風の万里 黎明の空 十二国記
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風の万里 黎明の空 十二国記の総合評価:
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| 僕は十二国記はあまり好きではないのです。どちらかというとデルフィニア戦記、ロードス島シリーズ、アルスラーン戦記、イクサガミなど戦闘描写多めで手に汗握る展開が好きなんです。脳みそが退化したおっちゃんは位の高い文学要素は求めていないのです。 ただ、今回はとてもよい読書体験が出来ました。陽子を含めて三人の少女にはそれぞれ罪を背負っています。陽子は人の評価や失敗を恐れて自己選択しない罪、鈴は、自分の不幸を嘆くばかりで他人を理解しようとしない罪、祥瓊は、知る努力を怠り果たすべき責任を放棄した罪です。また陽子を除き後の二人は気位が高く、他人から施しを受ける事を当たり前だと感じている節さえあります。しかし、良い出会いが旅が少しずつ三人を変えて行きます。これからが楽しみです。 刺さった名言。 楽俊「(祥瓊に誰でも貧しい暮らしをしながら幸せを感じていることを伝えて)当たり前のことを当たり前に思えないのは不便だな。」(ホントは不憫だと馬鹿にしたかったんじゃないか。それを敢えて不便だと表現した皮肉?) | ||||
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| 民を知らない者は王ではない。陽子は国を治めるために里に出る。自身の決断が民を傷つけることになってはいけない。戦をなくすために戦う現実にもがき苦しむ。祥瓊と鈴。他者への感謝と友の死を経験し、王憎しの認識を改める。誰が黒幕なのか。人は恐れると動けなくなる。動けば不幸になるなら現状のままでいいのか。望みがあることを忘れてはいけない。緊迫する心理戦。各々の意見が飛び交い、解けそうな糸が紡がれて強固になっていく。人生に苦しみは山ほどある。喪失を乗り越えた先には何があるのか。闇の先に光があるとは限らないが、はたして。 | ||||
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| 作品自体は全体的に暗い十二国記の中で、新しい時代の幕開け的のような場面なので、比較的明るいです。私はホラーが苦手なので、小野不由美さんの他の作品はトイレにいけなくなるかもと思い、手がつけられません。しかし、これはホラー要素のない部分なので読みやすいです。 ただ、Amazonで頼むのはやめたほうが良いかもしれません。大きな紙袋でガサッと届いて帯付きでしたが、表紙カバーを含め破けていました。本体は大丈夫だったので私は久しぶりに読みたかった欲も強く、もういいやと思いましたが、全部キレイじゃないと!という方はやめたほうが良いです | ||||
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| 過去にとらわれすぎると道を失う。現実を受け入れなければ望みは絶たれる。望まぬ立場を進む者、望む立場を手放す者、他者をうらやみ続ける者、各々の苦しみは異なるが、自身の心が受け入れてくれない。生い立ちから転換することの困難さ。物事を知っているだけでは理解していないのである。見た目だけ着飾っても中身が伴わない世間知らず。そこに哀れむ慈悲はいらない。本当に自分だけ不便なのか、そこを突破しなければならない。責任を果たさずに手に入れられるものはないと気付かされたとき、心の痛みは和らぎ、最上のものをに手にするのだろう。 | ||||
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| 綺麗な品物でした。 発送も素早くて助かりました。 また利用したいと思います。 | ||||
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