(短編集)
啄木鳥探偵處
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
啄木鳥探偵處の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待はずれでした。 石川啄木に金田一京介、明治の浅草や下町界隈、どんな話なのか期待して読み始めましたが、人物像は見えてこないし、この文の後ろにこんな表現持ってくる?といった感じで途中でやめようかと思ったくらいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
探偵役石川啄木&ワトソン役金田一京助のコンビでお送りする、レトロな味わいの探偵小説であります。 薄幸の歌人兼探偵啄木に振りまわされ続ける金田一先生が素敵。両人のやりとりはコミカルで、そこはかとなくボーイズラブの香りが匂っておりますが、端正な筆致でつづられる物語の数々は、いずれも哀しくて、艶があります。明治末年という時代の空気感もお見事。最後のエピソードに出てくるゲストにはにやりとさせられます。 ミステリとしての出来にばらつきがあるのがやや残念なところか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明治時代+推理+石川啄木&金田一京助キャラクタ。 メインにまさかと思って読んでみました。 まずはキャラクタの中身が面白かったです。 貧困と病弱なくせに絶対的に我が道を歩いていく石川啄木。役どころは探偵。 年上のはずだけれども術中にはまっていく金田一京助。探偵助手と勝手に決められる。 会話も楽しいし、地の文にも面白味があります。 常に、啄木が台詞まわしで金田一を騙してはめるパターンですが、 ストーリーが金田一の一人称なので笑えます。 一話ずつ完結している連作集でした。 〆は必ず、啄木の短歌で飾られています。 最後のお話は、冒頭から石川啄木亡き後と始まってますので吃驚。 しかも十一年後。とはいえ、啄木が探偵業を手がける発端ともなったという中身です。 金田一が啄木を思い出す場面は、ほほ笑ましいやらなんとやらでした。 推理の筋を追っていくのは少し大変でした。 トリックはガチで作り込まれているので、啄木の説明を追うだけで精一杯。 トリックが好きな方にはいいのではと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1999年に出た単行本の文庫化。 名探偵訳に石川啄木を、ワトスン役に金田一京助を据えたミステリである。本書には、第三回創元推理短編賞受賞作の「高塔奇譚」をはじめとする5篇が収められている。 しかし、これはちょっとどうなのかというレベルで、なんだかガッカリしてしまった。推理はお粗末だし、BLっぽいし、人物や時代や社会の描き方に優れたものがあるわけでもない。 本書ののちは時代小説、伝奇小説で頑張っているようだが…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
啄木鳥探偵處のレビューを読んで、本当にそんなに面白いのかと、半信半疑で購入してみた。 いやはや、まいりました。ミステリがどうのという以前に、まずは文章世界の巧みさに、どんどん引きずり込まれてしまった。艶のある文体から、ふと垣間見せる女の切なさがいい味をだしている。啄木のやんちゃさ、金田一のお人よし、時代背景の美しさ、どれをとっても一級品の推理短編集である。 こんなに凄い作家さんがいたなんて、さすがは創元推理文庫です。 続きはないのかな?読みたい!! | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|