ロンドン~インヴァネス~スカイ島へと密室の謎がつながっていくロードムービー。

“影”本郷康秀を誅殺した総兵衛一行は、上野、越後、越中を経て盛夏の加賀に入った。

ヒトラーとスターリンの悪魔の盟約から逃れるため、ポーランドを離れ神戸に辿り着いたユダヤ人少年。

FBIと在米ドイツ領事館のゲシュタポの差し金で、身元不明の死体の捜査を阻まれたサム。

1943年、アメリカ合衆国。

原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。

不老不死が実現した社会。

愛なのか、狂気なのか―。女性エッセイストが絶賛したことを機に、一躍脚光を浴びた知られざる天才画家。

胸に包丁が刺さったまま捨てられていた雛人形、胸に包丁の刺さった黒留袖の老婦人の遺体、雛人形製作会社の女性事務員の轢き逃げ事件…。

長野県議会中、議員が何者かに殺害された。残された紙片には「善光寺を開帳せよ」というメッセージが。

古手問屋の隠居・九郎右衛門は妻のお民を亡くして以来、生きる張り合いをなくしていた。

元・戦闘機P(ファイターパイロット・29歳)meetsどん詰まりの美人テレビD(ディレクター)。

僕の勤める会社の近所に、突如できた個人経営の美術館。

不注意から足を骨折してしまったジェーンは、松葉杖片手にガーデニング講習会の講師襲撃事件を親友シェリイと調べつつ、講習会にも参加することに。

曰く付きの屋敷で夜を明かすことにした私が蝋燭の灯りで古の手紙を読み不気味な雰囲気に浸っていた時、突如鳴り響いた鐘―それが事件の幕開けだった。

「こういうものを描くために作家をやっているんだろう」--上遠野浩平 「ブギーポップ」、「事件」シリーズ、『私と悪魔の100の問答』の人気作家が渾身の力で描く「戦い」と「恋」の物語！ 裏から世界を支配する「統和機構」が製造した戦闘用合成人間の琥依。

疑惑の女性の周囲をとりまく、「噂話」の嵐 「あの事件の犯人、隣の課の城野さんらしいよ・・・」美女OLが惨殺された不可解な事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まった。

愛と罪の赦しにせまった感動巨編、完結。 大学生になった陽子は偶然実の弟・達哉に出会い、実母・恵子のことを知る。

自殺を図った陽子は、命は助かったものの、自分が不倫の末の子として生まれたことを知り逆に苦悩が深まる。

ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久しぶりに学校へ行こうとしていた。

四十三歳の宇津井茂美はいまだに男性経験がない。自分と似た境遇の伯母が入院してしまい、独り身の行く末を案じていた。

一隻の船が無人の惑星に漂着したことからドラマは始まった。

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。

暗殺集団“ヴォールク”を殱滅させるべく、傭兵・藤堂浩志は決死のチームで敵の本拠地があるモスクワを目指す。

オゾンホールの拡大を食い止めるために、女性科学者テレサが開発した化学物質ウェアジゾン。

飢えとマラリア、過酷な山越えのための想像を絶する疲労の中、困難な道を進む兵隊たち。摩耗する心と体。

ルドルフ二世の魔術都市プラハを舞台に、皇帝、ユダヤ人の豪商とその美しい妻らが繰り広げる数奇な物語。

ロンドン警視庁も頼りにする名探偵シャーロック・ホームズの武器は、聡明な頭脳とベイカー街少年探偵団!器用な手先や変装などそれぞれの特技を駆使し、少年たちは難事件に挑むホームズを助けていく。

