京都丸竹夷殺人物語: 民俗学者 竹之内春彦の事件簿
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とてもよかったです。 とてもよかったです。 とてもよかったです。 | ||||
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京都に伝承している通り名のわらべ歌「丸竹夷」をモティーフにした推理小説でした。 2007年5月に実業之日本社より刊行された作品に大幅な加筆訂正をしたものということでした。 作者の秋月達郎氏は歴史小説を沢山手掛けてこられ、本作品は「民俗学者 竹之内春彦の事件簿」シリーズとして書かれた1冊です。これ以外に京都をテーマにした推理小説をいろいろ発表されていることもあり、京都に関する情報を本文に散りばめてあるところが旅情を誘います。 推理小説ですから、登場人物に触れたりすると展開に響きますし、面白さや醍醐味を失いますので、ストーリーの中身には基本的に入らないようにしようと思っています。 碁盤の目になっている京都の街の通り名を、京都の人は子供の頃から知らず知らずに覚えて口ずさんできました。それが本書のテーマとなっている♪丸竹夷二押御池 姉三六角蛸錦 四綾仏高松万五条 雪駄ちゃらちゃら魚の棚 六条三哲通りすぎ 七条越えれば八九条 十条東寺でとどめさす♪です。東西の通り名を丸太町から順番に下がっていく(南へ移る)のを覚える為ですが。 実際は、丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池、姉小路、三条、六角、蛸薬師、錦小路、四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、五条、(雪駄屋町)、鍵屋町、(銭屋町)、(魚棚)、六条、三哲、七条、八条、九条、十条、東寺(東寺は九条より上ですが)の通りを表しています。尚、雪駄屋町通は現在楊梅通、銭屋町通は現在的場通、魚の棚通は現在六条通、三哲は塩小路通でした(以上はウィキペディアから貼りつけました)。 本書では、イノダコーヒーを始め、京都の名店が多く登場しますし、地名も頻出しますので、京都の地図を片手に読まれたらいかがでしょうか。 なお34ページの登場人物「ゆたか」の勤務先と自宅の通勤ルート(地下鉄を烏丸線から東西線に乗り換え下車し、京阪に乗り換え1駅乗って降りて、10分以上歩くルート)ですが、こんな時間もお金もかかる経路は普通は使わないですね。「ゆたか」の自宅近くの東山安井のバス停から202番系統に乗れば、勤務先のすぐ近くの府庁前まで、バス1本(1系統)で着きます(通勤時間帯には1時間に7本あります)。 本書の執筆のため、丹念な取材をされているので、三条会商店街も詳しく描かれていました。喫茶やグルメの情報も上手く本文に取り入れられていました。歴史的な解説も含まれており、それも本書の魅力に繋がっていると思います。 なお、本サイトに紹介してある「胸に包丁の刺さった黒留袖の老婦人の遺体」ですが、犯人はどのようにして現場まで運んだのでしょうか・・・・? 実現可能なのでしょうか? せめて少しでも具体的に方法を書いていただければ納得したのですが、何も書かれないというのは・・・・。 | ||||
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