(短編集)
なぜ「星図」が開いていたか
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
なぜ「星図」が開いていたかの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初期短篇8篇からなる傑作ぞろい、昭和30年代初期ということを考えれば、今なお人気を博しているのがわかるというもの。「顔」や「張込み」といった映像化作品もいいし、個人的には本作最後を飾る「共犯者」は最高に面白かった。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
清張の初期8短編集だが、“習作”感が強い。「顔」「市長死す」「張り込み」などがお薦め。一方「靴が容易に足にはいらない」(「反射」<3>)にはワロタ。表題作「星図」は推理にイマイチ無理が。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
清張最初期の短編集に収められた現代推理8編。 そのうちの「顔」「共犯者」「張込み」「声」4編は新潮文庫既刊の短編集にも収められていて既読している。いずれも代表作級の出来と思う。 残り4編は初読。たしか、清張全集(短編集の巻)にも収められていなかったものと思う。 一読、あ、こういう展開なのねと、フッと力が抜けた感が。 取捨選択無しに、あれもこれもまるごと取り混ぜて、「点と線」以前の、最初期の清張を思い切り堪能できる作品集になっていると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変迅速丁寧な対応で受け取った商品にも満足しています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
40年以上も前の学生時代に読んだ「顔」「張り込み」「声」との再会でした(やはり新潮文庫の清張短編集6冊で読んだものです)。やはり清張さんは面白いなぁと改めて思いました。本文庫収録の8作は必ずしも傑作揃いという訳ではありませんが、清張さん初期の瑞々しい魅力に溢れた作品も多いので薦めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初期短編八編を収録した本だ。 表題作は百科事典の「星図」の項目を開いたまま、教師が心臓まひで息絶えた。病死と思われたが、実は謀殺だった。真相の解明が鮮やかだ。 タイトルに惹かれて買ったが、ほかの七編は既読だった。久しぶりに読み直すのも悪くない。日常の中に起こる殺意の芽生えや、思わぬ見逃しから犯行がばれてしまうナチュラルなミステリは清張の真骨頂と言うべき成果で、いまだに追いつく作家はいない。 「顔」「声」は題材がユニークなサスペンスの傑作だ。 「反射」は乱歩ばりの心理試験が出てくる。「市長死す」は観劇中に突然中座して失踪した市長が、他殺体で発見される。何を見たというのか。戦後間もない時代らしい因縁話だ。 「共犯者」念を入れて犯行を隠ぺいしたはずが、慎重さゆえに破綻する。完成度は本作が最高かな。 いずれも佳作・傑作ぞろいだ。初読みなら星五個だった。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|