(短編集)
碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート
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航空自衛隊の音楽隊員として活躍する鳴瀬佳音(なるせ かのん)の日常と事件を描いた作品です。 音楽隊の仕事や演奏会の裏側、航空自衛隊の歴史や文化など、興味深い情報が満載で、佳音の恋愛や友情、家族の関係など、人間ドラマも楽しめます。 この本の魅力は、音楽隊の活動をリアルに描いていることです。 作者は実際に航空自衛隊の音楽隊に取材しており、その様子は巻末のエッセイにも書かれています。 音楽隊のメンバーは、様々な楽器を演奏するだけでなく、自衛隊の任務や訓練にも参加しています。 音楽隊の役割や意義、自衛隊の使命や規律など、知らなかったことが山ほど出てきます。 音楽隊の演奏会のシーンは、音楽の魅力や感動を伝えてくれます。 この本のもう一つの魅力は、佳音の成長物語です。 佳音は、アルトサックスを担当する女性隊員で、最初はドジでおっちょこちょい、さらに天然です。 ですが、音楽隊の仲間や先輩、指揮者など、様々な人との出会いや別れを通して、自分の夢や目標を見つけていきます。 佳音は、音楽隊の一員としてだけでなく、自衛隊の一員としても、自分の役割や責任を果たそうと努力します。 佳音の恋愛も、音楽隊の仕事との両立や自衛隊の規則など、複雑な問題に直面しますが、それを乗り越えていきます。 この本は、音楽と自衛隊という異なる世界を結びつけた、今まで無かったユニークで魅力的な作品です。 音楽隊の活動や自衛隊の歴史を知ることができるだけでなく、佳音の人生を通して、音楽の力や自衛隊の精神を感じることができます。 音楽好きや自衛隊に興味のある方におすすめの本です。 | ||||
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主人公は鈍臭くてルーズで化粧っけも色気もない。元同級生が回想で演奏すると別人のようになると言ってるけどそれも一度だけなので、ただイライラする魅力がない女性としか思えない。 それだけじゃないんだという音楽の才能や感性にもっとフォーカスするべきだったのではないか。 自衛隊の音楽隊の話は面白かった。ただ、もう少し音楽以外の訓練の話とか、入隊するのは多分難しいだろうからその辺りを掘り下げて欲しかった。 ミステリー?要素を毎回入れてくるけどそれも中途半端だし、なんか全体としてちょっと足りない感じだった。 | ||||
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作中に鳥取県を舞台にした話が一つ。さすがに鳥取駅周辺の描写は的確で、「しっかり取材したんだな~」と感心したのもつかの間、読み進んで行くうちに「んっ?」という記述が。作中に「全日本で金賞を取った中学校」というのが出てくるが、う~ん、ここ数十年。鳥取県でそんな快挙を成し遂げた学校なんて聞いたことがない。いや、全国大会って、行ったことすらなかったんじゃないかな…。そんだけ鳥取県にとって、全国なんて夢のまた夢なんですよ。 これはフィクションであり、現実とは当然違う。でもその虚実のギリギリのバランスで成り立つのがこの手の作品じゃないのかな。全国で金賞を取った鳥取の中学校が出てきたとたん、何か白けてしまって…。 惜しい!あと少しでした。 | ||||
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自衛隊の音楽隊については警察の音楽隊、消防の音楽隊と同じくらいの漠然としたイメージしかありませんでしたが、音大出身者の進路の一つであるということをこれを読んで初めて知りました。 自衛隊員としての訓練も受けなければならないとか昇進しないと定年まで在籍することはできないなどの事情も知ることができます。 著者が楽器の経験があるのかどうかはわかりませんが、素人ながら楽器を演奏するものが読んでも表現が変だとか間違っていると思う箇所はないので実際に演奏する人によく取材されているのだろうと思います。 自衛隊員であっても人間。若い女性には若い女性らしい人生があります。 吹奏楽を扱った作品は京都アニメーションの作品をはじめとして少なくないのですが、以前『楽隊のうさぎ』を読んであまりいいイメージを持たなかったので手を出さずにいました。 しかしここでは登場人物は音大を卒業した大人ばかりで演奏技術もお墨付き。 そんな人たちの本番前や録音に臨む心境も適切に描かれていて実際に楽器に関わる人が手にしても楽しめると思います。 しかし大きな賞を狙うような内容ではないので肩肘張らずにヒロインに感情移入して読むことができます。 登場人物の造形も極端に個性的ではなくそれでいて魅力的に描かれているのは著者の力量でしょう。 三冊続けて読みました。 次が待ち遠しいです。 | ||||
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元自衛官として、自衛隊の内情について「?」の部分はいくつかあった。 例えば、入隊してまもなく2年経つ空士が未だに2士だったり(普通なら士長)、上官に対する呼び方だったり、取材した割にはツメが甘い。 もしかしたら、後者については硬派な雰囲気を削るための措置なのかもしれないが、厳しい上下関係なしにして自衛隊は語れないと思うのだが…と思う面はあった。 内容としては、ライトな書き口で、読みやすく、短編仕立てなので、ちょっと時間があるときにちょうどよい。 続巻はまだ未読だが、期待して読みたい。 | ||||
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