雨どいを滑り降りている時が一番幸せというバーティーはまたもや雨どいを滑り降りることに!?傑作短編2編も収録した、シリーズ第10弾。

シェトランド島に夏がやってきた。人びとを浮き足立たせる白夜の季節が。

おまえの企みは、わかっているんだぞ…女性パーソナリティと聴取者が直接語りあう人気ラジオ番組にかかってきた、激怒した男の脅迫めいた電話。

ミステリ作家の伝記専門ライターにしてヴィンテージファッション・マニアのシシーは、現在、少女探偵ナンシー・ドルーの作者、キャロリン・キーン(=ストラテマイヤー工房)伝を執筆中だ。

町のイメージアップのために野良犬の射殺を依頼された元兵士。追われた揚句に病院へと逃げ込んだ負け犬。

世界最大の富と栄誉を誇るケイヒル一族。その女当主が亡くなり、孤児のエイミーとダンは、莫大な遺産の相続人候補に指名された。

「病院勤務は悪夢だ」挨拶がわりに僕らはこう言う。研修医の地獄のシフトじゃ睡眠時間は当然不足、疲労は無限。

悪夢に苦しめられるのが怖いから、眠らない。何でも忘れてしまうから、行動を逐一メモにとる。

キリストの手になる幻の福音書『愛の書』。

モリーンが少女から渡された本は、女伯爵マティルダの自伝だった。

うららかな春の植物園。さまざまなイベントが催され、セオドシアの提供した冷たい龍井茶も大人気。

殺人を犯した者の詳細な運命がつづられる最終巻。

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせたものの、自らも傷つき、瀕死の状態に陥ってしまった。

リスベットは回復しつつあったが、様々ないわれのない罪を着せられていた。

新学期が始まり時間のできたルーシーは、新聞社で働くことに。そこへ入ったのが娘がかよう小学校に爆弾がしかけられたとの通信。

ある日曜日、作家である「私」の元に一本の電話がかかる。10年ぶりに聞くその声の主はルシアナ。

原爆戦争勃発!イギリスから疎開する少年たちを乗せた航空機が、南太平洋の孤島に不時着した。

WW2前夜のアメリカ南部の田舎町オーガスタフォールズ。

思慮深かった母が壊れていく一方で、ジョゼフは恩師のアレックスと親密な関係を築き上げていたが突然の不幸が彼を襲う―失意のままニューヨークに移ったジョゼフは作家志望の仲間にめぐり会う。

