クラスでは目立たない存在の結佳。

地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく…ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在

織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。

獅子追交番に勤務する制服警官・長原が拳銃を持ったまま姿を消した。同期の耀司は獅子追への異動を志願、真相を探ろうとする。

「その日を死に番と心得るべし」との覚悟で幾多の合戦を生き抜いた藤堂高虎。

時間理論を応用してつくられた超高速移動機の内部に亀裂が発見された。そこからは別の時間、別の世界が覗き見られるという…。

一九九五年三月二十日、丸の内で起こった無差別乱射事件。

金庫破りのエリーは、陸軍のラムゼイ少佐から、国家のための極秘任務として北部のサンダーランドまで旅をするように指示される。

超小型ロボットを手がける民間企業で、二足歩行のマイクロマシンに人間が直接神経接続して操作する技術が生まれようとしていた。

私立探偵の真木は、実業家・磯村の依頼を受けて、十九歳の劇団研究生・乃里子の行方を捜し始めた。

フランスにある14世紀の遺跡で大学の歴史調査チームが発掘したのは、なんと現代製の眼鏡のレンズと助けを求めるメモだった。

今まで現実だと信じていたものが突然得体の知れないものへと変じ、日常生活に亀裂が生じたとき人は恐怖のどん底へ突き落される。

社会派ミステリー作家が放つ問題作 “ポリティカル・コレクトネス”をコンセプトにした警察小説の依頼を受けた、新人作家・ハマナコがたどり着く境地とは……!? 表題作「政治的に正しい警察小説」ほか、偶然通りかかったカレーショップで、生き別れた母の思い出の味に再

天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。

大海原を航海中のメガヨットでくつろぐ6人の男女。

この年二十の平蔵の長男・辰蔵は、剣術の稽古そっち退けで、女あそびに打ち込んでいる。

ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。

1939年日韓併合時代の夏、平壌一中の吉永と朴は二遊間でコンビを組んで 甲子園を目指していた。

『陰の季節』の「黒い線」で、心に深い傷を負った平野瑞穂。

腑に落ちないことがあると、ストレスから甘 いものをドカ食いしてしまう女子高生のカン ナ。

<善意>が、人を殺す。

日本最大の華道流派・烏丸流。

夏休み最後の金曜、高2の瀬名櫂人は、クラブで英語教師の阿南珪が男とキスするのを目撃してしまう。

巨大アンソロジー第5巻、小説はイーリイやトゥーイ等の短編巧者、グリーンやフレムリンなど英国の大物に加え、謎解きミステリの分野で独自の輝きを放った作家――ケメルマン、ヤッフェ、ポーター、ギャレットの傑作など多彩な全12編を収録。

時は1869年。

旗本家の次男、大曽根三樹之助は家を飛び出し大繁盛の「夢の湯」に居候している。

人生100年時代に贈る、まだまだ働く警察小説！ 雇用延長された再雇用警察官。

時代祭の行列が、京都御所の建礼門を出発してしばらくした頃、紫式部に扮した祇園の豆香こと大原美子が毒殺され、袖口から赤い舞扇が発見された。

江戸川乱歩賞史上に残る問題作。七年の構想を経て、いま復活。

「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。

落ちこぼれの天田呑一がやっとの思いで入学したのは、近年レベル低下で悩む名門女子校、小町学園だった。

小籐次の想い人おりょうに持ち上がった、二千四百石の高家・畠山頼近との縁談。おりょうは不安と不審を小籐次に吐露する。

―瀕死の重傷を負った修道士ハルインは、苦しい息のなかで18年前に、身篭った恋人に堕胎を促す薬草を使わせたと院長に告白した。

武蔵虹北小学校には七不思議が伝わっている。しかし、その七不思議はまだ六つしか伝えられていない。

古都金沢で消息を絶った親友の行方を追ったOLの身にふりかかる危険。

坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ 肝試しに荒れ果てた屋敷に向かった女性は、かつて人殺しがあった部屋で生乾きの血で描いた蝙蝠の絵を発見する。

人気シリーズ! 拷問は至高の刑罰だ──快楽殺人者“拷問官”を追え! ついに本庁捜査一課に異動となった莉花は、念願であった殺人犯捜査第四係の仙波班に配属される。

「症例A」の多島斗志之が贈る感慨深い読後感をご体験ください 謎の女を描く「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻・お蝶が死に至るまでを書いた「お蝶殺し」など、多島さんならではのエモーショナルで心地良い読後感の短編を厳選しました

美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた…平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。

理系部活×日常の謎、第二弾。さあ、青春のフィールドワークへ。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品の本作は、“白いどんでん返し"です! 僕が大学とバイトを終えてアパートに帰宅すると、部屋の前に見知らぬ美女がしゃがみこんでいた。

遺伝子操作で新しい生物が次々に作られ、食べ物は合成物ばかり。人々は巨大企業とエリートたちに支配されている。

1988年、西ベルリンで起きた謎の連続殺人。

妻・夏枝が逢い引きをしている隙に3歳の娘を殺害された辻口は、夏枝への復讐のために、密かに当の殺人犯の娘・陽子を養女にする……。

ある日突然現われた父親と名のる男が、奇怪な魚に生れ変り、それまで何の変哲も無かった街が水中の世界に変ってゆく『水中都市』、コモン君が、見馴れぬ植物になる話『デンドロカカリヤ』、安部短編作品の頂点をなす表題二作に、戯曲「友達」の原形となった『闖入者』や『飢え

