(短編集)

美術ミステリ: 松本清張ジャンル別作品集3

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種別
短編集
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あらすじ

2016年09月15日 松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)

美術を専攻していた学生時代、教授の嫌忌を受けて不遇の人生を送らざるを得なくなった俺は、知り合いの骨董屋が持ってきた贋作を見てある“事業”を思い立つ。それは学界を支配する教授一派に対する強烈な一撃となるものだった(「真贋の森」)。ジャンル別作品集第3巻は、全集未収録の2作品を含む全4編の「美術ミステリ」。著者独壇場の“黒い仕掛け”を読み逃すな。(「BOOK」データベースより)

評判

美術ミステリ: 松本清張ジャンル別作品集3の評価:

6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

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美術ミステリ: 松本清張ジャンル別作品集3の総合評価:

8.50/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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No.1
(6pt)

美術ミステリ: 松本清張ジャンル別作品集3の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH

Amazonレビュー

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No.3
(5pt)

清張「テーマ別」ミステリ短編集。

美術ミステリという括りはジャンルの区別というより、画家や画商、美術コレクターなどを主人公とした小説群を集めたものでしょうか。
収録作は「真贋の森」「青のある断層」「美の虚像」は定番で、外せないものですが、最後の作品だけは、もう少し別なチョイスができたんじゃないかと思うものです。(ただこちらも、清張さんのこの頃の心境?マイブーム?が現れていて、興味深いものはあります。美術からは離れますが)

ともあれ、この双葉文庫版「松本清張ジャンル別作品集」、それぞれの集の作品選択や並びが面白く、まだまだいろんなジャンルやテーマがありますので、6冊で終わることなく、もっと続けてほしいのですが………。
松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)より
4575519278
No.2
(4pt)

満足

満足しています
松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)より
4575519278
No.1
(4pt)

真贋の森・ほか/ルサンチマン小説には無い「清張ルサンチマン」あり![一部に不満あり]

真贋の森 / 「別冊文藝春秋」昭和33(1958)年6月・「中央公論社」昭和34年 収録
清張は何故「自身も読者(一部かもしれないが)も望む」溜飲の下がる結末に落とさなかったのか? 映画「私家版」と似た構造の復讐劇だが結末は違った。

清張のルサンチマンを幾分共有するつもりの私は、その粘着性にはとても及ばない・・・もしかして清張自身もあまりにも ”やりすぎ” と感じた故の落としまえだったのかもしれない。

にしても、なんとか触法ギリギリでも天誅を肩代わりできなかったのかと「切れの悪さ」が少しは悔やまれる。

にしても、個人的な美術に対する教養を越えたであろう「取材」の強大さ、人物の内面・表情描写の精緻はどれほどの抱えたルサンチマンが突き動かしたのか・・・。

青のある断崖 / 「オール讀物」昭和30(1955)年11月・「カッパノベルズ」昭和38年12月 収録
ここでも清張の手は緩んでいた。性格の悪い私にしては物足りない。話しの構造は「真贋・・・」に通底し、美術業界のエゴと闇の力を抉った作品だ。ここには ”翻弄” された事すら気ず付かない「迂闊な」絵描きの卵と、それを手段にする「狡猾な」画商が登場する。

私としては、どちらかが甚だしく痛い目を見て欲しかったと願う。または、その「迂闊」と「狡猾」を自戒しないまでも自覚し戦慄く姿が見たかった。

そして、そうした闇の蔭で「迂闊」と「狡猾」の甘い汁を掠めた絵描きもである。

これらの点で「やや物足りない」結末を見た。清張の人柄故であろう。

[一部不満作 / "与えられた生" ]
女性心理の機微が不得手という話しは情報として聴いていたが、清張初心者の私は確認不全だ。しかし、なるほどと推定出来るのが "与えられた生" に観察出来た。情事や不倫も清張は苦手であった。

端的に云えば本作は「駄作」の烙印が相応しいと読み終えた。個人個人の感覚なので細かい指摘は不要に思うので、夫々感覚すれば良いと思う。私としては少なくとも「美術ミステリ」には収載不適とみる。この主役が『画家』である必然が全く無いのだ。その以前に、推敲不全な安手の三文小説にガッカリした。清張本人の事と誤解しても責められない程の軽薄も見え隠れもした。

この作品だけの評価は「評価外」である。
松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)より
4575519278
No.0
(5pt)

真贋の森・ほか/ルサンチマン小説には無い「清張ルサンチマン」あり!

真贋の森 / 「別冊文藝春秋」昭和33(1958)年6月・「中央公論社」昭和34年 収録
清張は何故「自身も読者(一部かもしれないが)も望む」溜飲の下がる結末を落とさなかったのか? 映画「私家版」と似た構造の復讐劇だが結末は違った。

清張のルサンチマンを幾分共有するつもりの私は、その粘着性にはとても及ばない・・・もしかして清張自身もあまりにも ”やりすぎ” と感じた故の落としまえだったのかもしれない。

にしても、なんとか触法ギリギリでも天誅を肩代わりできなかったのかと「切れの悪さ」が少しは悔やまれる。

にしても、個人的な美術に対する教養を越えたであろう「取材」の強大さ、人物の内面・表情描写の精緻はどれほどの抱えたルサンチマンが突き動かしたのか・・・。

青のある断崖 / 「オール讀物」昭和30(1955)年11月・「カッパノベルズ」昭和38年12月 収録
ここでも清張の手は緩んでいた。性格の悪い私にしては物足りない。話しの構造は「真贋・・・」に通底し、美術業界のエゴと闇の力を抉った作品だ。ここには ”翻弄” された事すら気ず付かない「迂闊な」絵描きの卵と、それを手段にする「狡猾な」画商が登場する。

私としては、どちらかが甚だしく痛い目を見て欲しかったと願う。または、その「迂闊」と「狡猾」を自戒しないまでも自覚する姿が見たかった。

そして、そうした闇の蔭で「迂闊」と「狡猾」の甘い汁を掠めた絵描きもである。

これらの点で「やや物足りない」結末を見た。清張の人柄故であろう。
松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)より
4575519278

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