の家庭を放棄してまで不法移民を対象とする人助けに奮闘するのが共感できない。 作中でも言われているように「家庭から逃避行するための大義名分」がそれなのだろう。 つまり危険な地へ赴いたり、法や手順を破って移民を助けことに燃えて家庭をおろそかにするのではなく、逆なのだ。 娘がブラジャーを必要とするような年頃なのにそれにも気が付かない駄目母なのである。 ストリーは面白かったが、このニーナという自己満足の主人公には全く共感できなかった。 | ||||
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合理的な思考の下に戦略的な判断を下せない人物が空回りをすることで、事態が拗れてしまうという話しでした。 明かされる秘密も特にありませんし、登場人物のほとんどがその様な人物である点以外に帯で謳われる様な"驚愕"はないし、"ノンストップ"という程でもありません。 また、動機を構成している事情に関して、どうしても矛盾をはらんでいるとしか思えない部分があるのですが、事件の根幹にも触れる重要な点なので、どうにもスッキリしない小説です。ガラスの鍵賞の候補として「ミレニアム」と余りにも掛け離れた水準です。 北欧ならではの社会背景も大して盛り込まれている訳でもなく、切実な問題提起にもなっていないので、無理矢理に話しを広げて物語を作った様な全体的にスカスカした印象でした。 | ||||
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北欧ミステリーの中でも珠玉の1冊。 物語はデンマークが舞台。 主人公が友達からたのまれて コインロッカーから重たいスーツケースを出したら 中に入っていたの裸の3歳くらいの男の子! なぜ??誰がこんな酷いことを?? 改めて、ヨーロッパって地続きなんだと思います。 経済だけでなく、犯罪でもやすやすと国境は超えて。 物語のそこそこに、デンマークの(日本同様に)難民を受け入れまいとする 政治への批判がみえかくれします。 大満足の1冊でした。 | ||||
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「そういうことか」なのですが、幼い命を思う必死さはいづこも同じです。 そこに北欧の社会の抱える問題が散りばめられています。 | ||||
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北欧+ドイツミステリをこのところ読み続けており、その一貫でキンドルで読みました。 いきなり友人の頼みでスーツケースを引き取る羽目になった女性主人公が、その中に全裸の少年を発見し、そのまま追っ手から逃げ続ける、という導入部分はあれよあれよと話が進み、一体なんなんだという感じだったのですが、その後、リトアニア等、旧東欧圏から流入する人々のこと等デンマークの現在の社会情勢が色濃く出ていて実に興味深かったです。思いもかけない現代的な背景が動機に隠れていたり、終わり部分に、さらに1つ謎が残るような部分もあり。読んでしばらく経つのですが、今思い返すと、10代の幼い娼婦と少年が泳ぐ場面の、北欧の冷たそうな海の色が浮かんでくるようです。 シリーズ物なので続きも楽しみ。北欧ミステリが好きな人にはお勧めです。 | ||||
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