稀少なアンティークから新作まで、あらゆるクッキーの抜型をそろえる〈ジンジャーブレッドハウス〉は、 愛好家たちに人気のクッキー用品店。

朝の通勤ラッシュ時、満員の乗客を乗せ、急カーブにさしかかった電車が突如、脱線・転覆した。

老舗の大手出版社に勤める彰彦は、過去の人と目されていた作家の 素晴らしい原稿を偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。

一九九二年七月、北海道釧路市内の小学校に通う水谷貢という少年が行方不明になった。

1993年、世の中がまだバブル景気に浮かれていたころ。

悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の職員にして名探偵!?黒い腕貫を嵌めたその男の巧みな誘い言葉に、ついつい気がかりな悩みごとを話してしまうと…、ありゃりゃ、いつしか難題解決へ!軽妙な筆致でユーモラスに描く連作ミステリ六編

酷薄の観察「彼を殺したが…」、亡命ロシア人の暗殺計画「犂氏の友情」、山田風太郎を唸らせた「勝負」、ドキュメント「プランス事件」、実際の犯罪か「悪の花束」、勇敢なる二等航海士「海と人間の戦い」、白瀬矗追悼?「南極記」、S19年によくぞ発表「爆風」、熱いものが

拉致監禁。両手親指切断。

山手線の電車内だけに現れる名探偵――山手線探偵。

美しく奔放な従妹の冬子に、隼人は高校生にいたる今まで、悩まされていた。

ついに訪れた勝負の時。

神保徹也は警視庁の特殊急襲部隊『SAT』の班長だったが、一年前、部下を片腕の殺し屋に撃ち殺されてから休職中の身であった。

幻の初期作品集!ミステリ、恋愛ホラーなど多彩な物語!容疑者を追い続ける老刑事、胸を打つ10の物語。

伊豆の別荘で夏の終わりを過ごす僕とあの人。あの人とは、父の再婚相手だ。

神田堀端で廻船問屋の番頭が殺された。

戦前期の代表長篇、待望の復刊。犯人当て懸賞小説(発表当時)3編を同時収録。

新聞の尋ね人広告をきっかけにヴィクが亡き母親の真実を探る「追憶の譜面」、売れっ子の女性作家との確執が思わぬ事態を招く「売名作戦」、行方不明のカメラマン探しの裏に潜む謎を追う「フォト・フィニッシュ」など、人気のV・I・ウォーショースキー・シリーズをはじめ、ユ

傷ついた犬のように、私は生まれた場所へと這い戻ってきた―ブルックリンの、幸福の物語。

女を襲うカージャック事件が続発。殺された男とシンディの関係は？　何かを隠しているらしい娘の態度にデッカーの苛立ちは募る。

父の猛反対を押し切って警官になった、デッカーの娘シンディ。

1968年、機動隊との衝突の最中、1人の高校生が命を落とした―。贖罪の刻、来たれり。

ついに工事が始まった。大石を沈めては堰を作り、水路を切りひらいてゆく。

目の前を悠然と流れる筑後川。だが台地に住む百姓にその恵みは届かず、人力で愚直に汲み続けるしかない。

イラク戦争時にバグダッドの博物館から盗まれた古代フェニキアの彫像。それに触手を伸ばそうとする一味は悪徳古美術商を惨殺。

彫像を調べていたオースチンは、やがて合衆国第三代大統領トーマス・ジェファーソンの暗号化された手紙にたどり着く。

安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。

昌枝は自分でも説明がつかなった。相思相愛、理想の結婚を実現した7年後、突然、夫の慎治が嫌いになってしまった。

九月、阪神競馬場。レース中に一頭の馬が暴走し、落馬事故が発生。

激動の幕末。

作家、評論家をはじめミステリーマニアの集まる下宿屋・時鐘館。編集者の催促を前に「原稿は一枚も書けていない。

時は1977年、東南アジアの小国ラオス。

出場できる試合もなく、貯金も底をつきかけた女子プロゴルファー、リー・オフステッド。

ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。

頼朝・頼家・実朝ら源将軍家の闇に光を当て、ベールに覆われた悲劇を鮮やかに描ききった幻想連作短編集。

孤独死した父は、最期の瞬間、何を考えていたのか? 生き別れた父の書いた「全遺産を小井戸広美に遺贈する」という遺言書。

テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。

大学病院にまた革命児が!外科研修医世良の任務はモナコから天才外科医天城を連れ帰ること。

「娘はなぜ殺されたのか。その理由だけでも知りたい―」私立探偵・神山健介にもたらされた依頼。

小学校六年生の陽太と、一風変わった叔父・夜之介。

「神の罰より、主君の罰を恐れよ、主君の罰より、臣下、百姓の罰を恐るべし」。

母の借金を返すため、還付金詐欺の片棒を担ぐ日々を送る山岸保。

“わたしたちは仲間です”―十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える“僕”は、差出人不明の手紙を受け取る。

伝説の魔法使いアトリックス・ウルフ。その呪文でふたつの国の戦いは収束した。

かつて画家として将来を嘱望されながら、間諜に落ちぶれた青年・不破は、自分の運命を狂わせた絵画「ユーディットXIII」を巡る陰謀に身を投じる。

ある殺人事件で証人を務めた二人の男女が、相次いで突然の死を遂げた。

母ひとり子ひとりの孤独な暮らしから、上流のメイドに。戸惑いながらも上流の暮らしと人々に惹かれていくグレイス。

午前二時にスザンヌのドーナツ作りは始まる。

「新しい人生のスタートよ!」PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。

小国の運命をめぐる、策謀のゲームが始まる。 天子峰の幹部候補生となった俺と綾芽、エルに与えられた最初の仕事。

戦後まもなく創刊され、乱歩の「幻影城」、横溝の「本陣殺人事件」を連載、さらに島田一男、山田風太郎、高木彬光、鮎川哲也などきら星のごとき作家たちを世に送り出し、現代ミステリーの礎となった名雑誌「宝石」。

