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任務 松本清張未刊行短篇集



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    初公開日(参考)2022年11月
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    任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)

    2022年11月08日 任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)

    「屍体の重量がずしりと腕先にきたとき、はじめて私に任務らしい感情が充実しました」――。国民作家が終生描き続けた「組織・社会と個人との葛藤」をテーマに、これまで単著・全集未収録だった短篇小説を精選。自身の体験を反映した戦争小説から実在の事件をモデルにした小説まで、巨匠のエッセンスを凝縮した全十篇。没後三十年記念企画第二弾。(「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (5pt)

    久しぶり

    清張の新刊を読むことができた。独特の時代感に浸ることができて、満足のいく時間を過ごせた。
    任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)Amazon書評・レビュー:任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)より
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    No.3:
    (5pt)

    バス事故で意識を失った青年を見捨てて消えた美女

    『任務――松本清張未刊行短篇集』(松本清張著、中央公論新社)に収められている『鮎返り』は、「足立温泉に向かうバスが途中で大事故を起した。運転を誤って丈余の崖から顛落したのであった。・・・警官と、バス会社の係員とが、病院で収容された負傷者の身許を調べたが、一人だけ身許がわからない人間がいた。それは二十八、九の青年で、頭を強打して意識を失っていた。彼には荷物らしいものはなく、洋服のポケットを探ったが、身許を証明するような品は出て来なかった」と始まります。

    「『そういえば、あの綺麗な女の人は知り合いではなかったのか。てっきり、この青年とアベックだと思ったが』という者が現れた。すると、それに同じ意見をもつ者が四、五人つづいて同じことを言った。『それはどんな婦人でしたか?』という警官の問いに、彼らは口を揃えて、『二十七、八の洋装の似合う美しい女の人でした。S駅でこの青年がバスの切符を二人分買っていたとき、その横に添っていました。二人は睦じそうに話ししたり、笑い合っていたので、夫婦か恋人同士に見えました。あの女の人は、どうしてここにいないのですか?』と言った。・・・その同伴者と思われる女は、早速、調査してみると、S駅に引き返した組であることがわかった。彼女の負傷はきわめて軽く、指をすりむいた程度だったことも知れた。『すると、やっぱり同伴者ではなかったのだろう。同伴者なら、それほどの重態な人間を無関心にしてひとりで帰れるわけがない。多分、青年とは汽車の中か、駅で知り合ったくらいの、行きずりの間であろう』という観測に決定した」。

    「青年は二日目に昏睡から醒めた。部屋を不思議そうに見廻し、何かを考える風であったが、突然思い当たったように、ベッドから跳び起きるようにして、『奥さん、奥さん』と二度呼んだ。『誰もいないよ』と傍にいた医師が教えた。・・・『重傷者の中に、僕の伴れの人はいませんでしたか?』。『どんな人かね?』。『二十七、八の、洋装の女の人です」。『あの人は、やっぱり君の伴れだったのか?』と医師は、青年の眼をのぞき込んだ」。

    「青年は、訊かれても、自分の素性をはっきり言いたがらなかった」。

    推理小説っぽく始まったが、やがて、実は一捻りされた恋愛小説であることが分かってきます。松本清張は恋愛小説も、なかなか巧みですね。
    任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)Amazon書評・レビュー:任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)より
    4120055884
    No.2:
    (2pt)

    雑な製本!

    内容の問題ではありません。
    「中央公論新社」ともあろう者が、新本を
    開くと、バリバリと大きな音がして、早速
    「中割れ」が発生する本を販売するとは!
    いわゆる無線綴じですが、値切り倒して
    作らせたのでしょうか。
    あるいは、試作品を販売した?
    とりあえず、
    背と本体の隙間の上下に接着剤を流し
    込んだところ、バリバリ音も出なくなり、
    一応改善しました。
    製本担当は、「大口製本印刷」さんです。
    なお、
    同じ製本会社が製作した『松本清張推理
    評論集1957-1988』は問題ありません。
    両者の違いはページ数です。
    本書は288頁、評論集は384頁。
    ハードカバーで薄い本の無線綴じは、本を
    開いても割れないよう、強力な糊付けが
    必要なのでしょう。
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    4120055884
    No.1:
    (5pt)

    継続して読みたい

    未刊行短編小説が収録されている。
    松本清張氏は、社会の矛盾や社会の底辺に生きている人々の生き方、などなどを描いています。
    もちろん、動機を考えるようになります。
    やっぱり、生い立ちがそうさせたかもしれないが、切れ味が鋭いのでやっぱり読んでしまいます。
    以前に出版された、自伝的な『半生の記』がありましたが、
    ここに収録されている『雑草の実』も、自伝的な事柄が書かれていて読み応えがあります。
    やっぱり、松本清張氏の読み物は、消えることなく読まれるであろうと思いました。
    任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)Amazon書評・レビュー:任務-松本清張未刊行短篇集 (単行本)より
    4120055884



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