猫のいる喫茶店の名言探偵



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初公開日(参考)2016年09月
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長編小説

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猫のいる喫茶店の名言探偵 (PHP文芸文庫)

2016年09月10日 猫のいる喫茶店の名言探偵 (PHP文芸文庫)

猫カフェの片隅で事務所を開くダメ弁護士の兄と、空気が読めないイケメンの弟の二人が、名言で事件を解決するハートフル・ミステリー。(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(2pt)

読むのが辛い作品

顔も身長も頭も普通の弁護士の兄と顔がよく頭もよい名言好きの弟の日常の謎を解いていく作品。

第一話からイライラと言いますか読むのが段々辛くなっていきました。
冒頭にも書かれていますが、街の住人は主人公を便利屋か何かと思って、
平日からお金にもならない依頼を罪悪感も全くなしに頼んできます。
断ろうとすると「先代はやってくれたのにねえー」と死んだ父の話をし、
断れないお人よしの主人公に、その他の登場人物が威圧的というか一方的というか断れない雰囲気を作り出しています。
第三者が関わるべきでない、「それくらい自分でなんとかしろよ」って思う問題でも、
この人は断れない、タダで引き受けてくれる、
と明らかに利用してる感じがプンプンしてこの町の住人があまり好きではなくなりました。
親しい人の頼み事や相談、状況によって協力してあげたいと前のめりになる展開ならわかりますが…。
というか弁護士でなくても良い話もあります。

主人公の兄以外のメイン登場人物もクズ過ぎます。
名言でしか会話が出来ない弟。
1話に10個以上は名言を放ち、その度に「それは誰の名言だ」「これは〇〇の言葉だよ」っというやりとりを見せられます。
兄以外にはほとんど名言でしか会話しておらず、それを聴いた第三者は「ぽかーん」としたり「は?」という感じになります(当たり前だ)。
名言はたまに言うからこそ、意識しないで言ったからこそ効果があるのであって、しょっちゅう使っては全く名言の大切さが生かされてないと感じました。
あまりに名言を乱用しているので、肝である名言を読み飛ばしてしまう事もあるでしょう。
名言以外でも一応会話は出来ますが、空気が読めない(何故そこで口を挟むって場面が多い)、コミュニケーションが出来ない、
その度に相手に不快感を与えて、兄がなんとかカバーするやりとりが毎回あって、本当にこの弟は兄の事が好きなんだろうかと思いました。
というかいきなり名言を使って口を挟んだら誰だって「何言ってんだこいつ」ってなる事くらい理解できないのでしょうか。
その癖自分が謎を解いたら教える代わりにご飯を毎回ねだったりしてきます。(兄が毎回弟の言動を喧嘩にならないようしてあげてるんだから弟が逆に奢ってあげなよ)
頭が良いだけで、心療内科に行ってほしいと思うキャラクターです。

弟以外にも自分の下心の為に兄弟を利用し、客にテキトーな事を言って騙す丸目という男。
命の危険があるかもしれないのに、仁義、任侠という言葉を押しつけて命を掛けて依頼こなしてこい!!と怒鳴る元ヤクザの叔父。
任侠を軽んじる奴はクソだと言ってきます。作中でクソクソクソ言いすぎてそんな人が任侠を語るのか…と感じました。
この叔父はタイトルになっている喫茶店の店主でもあるのですが、会計をしようと立った普通の客に対して「今いいところちょっとまってな」「たく気が利かねえ客だな」と文句言って、全くこの喫茶店に好感が持てず通いたいとか雰囲気が良いとか思えません。
さすがに何の責任もない関わりもない客に対して失礼すぎます。
さらに叔父叔母、幼馴染の女の子は弟の出来がいいのか、兄の前で「ほんと弟と違って何もできないぼんくら」「兄と違って凄い」等悪口を言います。
主人公が「うるさいなあ」と心の中で文句言いたくなるのも解ります。本人の前で日常的にこんな会話をされてると思うと酷すぎて何も言えません。
元ヤクザ、任侠仁義を押しつけて、クソだと言われ続け、怒鳴って自分の考えや言いたい事が言えない環境の中でよくグレなかったなあと思います。

ミステリ(謎)の部分に関しては面白いと思ったのですが、やはり登場人物にイライラさせられてばかりであまり楽しめませんでした。
猫のいる喫茶店の名言探偵 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:猫のいる喫茶店の名言探偵 (PHP文芸文庫)より
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