市営プールで見知らぬ女に声をかけられた。昔、同じ団地の役員だったという。

『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。大人気の妖狐オサキ・シリーズ最新刊。

時は大正時代、東京府――。

新進の考古学者・江村宗三は、元兄嫁の西田美奈子と十四年ぶりに再会し、情事を重ねていた。

江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。最初で最後の大全集。

時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

ドイツのケルン大聖堂で行なわれていたミサの最中、修道服姿の侵入者たちが出席者と司祭を惨殺した。

2059年12月。

新婚まもない華子は、古びた借家で夫の亮介を電動工具で殺害した!華子は弁護士に「あの家には鬼がいたの」と語り、事件の背景には壮絶なDVがあったことを示唆する。

惑星ソラリスをめざしてグレディアがロボットたちとともに旅立ったころ、惑星オーロラのロボット工学研究所長アマディロが、二世紀にわたる恨みをはらすべく陰謀を企んでいた。

「叶雪を呪詛ってたのは、てめえか」陰陽師ひるこ―清純アイドル叶雪を夜ごと淫魔に変貌させていた老婆が、ついに精神ダイバー毒島獣太の前に出現した。

明治神宮外苑近くの林で発見された男の死体。

〜作家・佐野洋氏絶賛！−これは文字どおりの「稀作」である／引き裂かれた恋人からの誘い。

同日同時刻に、同じ人間が存在していたーー!? ドッペルゲンガー騒動に加えて、死んだはずの人間が目撃される不可解な事件も発生し……。

「あの二人は、本当の夫婦ではありませんね…」ベテラン警部・藤之木秀夫の言葉に新米刑事の三尋由香里は驚いた。

世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の最新短篇&エッセイ 「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」 好きな言葉は「原価いくら?」で、 現実こそが正しいのだと、強く信じている永岡。

戦後の復興をかけた五輪開催を翌年に控え、変貌していく横浜で起きた女性連続殺人事件。

修学旅行に行くはずだった千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。

娘が惨殺された。妻子と別れ、無頼な生活を送っていたワイリーは、その凶報で目覚めた。

歌舞伎座での公演中、毎日決まった部分で桜の花びらが散る。

山田風太郎『甲賀忍法帖』が『バジリスク』に。

それは四百五十年前の殺人からはじまった。

ある冬、N県K町が観測史上初の99センチという豪雪に見舞われる。

ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古。

東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。

アメリカ・イリノイ州のゲイルズバーグという由緒ある小さな街を舞台にした現実否定の小編10篇を収めた短編集。

町長不在となったシンフルの町に、二週間前から身分を偽り住んでいるCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から町長選挙に立候補した婦人会の会長アイダ・ベルを手伝うことに。

敗戦間近の箱根で、ドイツ軍潜水艦長が変死した。違体を発見したのは旅館の女中・安西リツ。

キャンプの帰り、土砂崩れのために帰宅できなくなった5人の同級生と引率者は、謎の洋館に宿泊することに。

たまに食べる高級&美味な「スイーツ」は疲れた心を潤し、日常に彩りを添えてくれますが、私たちの毎日をそっと支えてくれるのは、スーパーやコンビニなどで手に入れやすいジャンクな「おやつ」ではないでしょうか。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

学生時代に目撃した殺人現場。黙殺された証言。

紀伊国坂で右腕を切り落とされた死骸が見つかった。

外道箱と血に狂う赤黒い犬、ないはずの右腕を掴む手、皮袋を引きずり徘徊する童殺し、化粧箱を泳ぎ回る異形の魚、ループする隧道(すいどう)… 隻腕の見鬼(けんき)・千早と、オカルト嫌いな県庁生安課・大野木は、骨董屋「夜行堂」店主によって引き合わされ、多発する怪

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

「いい加減で質の悪いヘッドハンターも跋扈(ばつこ)しておりましてね」 父がヘッドハンターの紹介で会社に招き入れた大槻(おおつき)の手によって、会社を追われた鹿子小穂(かのこ・さほ)は、再就職先でヘッドハンターとして働き始めた。

記念すべき十冊目のテーマは、「時間怪談」。江戸川乱歩がかつて「怪談」と呼んだ文学ジャンル。

ムース郡の有志で出資し、古い蒸気機関車をふたたび走らせることになった。が、すぐに企画が頓挫するような事件が起きた。

あなたも危ないかもしれない…。幸せな日々が崩れる瞬間、女たちの心は静かにキレてゆく。

人と怪異を繋ぐ骨董蒐集家、女の貌が変わる人骨壺、淡水が溢れ続ける謎の石、自死を誘う皮表紙の本… 隻腕の見鬼・千早とオカルト嫌いな県庁生安課・大野木が、日常を脅かす怪異に挑む。

幻の名作「あわせ鏡に飛び込んで」をはじめ、瞬間接着剤で男をつなぎとめようとする女が出てくる「あなたをはなさない」、全篇、悩み相談の手紙だけで構成されたクライムミステリー「書かれなかった手紙」など、選りすぐりの10篇を収録。

判事の不正を調べる「司法審査会」。

「これは、戦争です」12月22日、クリスマスを目前ににぎわう東京・恵比寿で爆破テロが発生。

平和で安全な世界でなければ生きる価値はない、と思う人間があまりに多すぎやしないか。

自殺、他殺、事故死など、寿命以外の“死”が見える志緒。彼女が悲しまぬよう、そんな死を回避させるのが僕の役目だった。

“戦争狂(ウォー・モンガー)"と呼ばれるアメリカ陸軍大佐バーンズが、連絡を絶ち部下と共に姿を消した。

真面目さが取り柄の会社員・渡会透子は、ひょんなことから名探偵・九条清春の秘書になる。

1974年、世界はかつてない暗黒時代を迎えていた。