京都近江 江姫恋慕の殺意
- 名探偵 (559)
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柏井壽さんの京都の四季の楽しみ方が秀逸ですが、 今回は小堀遠州の作庭をベースにして、 養源院、南禅寺・金地院、大徳寺・黄梅院、そして近江の古寺まで歩を進め、 締めは金戒光明寺を重ねグラデュエ―ションのような重ね塗り、 情感あふれる作品になっています。 「祟り(たたり)」がポイントになるのも、よく出来ています。 傑作です。 ★情感の法典と云っても過言ではありません。 大推奨させて頂きます。 | ||||
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柏木圭一郎氏の『名探偵・星井裕の事件簿』シリーズの第12作目にあたります。 巻末に書かれたエッセイストの柏井壽氏(柏木圭一郎氏の本名で、京都に関するコーディネーター時には本名で執筆)の「星井裕の素顔に迫る」という題の一文が面白い趣向でした。柏井壽氏が星井裕とばったりと出会ってあれこれ尋ねるという凝った内容で、これからの展開も暗示するような話題が展開してありました。柏木圭一郎氏のファンにとってはたまらないサービスでしょう。 今回は、滋賀県と京都にある日本庭園がテーマでした。金地院を初め小堀遠州由来の庭が数多く登場しますし、造園関係者が多く登場します。小説の展開もそれに沿って滋賀と京都を駆け巡るという、いままでにない切り口で今回も楽しませてもらいました。 ただ、ミステリーですのでストーリーに関する点は全て省略させていただきました。小説のレビューは、書けば書くほど読者の読む楽しみを奪いますので、気をつけながら本筋と関係の少ないところを紹介します。 このシリーズで何回か登場している烏丸紫明東入る「四季」のカウンターで西村千五郎との会話の中で、この度の東日本大震災に触れた会話がなされたり、表題にあるようにNHK大河ドラマのお江にまつわる場所が取り上げられたりと、常に時事性をストーリー展開の中に取り入れようとしているのが感じられます。 河原町丸太町下がる西側の「割烹はら多」のシーンは今回も登場しました。柏井氏から何時も同じ店ばっかりという「コメント」もありましたが、お約束の店の登場もまたこのシリーズを貫く特徴だと言ってよいでしょう。 今回は湖国の近江の鄙びた寺院が多く登場します。京都の観光寺院に食傷気味の読者にとっても、近江の社寺仏閣は新鮮に映るのではないでしょうか。滋賀県の料理や観光地、社寺仏閣の描写など、様々な楽しみが同時に得られる小説となっており、ここでも京都・滋賀を知り尽くした作者の強みがでています。 | ||||
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柏木圭一郎氏の『名探偵・星井裕の事件簿』シリーズの第12作目にあたります。 巻末に書かれたエッセイストの柏井壽氏(柏木圭一郎氏の本名で、京都に関するコーディネーター時には本名で執筆)の「星井裕の素顔に迫る」という題の一文が面白い趣向でした。柏井壽氏が星井裕とばったりと出会ってあれこれ尋ねるという凝った内容で、これからの展開も暗示するような話題が展開してありました。柏木圭一郎氏のファンにとってはたまらないサービスでしょう。 今回は、滋賀県と京都にある日本庭園がテーマでした。金地院を初め小堀遠州由来の庭が数多く登場しますし、造園関係者が多く登場します。小説の展開もそれに沿って滋賀と京都を駆け巡るという、いままでにない切り口で今回も楽しませてもらいました。 ただ、ミステリーですのでストーリーに関する点は全て省略させていただきました。小説のレビューは、書けば書くほど読者の読む楽しみを奪いますので、気をつけながら本筋と関係の少ないところを紹介します。 このシリーズで何回か登場している烏丸紫明東入る「四季」のカウンターで西村千五郎との会話の中で、この度の東日本大震災に触れた会話がなされたり、表題にあるようにNHK大河ドラマのお江にまつわる場所が取り上げられたりと、常に時事性をストーリー展開の中に取り入れようとしているのが感じられます。 河原町丸太町下がる西側の「割烹はら多」のシーンは今回も登場しました。柏井氏から何時も同じ店ばっかりという「コメント」もありましたが、お約束の店の登場もまたこのシリーズを貫く特徴だと言ってよいでしょう。 今回は湖国の近江の鄙びた寺院が多く登場します。京都の観光寺院に食傷気味の読者にとっても、近江の社寺仏閣は新鮮に映るのではないでしょうか。滋賀県の料理や観光地、社寺仏閣の描写など、様々な楽しみが同時に得られる小説となっており、ここでも京都・滋賀を知り尽くした作者の強みがでています。 | ||||
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