「お前の仇は、必ず俺が討ってやる―裏社会の揉め事始末人・多門剛は、親友・藤原の遺体の前で誓った」。

一人旅中の三浦あや子は田沢湖でベンツに乗った実業家・田代に声をかけられる。

電力送電線の異常によりイタリアとスウェーデンで突然発生した大停電は、瞬く間に冬のヨーロッパ全域へと拡大した。

ユーロポールの捜査に協力するマンツァーノだったが、災害の首謀者として疑われ、身柄を拘束されてしまう。

穂村チカは、憧れの草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る高校2年生。

私、電車に飛び込もうとするんです―広告会社に勤める佐東邦郎は、プレゼンを繰り返す忙しい日々の中、自分の中に抑えきれない自殺衝動が生まれていることに気づく。

ラスベガスのカジノの借金取り立て人・石黒が都内で刺殺され、現金1億8千万円が消えた。

浜松西高校化学部部長・浅倉泉の人生の目標は“努力しないで生きること”。

紅葉の美しい京都、旅行作家の茶屋次郎は取材のため、東福寺を訪れた。

羽田発熊本行の旅客機が阿蘇外輪山に墜落した―。それは不思議な事故だった。

ずぶの素人を北アルプスの峻峰に登らせる―。

父親が惨殺され留学先のアメリカから帰国した美咲。渋谷中央署の筒井は彼女を羽田で迎えるが、その帰路、何者かに襲撃される。

海辺の田舎町で燃え上がる恋とふたりに迫る死の罠―― 100年前の時計とからくり人形の発見が引き起こした謎の組織との激しい闘い――その結果とは!? カリフォルニア北部の海沿いにある人里離れた田舎町スカーギル・コーブにたどり着いたイザベラは調査会社の アシスタ

神城高校2年A組の生徒たちは、担任教師の高尾七海への復讐を計画した。

「こーとろ、ことろどの子をことろ」。子とり鬼のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街・夜坂。

ドラッグとセックスに溺れ「沈没」した貧乏旅行者に愛用されているバンコクの安宿、ミカドホテル。

舞台はヴィクトリア朝エジンバラ。やもめの警部補と義理の息子の新米医師が、奇妙な殺人事件と城壁に隠された柩の謎を追う。

二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。

「殺人者の息子」という宿命を背負いながら弁護士となった川上は、かつての父親同様に死刑判決を頑なに望む被告の弁護を手伝うことに。

鎌倉時代の男女が織り成す壮大な物語 自由な生を謳歌する傀儡女。復讐のために鎌倉を目指す武者。

映画化決定! CWA最優秀新人賞の話題作。 「わたし」クリスティーン・ルーカスは、特殊な記憶障害を負っている。

お気に入り(抜粋掲載) Yさんの娘は、近頃ようやく単語をいくつか喋れるようになったところだ。

怨みを伴う死は「穢れ」となり、あらたな怪異の火種となるのか──。

1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。

ダビッドが契約していた出版社が放火されて経営者が亡くなり、刑事にマークされる生活が始まる。

クロロックの奢りで食事をしていたエリカたち3人組は、追突事故を目撃した。

見られた者が鬼になる――。精神科医・天野不巳彦が遭遇した４つの怪しい物語。

バブル期に大銀行から出向し、専門商社社長になった高卒の男。その城に居座るには結果を出し続けるしかなかった。

蛟堂―表向きは江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。

片田舎で、特にやりたいこともなくて、成績もよくなくて、モテない高校生。

高知・海晃学院高校は野球の名門校として知られ、三年生のピッチャー・高橋武蔵はマスコミからも注目されていた。

明治三九年、台湾原住民の査察を終え、郷里の遠野に戻っていた人類学者・伊能嘉矩は、天ヶ森近くの熊野神社で、マラリヤの発作を起こして倒れる。

1811年12月7日。ロンドン郊外ワッピング地区のラトクリフ街道沿いで服地商を営むティモシー・マーの一家を悲劇が襲った。

殺人事件の波紋は広がるが、組織立った捜査手法も、科学捜査の知識も持たない警察は、手当たりしだいに怪しげな人物を拘留しては尋問を繰り返すばかりで、まったく犯人に迫れない。

