鬼談百景



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    初公開日(参考)2012年07月
    分類

    長編小説

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    鬼談百景 (幽BOOKS)

    2012年07月20日 鬼談百景 (幽BOOKS)

    お気に入り(抜粋掲載) Yさんの娘は、近頃ようやく単語をいくつか喋れるようになったところだ。お気に入りの玩具は「みふぃ」のぬいぐるみで、お気に入りの遊びは「ぶらんこ」。ぬいぐるみはYさん自身がお友達として買い与えたものだが、なぜブランコが好きなのかは、よく分からなかった。あまりに「ぶらんこ」と言うので、公園のブランコに抱きかかえて坐ってみた。ところがこれは「ぶらんこ」とは違うらしく、ブランコに乗っていながら、「ぶらんこ」と言ってむずがる。 「いったい何なんだろうなあ」 Yさん夫婦は首をひねっている。そもそも少し不思議なところのある子なのだ。 動物や子供には、大人の眼には見えないものが見える、という。何かの折にふっと視線を上げ、そしてしばらく食い入るように宙を見ている。楽しそうに笑い声を立てながら、宙を指差すこともある。 実を言うと、Yさんは今住んでいる部屋があまり好きになれなかったのだ。旦那さんの職場に近いうえ、家賃も安かったのでその部屋に決めたものの、マンション自体、どことなく暗くて気に入らなかった。部屋もなんだか空気が淀んだ感じがする。そんなに古い建物でもないし、どちらかというと垢抜けたスタイルの部屋なのに、なんとなく気の塞ぐ感じがするのだ。そればかりではない。時折、ふと理由もなくぞっとすることがある。夜中などに、妙な物音が耳につくこともある。それはさーっと何かが物を撫でるような音だ。 そんなある日のことだ。Yさんが洗い物をしていると、背後で娘が楽しそうな笑い声を上げた。機嫌良く遊んでいるなあ、と思いながら洗い物を終えると、娘が妙なものを提げていた。「みふぃ」の首に紐をかけて、それを振り回して笑っている。 何してるの、と声を荒げると、娘はきょとんとして、「ぶらんこ」と言った。 以来、Yさんは娘が宙を見つめていると、そこに異常なものがぶら下がっているような気がして、怖くて堪らない。 小野不由美が描く九十九の怪異。読むほどに不穏な闇は深まり、恐怖がいや増すーー。百物語怪談文芸の最高傑作、ここに誕生! 『幽』好評連載に加え新作十八編を書き下ろし収録。 (「BOOK」データベースより)




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    No.40:
    (5pt)

    表紙も怖い…。

    怖かった。
    ゾワッと鳥肌の立つような、短編がぎっしり。

    昔のゴーストハント時代を思い出すような、学校の怪談みたいのも沢山あって、面白かった。

    そして、もう学生じゃなくて良かったと、正直思った。
    だって、これを読んでから学校のトイレ行くのホントに怖いと思うから…。
    空き教室とか、夜の学校とか…。

    怖がりだけど、読み始めたらやめられないです。
    鬼談百景 (幽BOOKS)Amazon書評・レビュー:鬼談百景 (幽BOOKS)より
    4840146519
    No.39:
    (3pt)

    淡々としたホラー

    ホラーな体験ってしたことある?と聞いてみて、話してくれた内容を書き連ねた風の短編集。インタビュアーである作者の主観が入っていないことで、実録風のゾクッとするリアリティがある。
    不思議な体験だったわぁ、といった調子のものから、危機一髪のトラウマものの体験まで、各種揃っています。
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    4840146519
    No.38:
    (5pt)

    この猛暑の夜に

    怖がりの私には、さすがに一人では夜読めませんでした。この猛暑に怪談話でも、と思って購入したのですが(笑)
    作者の本は何冊か読んでいますが、ホラー好きにはお勧めの一冊です。
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    4840146519
    No.37:
    (3pt)

    ショートショートホラーミステリー。

    怪奇・恐怖いわゆるホラーにジャンル分けされる作品。百物語をショートショート形式で綴る。賛否が分かれるところだが、怪奇現象のオチを基本明かさない。あくまで読者の想像力に委ねている。個人的には消化不良感があった。
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    4840146519
    No.36:
    (5pt)

    怖い話

    ざんえの話も少し含まれる、怖い話の寄せ集め。
    ざんえもこの本も、映像化されてるから、興味があれば観るとよい。
    鬼談百景の映像化作品から、この本に興味をもった人もいることだろう。

    読んでみて損はないと思います。
    鬼談百景 (幽BOOKS)Amazon書評・レビュー:鬼談百景 (幽BOOKS)より
    4840146519



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