ハイ・アラート
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この本の魅力は、緻密な取材と専門知識に基づいたリアルな描写だと思う。 テロリストの手口や動機、警察の対応、外国人労働者の生活や問題点など、現実に起こり得る事態を想像力豊かに展開している。 特に、ペルー国家警察の捜査官が登場する神戸編は、日本ではあまり知られていない外国人の苦悩や犯罪に目を向けさせられる。 東南アジアや南米から、夢を掴みにやって来る人たちを喰い物にする現実!? 作者の福田和代さんは、ペルーに実際に取材に行ったとか。 その行動力が、作品の信憑性や深みにつながっていると感じる。 さらに、この本の面白さは、スピーディでスリリングな展開。 テロ事件と神戸編は、最初は別々の物語のように見えるが、次第に関連性が明らかになっていく。 その過程で、登場人物たちの過去や秘密、思惑や感情が次々と明かされていく。 読者は、登場人物たちの視点を交互に追っていくことで、物語の全体像を徐々に把握していくことになる。 そのため、次のページが気になる。 最後のクライマックスも、予想外の展開で驚かされる。 この本を読んで考えさせられる点は、テロリストや外国人労働者の背景や動機にあると思う。 テロリストは、自分たちが「怒れる神々」と名乗り、日本の社会や政治に対する不満や抗議を爆弾で表現している。 しかし、彼らの主張は一様ではなく、それぞれに個人的な理由や感情がある。 一方、外国人労働者は、日本で働くことで自分や家族の生活を改善しようとしているが、様々な困難や差別に直面し、その苦悩が伝わってくる。 彼らもまた、自分たちの権利や尊厳を守るために、止むおえず暴力や犯罪に手を染めてしまう。 これらの人物たちは、一見、悪人や犯罪者として非難されるべき存在のように見えるが、彼らの行動には、社会や制度の問題や不正義が関係していることが示唆されている。 そのため、彼らに対して単純に憎悪や非難を抱くことができなくなる。 むしろ、彼らの立場や感情に共感や理解を示すこともできる。 この本は、テロや犯罪の背後にある人間の複雑さや社会の問題を浮き彫りにしてくれる。 この作品は、リアルでスリリングなクライシスノベルであるが、同時に、テロや犯罪の背景や原因について考えさせられる作品でもある。 この本を読んで、テロや犯罪に対する自分の見方や考え方を見直すきっかけになる。 クライシスノベル、社会問題に関心がある人は必読。 | ||||
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爆弾テロ犯グループと外国から出稼ぎに来た外国人とこれが行方不明となり探しに来た捜査官。これを手伝う元裏稼業経歴のあるジムオーナーといろんな糸の色が絡み物語が進んでいく。一気に読みました。 | ||||
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比較的低評価のレビューが並んでいますが、私は単純に面白かった です。 単純に爆弾テロと言うと、ちょっと。 と言う感じですが、可哀想なポスドク、自殺志願のフリーター、意外に 人がいい中国人が集う。そこにもっと悲惨なペルーの日系人事情。それ らが絡まるとこんな感じ。という作品。 悲惨なポスドク達を見てきた私には、ちょっと共感できるところが ありました。 福田和代さんって、これが私が読んだ二作品目なんですが、とっても 文章が達者。語り部として優秀。 確かにプロットの割には、生かされない登場人物があったかなとは 思いますが、最近読んだ作家の中では良好。 どこかのゴーストライターが世に出てきた感じすらしてしまいます。 どっかでこの文章読んだことあるよなあ、っていうデジャブ感が良好。 85点。 確かに突っ込みどころがあるのは減点ですが、こんなレビューアーが いてもいいと思います。 | ||||
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新宿で発生した爆弾テロ。十二神将と名乗るテロリストの目的は… 風船やカラスを使った爆弾テロという断片的なアイディアは面白いのだが、ストーリー全体のまとまりはイマイチ。 福田和代の出世作『TOKYO BLACKOUT』も断片的な描写は良かったのだが、やはりストーリー全体がイマイチだったのを思い出した。 | ||||
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面白半分からテロリストになっていく少年たちは読むほどに引きこまれました | ||||
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