突然崩壊した校舎に残された生徒達に救いの手は…! ? 『屋上ミサイル』の「このミス」大賞作家が極限状況の青春を描く感動のミステリー。

デンマークの首都コペンハーゲンで開催されたオークションで、チャールズ・ダーウィンの所有していた聖書が出品された。

デンマークからドイツへと逃れ、ダーウィンの聖書、ルーン文字、ハインリッヒ・ヒムラーの謎を調査するグレイソン・ピアース。

北アルプスに夏の間だけ開設される診療所がある。

私立探偵・法間謙一。人呼んでホウカン探偵。

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。

嘘と偽り、裏切りと対立、計略と知謀…暗黒の世界で繰り広げられる少年たちの冒険物語。

父親の秘密を見つけた女子高生の日記「トロフィー」、母の死を引きずる43歳独身男性の日記「道化師」、姉妹で同居している結婚を控えた姉の日記「サムシング・ブルー」、熟年夫婦の日常を記した夫の日記「夫婦」。

盗犯を担当する警視庁捜査三課のベテラン刑事・萩尾と、その部下で、捜査一課に憧れを抱きつつも萩尾を慕う女性刑事・秋穂が強盗殺人事件の捜査で奮闘する長編警察小説。

隣国を次々に従え、世界帝国への道をひた走る隋帝国。その矛先は琉球、そして朝鮮半島へと向けられた。

二十三歳の美術教師・岡里菜は、初めて受け持った中学校で耳にするはずのない声を聞く。

謎解き専門の探偵社。所長の古谷と助手の井上が持ち込まれる軽い謎から、奇怪な謎まで鮮やかに解き明かすシリーズ第二弾。

プロをめざすバンドマン・柏原省吾はある日、恋人の美月から別れ話を切り出されてしまう。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎に、上役から縁談話が持ち込まれた。

夜鷹稼業のおてつは、今は別に生活をおくる事となった我が子・貞吉と暮らす為に、必死に金を貯めていた。

大人気シリーズ最新刊が文庫書下ろしで登場。

地下から開かずの遮断扉を突破し、矯正施設へ潜り込んだ紫苑とネズミ。

探偵部なかまとミステリー本探しをするマコト、どんどん将棋の腕をあげるダイ、クラスメイトと学園祭の相談中のまどか、パソコン部でも明晰な頭脳で活躍する飛鳥―。

生きているだけ。ただ、生きているだけで負い切れぬ罪障が積み重なっていく。

探偵チーム「KZ」のリーダーの若武がブチあげたこの夏の目標は、ずばり、海外遠征をし、世界的に認められること!海外なんてゼッタイ無理!と思った彩でしたが、若武の天才的な策略のおかげでフランス行きが実現。

「奇跡は起こるよ」 夜空を見上げると一面の花。地面には屍体の山。

「孤独だからいいんだ。孤独だからこそ速くなれる」。

史上初!五篇すべて芥川賞候補作!怒り、悲しみ、喜び、涙する。ここに舞城文学のすべてがある。

1986年10月に起きた“六軒島大量殺人事件”。

江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方。閉ざされた書物蔵で御広敷番が絶命した。

八月十五日、大江山捕虜収容所から、日系二世の通訳・木島が戦犯逮捕を恐れ逃走した。

アサド・ハリール―“獅子(ライオン)”の異名をとるリビア人テロリスト。

最強にして天才テロリスト、ハリールは疾風の如き勢いで“標的”を次々狩っていき、捜査陣を翻弄する。

白昼堂々、議員会館から盗み出された闇献金一億円。犯人は伝説の極道、“人斬り秀”こと花田秀次。

警視庁捜査一課の宇田川は現場で発砲されるが、突然現れた公安所属の同期の蘇我に救われる。

「浮気相手に失恋したオトン慰安のため」、家族旅行に出発した斧田家。

藩の剣術師範候補、甚十郎の泣きどころは、無類の怖がりなこと。そんな甚十郎に縁談話が持ち上がる。

あの殺人ゲームが帰ってきた。ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。

諒司捜索のため、甲斐と巫女の貴湖らは奈良・吉野へ。

八代将軍となった徳川吉宗の登用で御広敷用人となった水城聡四郎。

カフェ“こむぎ”は、早朝オープンの人気店だ。

「トンネル」……いつも乗り慣れた列車だが、気づくともうずいぶんトンネルに入ったまま。不審に思って車掌を探すと…。

敗戦の夏、異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、なにもかも失い、残ったのは借金のみ。