ローリング邸の殺人
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ローリング邸の殺人の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
きれいな状態でよかったです。 ほしかった本なので助かりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
英米のミステリー黄金時代に活躍し本国アメリカよりも江戸川乱歩らを初めとする日本での方がより高く評価された推理作家スカーレットの第5作にして最後の作品の紹介です。著者ロジャー・スカーレットは有名な合作ユニット作家エラリー・クイーンと同じ女性版の2人組でありまして、昔は女性の推理作家は市民権を得ていなくて男性名で出版するのが珍しくなかったらしいです。名作「エンジェル家の殺人」他の長編5作はどれも高品質の傑作ばかりで、何故かわずか5作のみで筆を置かれたのが本当に残念でたまりません。本作はボストン警察の名探偵ケイン警視が病気療養で休職中に遭遇した事件で、警察の立場でなく一私人として謎めいたローリング邸に乗り込み、終始一貫して警視の視点のみで語られます。登場人物はシンプルで、病弱な屋敷の当主アーロン、不満を抱える妻サラ、サラの姉ジュリア、主治医グリーン、胡散臭い執事ランダー、当主の友人と名乗る男ジョンの6人で、ケイン警視が滞在中の夜に主人が突然死亡します。果たして死因は不慮の病死なのか、それとも計画的な殺人なのだろうか? 本書でケイン警視が遭遇する異常な出来事は全て事件に何らかの関係があり、そのひとつひとつの意味を正確に推理すれば真相に辿り着けますが、言うは易し行うは難しで恐らく十中八九無理でしょう。この犯人の企みは厳密に言えば、かなり僥倖の部分があり幸運に頼り過ぎる面はあるのですが、私はそこを非難するよりも著者が何が何でもやり遂げようとした遊び心と勇気を讃えたいと思いますし、最終章を読んだ方は誰もが薄氷を踏むような巧妙な綱渡りトリックの素晴らしさに驚嘆し完全に打ちのめされるでしょう。著者の作品は本格ミステリーを読み尽くした鬼のような方でも深く満足させられる見事なテクニックを備えた傑作揃いですので、全てのミステリー・ファンの方に読んで頂き再び脚光を浴びる日が来れば良いなと願っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雰囲気たっぷりの古い屋敷が舞台と言うだけでもうゾクゾクします。館の主の不審な言動、そして死。とりまく人物の思わせぶりな態度。たまりません。トリック自体は現代の感覚からすると、無理があると感じるかもしれませんが、構成は緻密だし伏線もあります。なによりこの犯人とんでもなく意地が悪いです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|