17年前の吹雪の夜、雪におおわれた放牧地で若い娘の全裸死体が発見された。

異端の科学者と翼を奪われた〈鳥人〉の冒険を、唯一無二のスケールで描くダーク・スチームパンク。

演劇修業で訪れたロンドンで電撃結婚したチャーリー。

外科医が手術室でシーツをめくると、患者は殺されていた。被害者は、百万長者の老婦人アビゲール・ドールン。

閑静なノース・ラスベガスも今や安全な住宅街ではない。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。

美貌とセックスを武器に、マフィアのボスの愛人としてしたたかに生きてきたドレア。

アメリカ南部の片田舎でバーのウェイトレスとして働くスーキー。彼女は人の心が読むことができるテレパシー能力者。

名門ケイヒル一族の当主グレースが、謎の遺言を残して亡くなった。

1808年、スコットランドの村に行商の女がたどり着いた。彼女の正体は、ピレネーの小国ボーモンターニュの第二王女クラリス。

多額の報酬が約束された事件を調べるハラーは、かつて弁護を手がけたある裁伴へと辿りつく。

高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。

大金持ちの有名人、ハイディ・ブラッドショーがスペンサーを訪れ、娘の結婚式で自分のそばについていてほしいと頼んできた。

「これからきみたち全員を殺す」社長がそう宣言したとき、36階のオフィスは脱出不可能の牢獄と化していた。

モデルエージェンシーの社長になった憧れの上司、ブラッドリーの秘書室長に昇進したベベ。

とうとう体重125キロを超えた図書館長ジェイムズ。バツイチでデブ。

国連学校の歴史教師オマー・ユセフは、ジョージ・サバがイスラエルへの内通者と名指しされ、テロリスト射殺幇助の容疑で逮捕されたと知らされて耳を疑った。

仕事にあぶれたおれたち兄弟はふとしたきっかけで鉄道会社に雇われ、鉄道保安官の職に就くことに。

地図にも載っていないくらいに小さいけれど、魅力あふれるケベック州の村、スリー・パインズ。

雑誌記者ウィリアム・ディーコンは映画女優メリリー・ムーアを警護するため、豪華客船モンマルトル号に乗り込んだ。

『通話』―スペインに亡命中のアルゼンチン人作家と“僕”の奇妙な友情を描く『センシニ』、第二次世界大戦を生き延びた売れないフランス人作家の物語『アンリ・シモン・ルプランス』ほか3編。

CIA最高のスパイ、アフメドが裏切り、ロンドンへの大規模なテロを計画している。陰謀を阻止するため、力を貸してほしい。

もうすぐクリスマス!ジェーンはあわてふためいていた。

ロンドン、グローブ座。

ハーヴァード大のロズの研究室へ向かったケイトは、メモに遺されたヒントを次々たぐり寄せ、十九世紀に書かれた一枚の手紙を発見する。

自分を陥れ、親友の命を奪い、最愛のベスを苦境の淵に突き落した男たちを絶対に許すことはできない。

自動車修理工ダニーのプロポーズは成功した。相手は幼馴染みで雇い主の娘ベス。

逃げ続けること。それがシャーロットに許された唯一の選択肢だった。

テリーは腕のいい大工だったが、ちょっと人生につまずいてしまった。暴力沙汰で刑務所入り。

親友のベスとジョージと共にシャドー牧場で休暇を過ごすことになったナンシー。

ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた一九八九年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。