八代将軍となった徳川吉宗は幕政改革に乗り出した。手はじめは贅沢三昧をしてきた大奥の粛清。

なぜ元新聞記者は、情報分析員である葉山を動物園に呼び出したのか?『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲーツ』で活躍した彼らが帰ってきた!“鉱物シリーズ”の興奮再び!大藪春彦賞受賞作家が放つ、書き下ろし三編を含む本格スパイ小説。

失踪した友人を探してメキシコにやってきた、アメリカ人作家ロビー。

とんでもなく面白い野球小説、できました! 書いたのは超弩級の新人作家! 史上初の“高偏差値”野球小説、第4冊は、シリーズ最高の大興奮編です。

深夜、自宅の電話が鳴った。「今、踏み切りのそばなの。

会員数三万人の人気出会い系サイト“愛のサイト”に書き込まれた、イニシャルK・Eなる人物を殺すという殺人予告。

天才暗殺者とシャーマン探偵。真の敵を暴け! 神の子に生まれた天才暗殺者と、シャーマンの子に生まれた探偵ナルヒコ。

名探偵・黄木陽平の事件簿、初集成!戦前本格派の掉尾を飾った作家。

スター暗殺の意外な顛末を描いたCWA賞受賞作、刑事の相棒に赤ん坊が採用され捜査を行う一篇、買いものリストだけで成り立つ異色作など全12篇。

夜勤から戻ったキャットは、自宅のあるアパートメントの中庭で暴漢に襲われる。

変装しても気づかれる、尾行をすればなぐられる。それでも僕は、ホームズみたいな名探偵なんだ。

齢八十を越えてもなお堀田家の大黒柱として、古書店“東京バンドワゴン”を切り盛りする勘一。

奉公人たちの藪入りの時期、金座裏では、亮吉の考案により大店などから頂いた品々を宝引きで分ける遊びを楽しんでいた。

元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。

日本有数の製薬会社、和辻薬品の会長が所有する山中湖畔の別荘。一族が集まった正月に、悲劇の幕は切って落とされた。

大脳が異常発達した小学生5人が信仰する最悪の宗教、それが「勉教」。その布教活動を、絶対に止めなければならない。

赤いドアの小さな部屋に誘われるように入り込んだ3人の男女。

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。

罠とは知らない“強盗処刑人”は女装してベルたちが待ち受ける銀行に乗り込んできた。

「七人目」は去ったが、ロロニアという少女が現れ、またもや七人になってしまった六花の勇者たち。

山間部の村で5人の人間が消えた。彼らは半日後に無事発見されたが、失踪時の記憶が揃って失われていた。

立ち寄った村で用心棒を乞われるゼン。気乗りせず、一度は断る彼だったが……。

タワークレーンで立てこもり事件発生！　空中には吊された人質が--。

高名な考古学教授の妻と二番弟子が相次いで殺された。それぞれ現場の壁には異なったペトログリフが刻まれていた。

オスカーの友人・ユーリに手紙を残して死んだトーマという下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。

ミミズの研究一筋に生きて数十年、女性とは全く縁のなかった柿本書彦の前に、謎の美女・紗十子が現れた。

かつて警視庁組織犯罪対策部に属していた影野竜司。彼はある事件で相棒と愛する妻、娘を失い表社会から姿を消した―。

おっとりしたお嬢様の麗子と、不良な暴走族のたまり場“暗黒通り”のボスとして君臨する双子の妹・美知。

派遣社員の川原光輝33歳が、上司の田丸祐介と同僚の西名はるか殺害容疑で逮捕された。

警視庁捜査一課・十津川警部宅に、若い女性が訪ねてきた。

東京、下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」を営む堀田家は、今は珍しき四世代の大家族。

ピーター・ジャンセンは生物学を専攻する大学院生。

獲物をかじる不気味な物音、闇にこだまするあやしい鳴き声、鬱蒼たる森にうごめく奇怪な虫たち―。

一つの身体に五つの人格が共存する小塚原。

吹雪の決戦から数年後。阿片に溺れ、生きる屍と化した柴火はひとり満洲の曠野をさまよっていた。

憲法改正についての国民投票実施が決まった春、函館H高校女子生徒会長の杉本岬は、全国の高校生による模擬国民投票に向けて動き出す。

湾岸地域の巨大イベントに爆破予告があり、安積班と相楽班は、警戒警備にあたるが…。

一九八八年、世はバブル景気の頂点。

出賀茂神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』を追って、巫女の貴湖らと九州・天草へ。

信長を圧倒していた今川義元は、なぜ、進路を桶狭間に変えた？軍師黒田官兵衛はその真相に慄然とする（「乾坤一擲の裏」）、坂本龍馬を死に追いやった黒幕に勝海舟が迫る（「たみの手燭」）など、歴史上の謎に果敢に挑んだ短編八本。

交易の願いを込めて就航した帆船レイナ一世号は南へ。

急死した映画監督峠昌彦の親友井上は、湖を一望する山中の洋館を訪ねた。

バブル崩壊前、今や伝説となった仕手株「風」を動かしていた三人の男達がいた。

舞台は激動の香港へ。恐るべき黒社会の実情と瀬口失踪の真相を知った茂木に、情け容赦ない猛攻が。

銃撃されても、茂木は止まらない。失踪した親友・瀬口に真実を聞くため。

本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。

夏の午後。古ぼけた大学の研究棟が嵐に閉ざされた。

深山あきらの実家が営むレストランから突然シェフが退職。さらに家賃の値上げとピンチが襲う。