今年40歳になるタクシーの運転手・武上英夫には「秘密」が三つあった。彼の妻にも、その友人にも、また同じように―。

"悪人"に天誅を下す「ウロボロス」と名乗る謎の集団の取材を進めていた雑誌記者・勝村が、絶体絶命の窮地に!? そんな中、あの男が動き出す――爽快ピカレスク・アクションミステリー最新作、ついに登場!

陽子ちゃんの恋人・大橋さんが大学に合格した。

世間を騒がす大義賊〈うさぎマークの怪盗団〉！　中学生・由希と小学生・弘の姉弟はそのおまめだ。

「君は、自分で思っている以上に、人がいいんだ」十津川警部は、かつての部下で今は私立探偵である橋本豊の身を案じて、そう伝えた。

1815年のロンドン。

ローマへやって来た小説家は、ある料理店にかけあい、店を舞台に新作を書くかわりに、ただで食事をさせてもらう話をつけた。

笑いの古典、巨匠と認められたコミックの天才との賛辞を賜る大ウッドハウスのおマヌケ千万なおバカ者列伝。

“ジュニア・ガニュメデス・クラブ”の最高機密。

身を潜めるのにイスラエルとは考えたものだ。何かとアメリカと近いわりに、追手からすれば盲点だ。

“あの男がドライマティーニ以外に何かを深く愛したことがあるとは思いません”こうまで腐されたバーティーの今回の運命は?爆笑短篇3作も収録した、シリーズ第11弾。

バーティーついに刑務所入りか?極北的理不尽美少女の無理難題を前に、またまたスープに浸かり続けるご主人様。

ボーレンスフルトの閘門で、全裸女性の絞殺死体が見つかった。

お笑い街道ばく進中。

バーティー、またもや婚約か!?お相手は、灰色の脳細胞が破裂寸前までオツムに詰まったあのフローレンス嬢?―大好評シリーズ第9弾。

うむ、これによって、地平線は目に見えて明るさを増したと言わねばならない。

成熟の向こうになお存在する、愚かしくも愛おしい衝動を、時にシニカルに、時にエロティックに描く、篠田節子の最新短編集。

究極のバイオハザードと――怒涛のどんでん返し! ! メフィスト賞出身作家・周木律の新境地&渾身、一気読みホラーミステリー誕生。

「価値のないもの、もしくは誰も盗もうとしないもの」だけを依頼されて盗む異色の怪盗ニック・ヴェルヴェット。

不動産ブローカーの粕谷為三は、すし屋で元愛人の霜井登代子と再会する。

星化症という奇病で家族を亡くした勇輝は人生に絶望し、他人との交流を避けていた。

「おれ、死ぬわ」――理由なき自殺が、地球規模で爆発的に増えていく。幼稚園児までが自殺し、百人以上が集団死する異常事態。

遂に成人を迎える花穎は、烏丸家の仕来りに則り、当主として肖像画を描いてもらうことに。

目立たない図書館司書のヒロインが、いつもの地味な外見の下に隠 された魅力的な自分を解き放ち、恋に踏み出します。

この遺体は誰なのか--火葬まで96時間、すべての真実を暴き出せ。 川崎区の廃ビルで発見された身許不明の中年男性の遺体。

母と若い愛人、娘とドイツ人の青年。ドナウの流れに沿って旅するふた組の恋たち。

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。

家財の出張鑑定をした屋敷で、主の老富豪が殺された。オークションハウスを営むジョシーは、身の潔白を証明すべく行動を起こす。

視えてしまった連続殺人。

左大臣の姫が、何者かによって腹を食い破られ、路傍でこと切れていた。

古より超常の力を継承する国家公務員“陰陽師”が、妖から人知れず人倫を守護する玲和の世。

駈け落ちを決行した哲と明子のトランクからナント死体が―。

全国各地の酒場の片隅でふと語られる、ちょっと不思議で不穏な話。

矢島与一郎の若い頃の剣術仲間が箱根で道場を開いているという。

華氏37度で変わらぬ外気、階下では終わらぬパーティ。

定年退職を目指して働く内裏女房の〓子。だが女が集まる宮中に平穏が訪れるわけもなく…。

新宿西口でマイクロバスが放火され、乗っていたモデルたちが焼死し、首都高速がダイナマイトで次々に爆破される。

警視庁警備三課のダメ刑事・安田保重は、窓際族を通りこして“ベランダ刑事”と呼ばれていたが…。

パリ皆殺し作戦、GO!セーヌ川を行く遊覧船に爆弾テロが起きた。

神奈川県の白バイ隊員、本田木乃美は、全国の精鋭が集まる白バイ競技会への出場が決定。

一九七七年の春、元歴史教師のマーチンは、悪友からの誘いに乗ってポルトガル領マデイラへ気晴らしの旅に出た。

山口地方裁判所下関支部の刑事法廷で、身の代金誘拐・殺人被告事件の審理で行われていた。

京都の春を彩る「ミス振袖コンテスト」。

恋人の瞬ちゃんと一緒に、名門私立高校・清蘭学院に入学した泉。

『幻影城』より作家デビューを果たし、喜寿を迎えた今なお活発な創作活動を続ける霜月信二郎。

生きることに前向きになり始めた碧だったが、一方で相棒の桐島の元に不穏な影が迫っていた。

元夫の結婚式はスイーツと警官が取りかこむ異例の展開に!? 香ばしい香り漂うミステリ 高級スイーツに究極のエスプレッソで祝うセレブな披露宴。

新選組副長・土方歳三は、新政府軍の銃弾に斃れた―はずだった。一命を取り留めた土方は、米国船に乗せられ彼の地へ渡る。

夜の町で出会った若い女の異常な

犯人逮捕は事件の終わりではない。そこから始まるもうひとつのドラマがある。

余命をかかえる二人の恋模様を切なくも温かく、美しく描いた「よめぼく」シリーズ。

ボーイフレンドとの待ち合せの公園で、あたしを待っていたのは美人のクラスメート、中川さんの無惨な死体だった。

