プールの底に眠る
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全1件 1~1 1/1ページ
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殺人未遂の容疑者として留置所にいる僕は、13年前に恋した「セミ」という少女と過ごした夏の日の1週間を思い出す。彼女を傷つけ救えなかった自分を悔いるように―。最初はどろどろした救いのない話なのかなあと思いながら読んでいたけれど、ラストは思いの外爽快なものだった。何よりこの短さで青春小説としての魅力を存分に引き出せたことは高評価。ミステリ部分はやや弱いが、これぐらい緩いほうが作品世界には合っていると思った。静かな衝撃と感動で一気読み確実の本書をぜひお試しあれ。 | ||||
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殺人の罪で取り調べを受ける男。彼は、13年前の高校生の頃、命を絶としていた少女との出会いの時を振り返る。 「イルカ」と「セミ」と呼び合い親交を深める主人公と少女。並行して語られるのは、主人公の親友である女子高生との日々。 多感な10代のひとときを切り取った青春小説である。エキセントリックな二人の女子との交流は、微妙な恋愛もどきが上手く表現されている。翻訳小説のような、ちょっと洒落た会話が好み。 30歳となった主人公の回想が、現状にどうつながっていくのか、がミステリ風味。読み進めると、さりげない伏線が、さりげなく回収されていくのが分かる。大仕掛けはなくとも愉しめるだろう。 現代の主人公が何の罪を背負っているのか、が判明する件は、賛否分かれるかもしれない。その分、ラストで取り返してくれたとは思う。内省的と言われればそうかも…。 【メフィスト賞】 | ||||
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まー、田園都市線の青葉台が舞台なんだろうが、青葉台のアッパーミドル階級からこぼれ落ちた主人公の日常の謎&ラブストーリといったところか。そうは言ってもメフィスト賞だけあって、ちょっとブラックなところがあった。ゆやたんをものすごく上品にした感じかな。。。 | ||||
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手直しが入る前の2009年出版版です。後に出るバージョンとはやや異なり、荒削り感は否めませんが、将来性を感じさせるいい作品です。 | ||||
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2009年デビュー作を加筆修正した新バージョン。綺麗にまとめられ、将来性を感じさせる作品。私を知らないで ばかり有名ですが、私はデビュー作の方が好きです。 | ||||
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本作に驚きや感動は特に感じませんでした(あくまで私は)。 ミステリー要素はおまけ程度であり、 散りばめられた伏線は少し粗削り感が否めずもう少し自然な感じで欲しかった。 また、登場人物は比較的若いにも関わらず大人びた話し方、 年齢的に見て非現実的な観察力など少し無理があるように感じました。 しかしながら本作は何故か完読した後になんとも言えない感じにさせてくれました。 「心を失った人の人格に恋をする」とでもいうのでしょうか、 人格そのものは、その人間の心が形成するものだと 私は思っておりますが、それでは「心を失った人」という定義自体が間違いになってしまいます。 うーん、自分で言っててよく分かりませんが、 つまりは人を好きになる上で理屈などないのでしょうね。 性格がいいわけでもないのに(どちらかというと変人) ヒロインと何気ない日々を過ごす事で次第にひかれていく描写がよく描かれていたと思います。 その描写が絶妙だからこそ、後半では切なくさせるのでしょうね。 帯に書かれていた「切なさの魔術師」はまぁ嘘ではないのかなと思いました。 たぶん私もヒロインのセミみたいな娘が好きなのでしょう。 また、本作は映像での表現は無理でしょう(特に最後)。 小説であるからこそ可能なその構想は素直に評価したいと思います(予想できたのが残念でしたが)。 最後のまとめ方も救いようがあってよかったです。 好きな人は好きになる小説でしょう。 私は好きな方です。 | ||||
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