(短編集)
鴎外の婢
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鴎外の婢の総合評価:
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森鴎外と松本清張は、育った環境や学歴は全く違いますが、文学者(もはや、小説家の範疇を超えた存在)としては、同レベルの素晴らしい作家だと思います!。 | ||||
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鴎外の婢と書道教授なら断然書道教授が上だと思う いや書道教授は清張中編の中でも上位の大傑作なのに 「書道教授」と題した本がないのが残念でならない。 鴎外の婢は登場人物も犯罪テーマも 他の作品によく出てくるようなものばかりで新鮮味がなく 鴎外を出してこなかったらいつもの話という感じだった でも、そのよく出てくるような人物の一人、主人公の浜村が 「Dの複合」の伊瀬にそっくりほぼ同じ人なのは嬉しかった こんなところで大好きな伊瀬さんに会えて☆が5個になってしまった | ||||
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清張氏は数多くの作家でも最高です。特に歴史に関する記述は大学教授顔負けです。私の一番好きな作家です。 | ||||
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久しぶりに読む清張の文章は、読みやすくて感激する。二作収録の本だ。 表題作は取っつきにくい。森鴎外にそれほど興味ないし、文語体の引用部分が読みづらいのだ。 いくら文豪でも、使っていた女中にまで興味を抱くのは理解しがたい。 が、小倉周辺の古代遺跡に殺人事件が絡む下りになると、がぜん面白くなる。浮世離れした学術の世界が生臭い現実とつながる。 本作の死体隠蔽トリックは、発想の大胆さに唖然とする。 『書道教授』銀行員の川上は、若いホステスとの浮気に悩んでいた。金銭の要求に応じられなくなったのだ。 そんな折、気晴らしに始めた書道教室に意外な裏があることを知り、利用しようと企む。サスペンス満載の倒叙ミステリの逸品である。 小市民の汲々とした心情や闇のシステムを嗅ぎつける推理が生臭いほどの迫力で描かれる。皮肉な結末も見事だ。 偶然が過ぎるような気もするが、犯罪はつまらないことで露見することが多いので、小説としては欠点ではない。 | ||||
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著者の好きな鴎外物ですが、「或る小倉日記伝」や「両像森鴎外」に較べると、鴎外全集や地元の歴史的資料をやたらとぶち込みながらも、どうにも少々強引なこじつけの要素が多い推理小説になってしまっています。そもそも女中の足跡を追っていくという、確かに主人公の「周辺」を描くという意図は満たしているのですが・・・・・。地域の歴史的・神話的資料の引用などは退屈としか思えません。 最後の結末もあやふやな確信の基にブルドーザーで死体を探したら、戦国時代の合戦の死体も出て来たという乱暴な終わり方をしています。清張さんの作品にしてはあまりに不出来だと感じるのは自分だけでしょうか? | ||||
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