死刑囚
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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スウェーデンのジャーナリストと服役囚支援者という異色コンビによる「エーヴェルト・グレーンス警部」シリーズの第3作。日本では2011年に刊行され絶版になっていたのが2018年に再文庫化された作品である。グレーンス警部のチームによる捜査より死刑制度に焦点を当てた社会派ミステリーである。 | ||||
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死刑廃止論者?みたいな流れがちょっと鼻につきました。 | ||||
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ルースルンド・ヘルストレムの2人の作品で邦訳されているものは3冊とも読みました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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エドワード·フィ二ガンの消炎反応は調べなかったのかな? 他殺に見せかけるトリックは、なぜ見破れなかったのか? 数々の疑問は残りますが、死刑囚の人を実際、死刑にする人々がいて、刑が執行されるんだという現実を再認識できました! 映画化するんだったら、ヴァ―ノン·エリックセンの役は、「真実の行方」のエドワード·ノートンがぴったりかもと、勝手に思いました! | ||||
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話の途中、途中で、「今ネタバレするの?」「この後の展開どうするの?」っていうようなドキドキワクワクで最後まで楽しんで読めました。 色々な登場人物が登場して、誰もがこの小説のタイトルの「死刑囚」に色々な立場から関わってきて、それぞれの考え方、人間性、登場人物の奥深さが伝わってきて考えさせれた。面白かった。 | ||||
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自分の子が殺されたら、、わかりません。でも、私はそれでも、たぶん、死刑は反対です。「殺すな」と言いながら、人を殺す罰はおかしい。この本には、死刑囚の背景が丹念に描かれ、考えさせられます。 | ||||
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スウェーデンで傷害犯として逮捕された男が、実はアメリカで死刑執行を目前にして死亡していた男だったというところから始まる社会派サスペンス。スウェーデン(EU諸国)とアメリカの、死刑制度や市民の死刑観の違いがメインテーマで、「謎解き」の要素は副次的。特に「後日談」的な部分は、そここそがミステリとしては重要なのだが、私にはとってつけたもののようにすら読めた。 これまで読んだ同じ著者の『地下道の少女(刊行順では『死刑囚』の次)』『制裁』『ボックス21』と同様、本作も読後の爽快感は皆無だが、とにかく読ませる。その緊迫感が、ティム=ロビンス監督、スーザン=サランドン、ショーン=ペン出演の映画『デッドマン・ウォーキング』を思い出させた。 それにしても、日本にいると、犯罪をよく知る主人公グレーンスたち警察官3人と検察官が異口同音に「死刑に反対だ」と言い、被疑者をアメリカに送還する(そうなれば間違いなく死刑になる)ことを阻もうとするところなど「へええ」である。 刑事司法での国際協力や外交と、各国の司法的な独自性との矛盾についても考えさせられる。日本は、米国と並んで先進国では稀な死刑存続国だから(アメリカは厳密には州によって異なる)、例えばオウム真理教のリーダーAが国外逃亡しEU内で逮捕されていたとしたら、本作のストーリーと同じように国際問題になったのだろう。果たしてそういう場合、EUはAを日本に引き渡しただろうか。 | ||||
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スウェーデンで重傷害罪で逮捕されたカナダ国籍の男が、実はアメリカで死んだ死刑囚だった。 この小説の前半は謎の男がどうやって生き延びてスウェーデンに来たかの解明にあてられるが、後半は死刑囚の送還を求めるアメリカの被害者家族とそれを阻止したい主人公らの暗闘が描かれる。 先ごろ日本で執行されたオウム真理教幹部の大量処刑にEU は抗議の意思表明をしたが、この本はEU 諸国民の死刑に対する価値観を知る上で有益である。彼らは建前ではなく本音で、国家が人命を奪う死刑が野蛮で許されないものと考えている。 死刑の手続きと執行の実態がリアルに描かれているのは、死刑は観念的なものではなく、まさに人を殺すことだと示すためだろう。この点、日本では死刑執行は徹底的に秘匿され事後的に公表されるだけで、「国家が人を殺す」ことへの生々しい実感が持てないようにされており、したがって、その非人道性や不条理についての議論が深まらないのである。 ただ、こうした死刑制度という重いテーマを扱うものとしては、小説の最後のとってつけたような不自然な後日譚(いかにも小説的ひねり)はなくもがなであり、星1つ減らした。 | ||||
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