陽子ちゃん、大橋さん、〓@4EDEくん、あたしの四人は、大橋さんのおばさんでテレビ出演している朝岡先生の家へ遊びにいった。

幼稚園のお遊戯会を楽しみにしていた矢先、厚子が誘拐された！　なぜか犯人は何も要求してこない。

“あっちゃん”こと星川厚子の住む町に産業会館ができて賑わっていた。

大晦日に発覚した一家皆殺しという残虐な犯罪。

あたし―雪村奈々は、如月高校の1年生。

悪い奴から大金を盗み、うさぎのマークを現場に残す謎の怪盗団。

徹夜の訊問明けに舞いこんだその話を聞いて、ウェクスフォード首席警部は不機嫌になった。

ポルノすれすれ、悪趣味すれすれ、クレイジーな人々が愛のないセックスに溺れ富と名声を追うハリウッドに棲息する著者の体験的描写あふれるミステリー。

パリに住む一匹狼・古郷聖司は、傭兵組織の首領・オルソップの仲介で仕事を受けた。

某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。

東京・井の頭公園で、射殺死体が発見された。被害者は盲目の画家・木下。

幼い女子を次々と拐す「黒い魔物」が、団員・篠崎始の妹と小林少年を拉致。

新宿・職安前の託老所は、居場所のない老人たちを日中だけ預かる施設。そこでは入所者の首吊り自殺が立て続けに発生していた。

関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。

佐々木道場の跡目を継ぐため、浪人・坂崎磐音は生計の鰻割きを辞し、住み慣れた金兵衛長屋に別れを告げた。

きっかけは近所の煙草屋の少女からのSOS。ちっぽけなビリヤード場を経営する二十歳の兄ちゃんが出向いてみると死体が一つ。

”人を殺す悪夢”の正体に挑むミステリー ある会社員が、自宅マンションから謎の飛び降り自殺をした事件。

本能寺の夢幻。歴史の瞬間が変われば…背歴の使者が信長を救う!信長は本能寺で死んではならなかった。

19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。

伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。

次々と襲い来る不可思議と恐怖 濃密怪談集! 静岡の深山にある廃村では、恐ろしい異界が口を開けて佇む―― 「第二十五話 京丸」より 恐るべき取材の数を誇る怪談作家・川奈まり子が綴る108話の濃厚濃密な怪談奇譚集。

生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と勃発する事故。

小学6年生の男子生徒がクラスメイトを毒殺した。

ドイツ現代史の権威、ホーエンハイム教授の邸宅・蝙蝠館に招待されたゼミ生たち。

「ドイツの休日」を楽しむご存じ三毛猫ホームズの一行。

スーパーの親爺。ヤクザからは足を洗った。

延暦十六(七九七)年、京の官人・橘逸勢は修行の旅で讃岐の国の串谷村に立ち寄った。

大学に入学して二度目の冬。葵は家頭邸で、円生の作品の展覧会をすることになった。

幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と結婚したおりょう。

父の妹のエレナはアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネだった。

「お姉ちゃんが、死んじゃったよ!」亀井刑事の息子健一が電話で悲痛な叫びをあげた。

鎌倉の花火大会の夜、二階堂日美子の旧友が落としたテレホンカードから、京都全裸殺人の被害者の指紋が検出された。

「911」―米国は日本と違い、警察、消防、救急の区別なく、緊急事態は全てこの番号に電話を掛ける。

「遠野物語」から二十数年を経て刊行された怪異譚「遠野物語拾遺」を、 京極夏彦がその感性を生かして語りなおす。

「立派なお坊さんになるのですよ」 母の願いを受けて、安国寺で修行する幼い千菊丸だが、禅寺は腐敗しきっていた。

リュパンが逮捕される。神出鬼没、天下無敵の怪盗紳士が豚箱入りとは。

真部浩一は密かに思いを寄せている多治見夕顔らと、高校の先輩・柳木重吾の軽井沢の別荘に出かけた。

顔見知りの刑事に頼まれ、片山刑事が、赤いスーツの女を尾行して列車に乗り込むと、そこにはなんと、同窓会で旅行に出た妹の晴美、石津刑事、そして名探偵三毛猫ホームズがいた。

親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。

東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。

石神探偵事務所の一員でもあるアキは、友人の多賀谷紫織らと、紫織の伯父が住む玄武屋敷を訪れた。

東京湾にまたがるレインボーブリッジで、乗り捨てられている車が発見された。

江戸で五指に入る植木職でありながら、妻とのささいな感情の行き違いがもとで、職を捨て、妻子も捨てて遊蕩にふける男の寒々とした内面を虚無的な筆致で描いて、周五郎文学に特異な位置を占める最晩年の傑作「あとのない仮名」、夫婦の変らぬ愛情を、枯死するまで色を変えない

「殺人ビジネス、始めます」「新規開業につき、最初の三人までは特別価格30万円」―胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。

木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木ら 若き芸術家たちが謎に挑む 傑作青春ミステリ 明治末期に実在した若き芸術家たちのサロン、 その名も「パンの会」。