ビーコン街の殺人
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正直がっかりしました。もう少し面白い作品かと思っていましたが、途中から結構容易に犯人と犯行動機が想像できてしまいました。最後まで読んでまさかとは思いましたが、本当にそのまんまで驚きました。犯行動機も他の本でありがちなものです。 | ||||
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戦前に抄訳されていた本格派ミステリー作家スカーレットのデビュー作待望の初完訳版です。著者ロジャー・スカーレットは男性名ですが、実はアメリカの女性2人による合作ペンネームです。本書は1930年に出版され、本格推理小説の黄金期に相応しい豪華な設定・魅力的な謎を含んだ傑作だと思います。詳しい筋書きに触れるのは避けますが、一癖も二癖もありそうな成金の被害者、社交界の花と呼ばれる華麗な貴婦人、密室状況での2つの殺人、呪いを呼ぶ西太后のペンダント、事件現場の見取り図、事件の起こった詳細な時間表、召使を除いた5人の容疑者、冷静沈着な名探偵ケイン警視と本格ミステリーのファンには堪らない趣向が目白押しになっています。事件の語り手でワトスン役の弁護士アンダーウッド、短気で手っ取り早く片をつけたがって四六時中イライラしているモーラン巡査部長に、常に礼儀正しく喜怒哀楽を表さないケイン警視のトリオが、少しハラハラさせられながらも絶妙なチームワークを発揮しています。本格ミステリーで必ず評価の対象になるトリックについては、密室の謎は水準といった所ですが、本書で何より唸らされるのが犯人を隠すテクニックです。まだ処女作でありながら、巧妙で玄人の奇術師のような手際の鮮やかさに驚嘆しました。原点回帰で久々に読むと古典小説は基本がしっかりしていてやっぱり良いなあと感服させられた、とても懐かしくて端正な味わいの一冊でした。 | ||||
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