天使のゲーム



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初公開日(参考)2012年07月
分類

長編小説

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天使のゲーム (上) (集英社文庫)

2012年07月20日 天使のゲーム (上) (集英社文庫)

1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受ける。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

天使のゲームの総合評価:8.42/10点レビュー 19件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

不思議な魅力のある小説でした

バルセロナに空気を感じながら噛みしめるように読みました。複雑な構成になってますがミステリーというよりも立派な文学作品ですね。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18:
(5pt)

ファンタジックな第一部と異なり重厚なゴシックホラー作品である

作者の四部作の第一作である『風の影』に続く第二部である。
舞台は同じバルセロナ、時期は第一部よりも数十年遡る。
第一部と同じ「センペーレと息子の書店」や「忘れられた本の墓場」が登場する。

大きく違うのは、視点人物が小説家のダニエルであり、依頼された謎の作品を書く。
その過程で、かつて同じ依頼人から同じ依頼を受けた人物に行き当たり、過去と現在の話がシンクロしていくのは、第一部と同じ感覚を呼び起こす。

しかし、第一部がファンタジー的要素を醸していたのに対して、この第二部は血腥くかつ幻想的なゴシックホラーそのものである。

多くの殺人が錯綜し、何が真実かも定かではなくなっていく。

この迷宮的な感覚は読後も解消されず、それがある意味では本書の重厚な読後感をもたらしている。

二十世紀初期という時代のバルセロナという都市の時代性と空気とを描きこんで、次はどんな展開が待っているのかと期待が膨らむ。
天使のゲーム (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465
No.17:
(5pt)

ファンタジックな第一部と異なり重厚なゴシックホラー作品である

作者の四部作の第一作である『風の影』に続く第二部である。
舞台は同じバルセロナ、時期は第一部よりも数十年遡る。
第一部と同じ「センペーレと息子の書店」や「忘れられた本の墓場」が登場する。

大きく違うのは、視点人物が小説家のダニエルであり、依頼された謎の作品を書く。
その過程で、かつて同じ依頼人から同じ依頼を受けた人物に行き当たり、過去と現在の話がシンクロしていくのは、第一部と同じ感覚を呼び起こす。

しかし、第一部がファンタジー的要素を醸していたのに対して、この第二部は血腥くかつ幻想的なゴシックホラーそのものである。

多くの殺人が錯綜し、何が真実かも定かではなくなっていく。

この迷宮的な感覚は読後も解消されず、それがある意味では本書の重厚な読後感をもたらしている。

二十世紀初期という時代のバルセロナという都市の時代性と空気とを描きこんで、次はどんな展開が待っているのかと期待が膨らむ。
天使のゲーム (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:天使のゲーム (下) (集英社文庫)より
4087606473
No.16:
(5pt)

前作を上回る面白さ

上下巻一緒にレビューさせてもらいます。
忘れられた本の墓場シリーズだが、こちらは風の影より時代が遡る。
今作品の【センペーレとその息子書店】のセンペーレは一作目の主人公ダニエルの祖父で、その息子は一作目の書店主だ。
この物語の終わりが風の影のプロローグに繋がるようになっている。
イサックはもちろん、バルセロも登場するが、後者は風の影とは繋がっていない。
風の影では途中で「ああ、この二人は兄妹なんだな」と気がついてしまったが、天使のゲームは塔の館の前主人の現在の姿にそれと書かれているまでわからなかった。サプライズだった。
顔もわからなく火傷した上での溺死というので、実は生きているんだろうなとは思っていたが、まさかその人だとは思ってもいなかった。
その他もこちらの予想を超えた展開で本当に楽しめた。

私はクリスティーナは最初から最後まで好きでは無い。ダビッドが自分に気があるのを知っていてビダルの原稿直しをさせて、恋愛関係を持って骨抜きにした上でビダルと結婚してしまうなんて。全く許せないひどい女だと思う。ビダルの小説(実はダビッド作)が高評価を受けた同じ日にダビッドの小説がこき下ろされるという展開では怒りで一時ページを捲る手が止まってしまった。
が、そんな仕打ちを受けてもダビッドは結局クリスティーナを愛しぬくわけで、物語が進んでゆくのだが。これはクリスティーナが嫌いでもなんでもグイグイ引き込まれてゆくほど魅力たっぷりに仕上がっている。

このシリーズの次作「天国の囚人」も既に手に入れているので早速読み進みたいと思う。
そしてシリーズ完結作かつ遺作となったEl laberinto de los espíritusについてはとても日本語訳が出るまで待ちきれそうもないのでイタリア語版(スペイン語は読めないがイタリア語なら読めるのと、英語よりイタリア語の方が同じラテン語系で翻訳もニュアンスが近いだろうと思うから)を購入しようと思う。
久しくイタリア語の読書からは離れていたが、重い腰をあげるくらいサフォンの忘れられた本の墓場シリーズは魅力的だ。
天使のゲーム (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465
No.15:
(5pt)

期待を裏切らない

風の影の次作、少々ファンタジー化しているけれど期待は裏切らない。風の影のファルミンと同じく、イサベッラは愛すべき人物。
3作目、天使の囚人は上下巻ではなく一冊だから大事に取っています。
天使のゲーム (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465
No.14:
(5pt)

「風の影」はここから繋がる?

「風の影」と同じように『本』が『親子の本屋』が、そして『忘れられた本の墓場』が登場。同じように明るい陽射しはなく、暗く重い空の下でミステリアスな物語が進んでいきます。ここかしこに巧みな表現が散りばめられていて美しく、その美しさに惑わされながら、ゾクッとする暗闇に引きずり込まれていきます。下巻へ。
天使のゲーム (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465



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