京都嵐山 桜紋様の殺人
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
京都嵐山 桜紋様の殺人の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
京都嵐山 桜紋様の殺人の総合評価:
8.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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柏木氏は旅のスペシャリストとして京都のコーディネーターでもあるわけですから、盛り込まれている街の描写や料亭の雰囲気やグルメに至るまで、体験に基づいているのが如実に伝わってきます。星井裕、安西美雪、小林健という「名探偵・星井裕の事件簿」の登場人物は今回もまた魅力的に動き回りますし、語られる内容にも同感することが多いので興味深く読み進められる小説です。
登場する名店や老舗での料理の数々、それぞれ実名とは微妙に名前を変えていますが、場所などは変えていませんので、なるほどあのお店が登場するのか、という楽しみもまた副産物としてありました。モデルになった店を想像しながら読み進めるのもまた一興です。今回は少し京都以外の名店、名品も登場しました。それもいいですね。
本作が柏木氏の推理小説第4作にあたりますが、並みの新人作家とは比較にならない円熟味を感じます。とはいえ、推理小説としての味わいは少ないです。アリバイの構築とアリバイ崩しも多くの小説を読んできた者にとっては物足りませんし、なにより殺人を犯す動機も弱いと思います。そのあたりはネタばれになりますから書けませんが。
推理小説のスタイルを借りていますが、京都を舞台としたストーリーの展開を読ませる筆力が魅力です。本名で書かれている随筆で文筆力は証明済みですから、京都好きの方にオススメしますし、満足度は高いと思います。