愛の旋律



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    初公開日(参考)2004年02月
    分類

    長編小説

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    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

    2004年02月20日 愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

    奔放なオペラ歌手ジェーンの歌声に魅せられたヴァーノンは、婚約者のために一度はあきらめた音楽家への道を再び呼び醒まされた。それはまたジェーンへの愛の兆しでもあった。平凡な幸せを望む心とは裏腹に、二人の女性を愛し、音楽家としての野心に取り憑かれた天才芸術家の愛と苦悩を流麗な筆致で描く大河小説。 (「BOOK」データベースより)




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    愛の旋律の総合評価:9.25/10点レビュー 8件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.8:
    (4pt)

    Love, Marriage, and the Pursuit of One's True Passion

    A good friend recommended the novels Agatha Christie had written under the pseudonym Mary Wetmacott and this book was the first one I chose to read. I was drawn in from the beginning, with young Vernon, the leading character of the book, describing the adults around him through an infant's eyes. The innocent observations the boy makes paint a clear picture of the familial situation surrounding him, especially the strained relationship between his mother and father. The book goes on to portray Vernon growing up, making friends, falling in love, and discovering his true passion(or more like the passion engulfing him) against a backdrop of the industrial revolution and the First World War. The plot was quite dramatic as you would expect from Ms. Westmacott and the reader is kept entertained throughout. However, what I enjoyed most about this book is the variation of romantic tastes and inclinations, the different ways affection is expressed and accepted, and the wide variety of relationships which occur between those who love each other, depicted throughout the book. As I am about to step into a committed relationship, the book gave me some food for thought.
    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300759
    No.7:
    (4pt)
    【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

    ネル

    ※ネタバレあります。





    主人公ヴァーノンが恋をした(物語の真相を知ると、「愛した」とは言えない)ネルという女性が不思議だと思った。
    彼女は他の人間より高尚でもなく、かといって意地悪でもない、ごくごく普通の可愛らしい女なのだが、(物語が進み)夫ヴァーノンが戦死したと思い込んで、アメリカの富豪ジョージ・チェトウィンドと結婚した途端、なんの魅力もなくなってしまう。

    少なくとも私の目にはそう映った。
    それまでは、同性どうしということもあり、ヴァーノンよりネルの心情が理解できた。
    ネルの天才を愛する苦悩や、貧乏になることで二人の愛が冷えるのではないかと、恐れる心理など、全てとは言えないが、ネルの気持ちに寄り添える部分もあった。
    しかし、物語終盤で、チェトウィンドと結婚すると、彼女はなんの個性もない、ただの『富豪の妻』になってしまう。
    そんな彼女を一言で表すのなら、「化粧箱」だ。
    女らしく着飾り、何でもそろっている。
    だが、生きてはいない。生きているのに、生きてないのだ。
    全く共感もできないし、したいとも思わない。

    人間というのは、こうまでも印象が変わるものなのか…。
    やはり安易な道は、人から何か奪ってしまうのか。ネルはジョージ・チェトウィンドを「好き」だが、決して「愛して」はいない。
    本当の「愛」のみが人間に生気を与え、魂を輝かせるのか。

    他にも本書を読んで感じたことは色々あるが、私の語弊力では表せそうにない。
    あまりにも物語が長すぎて、私の文章力だと「一人の人物ついて少し思ったこと」を書くのが限界だ。

    それにしても、クリスティーの中でも長い読み物だった。恐らく最長だろう。

    「読んで良かった」と思ってはいるが、正直、後味が悪い物語で、好きか嫌いか簡単には決めきれない。むしろ「不快」と言い切れるかもしれない。
    …とか言いつつ、高い評価をつけている自分がいる。
    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300759
    No.6:
    (4pt)

    ネタばれあり。ミステリーじゃないからと言って敬遠すべき作品ではない。

    クリスティーの残した、推理ではない、いわゆる普通の小説。しかし、だからと言って読まないというのはもったいないと感じる。
    大河小説、と銘打ってある通り、ヴァーノンという男の人生について語られている。
    彼の周りには幼馴染とオペラ歌手の2人の女性が登場して、異なる魅力に惹かれるものの、決して浮気性だからではない。
    幼馴染の方とは一時結婚するものの、戦死という誤報が出てしまったために、以前から求婚してきたアメリカ人と再婚する。これも浮気心が働いてというわけではなかったが、結局アメリカ人から離れられなくなってしまう。
    主人公は記憶喪失を経て妻の元に戻るが、前述のことを知ると、前々から揺れていた歌手とともに、主人公は芸術を求めて旅をし始める(終盤)。
    ラストでは、三人が同じ船に居合わせた際、沈没事故にあってしまい、主人公はとっさに幼馴染の方を選んでしまい、歌手は溺死してしまう。
    主人公はそれを悔やみ、音楽家としての仕事に執着し始め、元鞘に収まろうとした幼馴染を拒絶したところで物語が終わる。

    正直いって後味のいい作品とは言えない。主人公は家を失い、愛した人を失い、最後は仕事に情熱を注ぐことになる。
    前半部分だけかもしれないが、男の人生を描いているのだ。
    推理小説出身なだけあって、文章はミステリー風。
    しかし、これは敬遠されるべき作品ではない。人生とは少女漫画のようにうまくいかない、そうクリスティー女史が言ってきているようだった。
    ただ一つ気になるのが、チェトウィンドが生きているのか死んでいるのかだけが気になる。
    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300759
    No.5:
    (5pt)

    英語の題名はGiant's Bread「巨人の糧」。

    アガサクリスティではなく、メアリウェストマコット名の作品。

    英語の題名はGiant's Bread「巨人の糧」。

    幼馴染と男女の友情、従姉妹兄弟と叔母・叔父。
    母親と父親。戦争と平和。
    イギリスとドイツ。ユダヤ人とロシア。
    音楽と美術。ピアノとオペラ。
    相対する様々な関係が織り成す物語。

    主人公も、男からその妻。戦士したはずの夫と遷ろう。

    未完の肖像、春にして君を離れ、マン島の黄金
    など、ミステリでない作品の方が、好感が持てた。

    ただし、アガサクリスティの作品だと知らなかったら、読まなかったかもしれない。
    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300759
    No.4:
    (5pt)

    英語の題名はGiant's Bread「巨人の糧」。

    アガサクリスティではなく、メアリウェストマコット名の作品。

    英語の題名はGiant's Bread「巨人の糧」。

    幼馴染と男女の友情、従姉妹兄弟と叔母・叔父。
    母親と父親。戦争と平和。
    イギリスとドイツ。ユダヤ人とロシア。
    音楽と美術。ピアノとオペラ。
    相対する様々な関係が織り成す物語。

    主人公も、男からその妻。戦士したはずの夫と遷ろう。

    未完の肖像、春にして君を離れ、マン島の黄金
    など、ミステリでない作品の方が、好感が持てた。

    ただし、アガサクリスティの作品だと知らなかったら、読まなかったかもしれない。
    愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:愛の旋律 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300759



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