世界各地の米軍警察指揮官が一斉に異動させられていた。

伯爵家の三男タイセン・シャーブルックは、大伯父の死去に伴い男爵位とスコットランドの古城を相続した。

“ソランジュ”はニューヨークでも随一の高級フレンチレストラン。料理は、どれも一流の味。

理想の結婚から2年。白馬の王子様だった夫のビルは、家庭をかえりみない仕事の虫に。

傷を負ったのは、身体だけではない。

ここはペニーフット・ホテル。海辺の田舎町にひっそりと建つ、上流階級に人気の快適な宿だ。

非実体主義とは、そこに存在しないものに価値を見出す。

非実体主義とは、そこに存在しないものに価値を見出す。

マーティが帰ってきた。母と妹のもとへ。

時間旅行の無理がかさなり過労に陥ったネッドは、二週間の絶対安静を命じられるが、レイディ・シュラプネルのいる現代ではゆっくり休めるはずもない。

人類はついに過去への時間旅行を実現した。

スルタンが病床に臥し、オスマントルコの帝都には不安が渦巻いていた。

18世紀末、バルカン半島小国の国王の姪として生まれた少女テスは、ある日溺れかけたところをひとりの青年に助けられた。

フラニー・マケイブ。クレインズ・ヴューの警察署長で、元不良少年。

壮絶な戦闘から三カ月後―。

警部補に昇進したデッカーだったが、忙しさは相変わらずで、リナや子供たちともすれ違いの日が続いていた。

被害者の長男ブラムは、リナの亡き夫の親友だった。恩人と夫への忠誠の板ばさみになり苦しむリナ。

秋を迎えるニューヨークで残虐なレイプ殺人事件が発生した。

刑務所から出所したばかりの大男、へら鹿(ムース)マロイは、八年前に別れた恋人ヴェルマを探しに黒人街の酒場にやってきた。

19世紀のロンドン。適齢期を迎え伯母の家に預けられたソフィーは、当のリブンホール家が抱える数々の問題にすぐ気づいた。

新たな任地・蘭坊へ赴任するディー判事。到着寸前に追いはぎの襲撃を受けたのは、多難な前途を予告していたのか。

その日、16歳の誕生日を間近に控えた雨の日、彼女の人生は永遠に変わってしまった。

背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。

リスベットは襲撃者たちを撃退した。だが、やがて驚くべきことが起きる。

オッド・トーマスは南カリフォルニアの町ピコ・ムンドに住む20歳のコック。彼には特異な能力があった。

デリング公爵家の令嬢ポーシャは、破産に瀕した一家の窮状を救うべく、いやいやながらも新たな花婿候補にあうためにヨークシャーへと向かっていた。

リー・スローカム検死官が、ふたたび検死審問をおこなうことになった。

B&Bの女主人として成功をおさめ、誰もがうらやむ結婚を間近にひかえたエレン。

あたしはステファニー・プラム。

キングズブリッジを未曾有の危機が襲う！ マーティンは橋の修復を依頼されるが、元親方は修道院長と手を組んで彼から仕事を奪いとった。

キングスブリッジを未曾有の危機が襲う！ マーティンは端の修復を依頼されるが、元親方は修道院長と手を組んで彼から仕事を奪いとった。

全米ベストセラー第1位 全世界が待っていた! 1500万部のベストセラー『大聖堂』続編 いつか、イングランドでいちばん高い建物を建てる――大きな夢を抱く建築職人のマーティンは、その才能に嫉妬した元親方の策略によって破門され、細々と生計を立てていた。

人気作曲家のマギーは都会の喧騒に疲れ、小さな田舎町に移り住んだ。

「なぜ私と父の写真はないの?」「なぜ母は父のことを話してくれないの?」ある日、獣医のレイチェルはクリニックで幼い女の子が泣いている姿を見て動揺し、過去の記憶の断片を蘇らせてしまった。

調味料のセールスをしているスメザーズが、ふとしたことから同居することになった青年リンリーは、ずばぬけて明晰な頭脳の持ち主だった。

テリー・レノックスとの最初の出会いは、“ダンサーズ”のテラスの外だった。

めった刺しにされ、局部を切断された男性の死体が発見される。

売春婦と見られる女性の死体が町外れの川で発見された。どうやらロシアの女スパイらしい。

密室、ダイイングメッセージ、オカルト。

ある日、著名な作家のもとを妻が去った。作家はその後も成功を重ね、新しい恋愛も始めたが、当惑は止まない。

若い恋人たちの恋路を阻む階級差の壁と不幸な誤解、高貴なる豚エンプレスを襲うどす黒い影。

チェス・プロブレム作家でもある若島正セレクトによる本邦初の“海外チェス小説アンソロジー”がついに登場!フリッツ・ライバーの幻想味あふれる表題作ほか、フレドリック・ブラウンの未訳ミステリ、現代SFの巨匠ジーン・ウルフの傑作短篇、ウディ・アレンの爆笑作、ジュリ

キャロラインにとってその日は、最愛の弟を失ってはじめて迎えるクリスマスイブだった。

名門女学校に通う令嬢ジアナは、美しい青年ランダルと恋に落ちる。

人は死後4分で肉体が腐敗しはじめる。そしてバクテリアや蝿のご馳走となり骨と化す。

行方不明になった女子高校生の捜索に加わった元保安官コークは、吹雪に行く手を阻まれるが、不思議な影に助けられる。

故郷プラハを追われた青年は、剣をもつ自由の女神に迎えられ、ニューヨーク港に到着する。

9世紀アイルランド。裕福な毛皮商の娘ザラベスは、一見不自由ない生活を送っていた。

ネオナチが集まるオスロのカフェ。暗殺の狙撃銃を探す男がいた―― 第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線。