蜘蛛の巣
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クリスティーの戯曲を小説化したものである。戯曲はかなり昔に一度読んだきりだったので、面白く読むことができた(結末を知ってもなお新鮮なくらい、きれいさっぱり忘れていた)。 というわけで「ああ面白かった」と筆をおいてもよいのだが、気になることを少し。巻末に「クリスティーの戯曲」という著者の小文が掲載されているのだが、一カ所おかしな記述がある。P260・2行目なのだが、以下のようにしなければ意味が通らない。 (×)一作だけは舞台用のオリジナルで、小説を翻案したものではなかった。 (○)一作だけは舞台用のオリジナルではなく、小説を翻案したものだ。 これは前後の文脈から『五匹の子豚』の戯曲化『殺人をもう一度』に関する言及なので、どう考えてもこれが正しいのだが…なぜこのような間違いが起こってしまったのか。原文のミス? 翻訳のミス? 校正のミス? 本編とは関係ないけれど、気になって夜も眠れない。 ちなみに、Amazonの「商品の説明」の山本やよい氏のプロフィールにある『アガサ・クリスティー殺人事件』は、『アガサ・クリスティー失踪事件』が正しいことも、余計なお世話ながら付記しておきたい。 | ||||
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本作品はクリスティーの二作目のオリジナル戯曲「蜘蛛の巣」をチャールズ・オズボーンが小説化したものです。その歴史と経緯については、巻末のチャールズ・オズボーンによる「アガサ・クリスティーの戯曲」及び霜月蒼さんによる解説をご参照ください。私にとってのクリスティーの戯曲と言えば「検察側の証人」であり、それを映画化したビリー・ワイルダーの「情婦」ということになるでしょう。また、「情婦」はミステリ映画の古典であり、Must_Seeでもあります。 さて、今回は田園地帯のカントリー・ハウス内での殺人事件。舞台劇ですから、場所は限定されています。ミステリー的興趣は、その客間に「隠し扉」が存在していることにあります。 外務省高官のヘンリー、その後妻のクラリッサ、前妻の虐待により心に傷を負った継娘、ピッパの三人の家庭の有り様に加えてテンポよく次々と登場人物たちが現れ、そこにピッパの母親の再婚相手、オリヴァーが登場し、尚且つ彼は或る場所で死体となって発見されます。犯人は誰?何故? 英国の"ハイ・ソサエティ"(死語?)と彼らに雇用された人たち。また、ヘンリーが或る人から呼び出されるキッカケに至っては、いよいよ<ル・カレ>の物語が展開するのかと思わされたりもしましたが、そんな訳はない(笑)。 私だけかもしれませんが、ミス・ディレクションに惑わされ、撒き餌のような小さな伏線に気付くこともなく、終盤、それらが徐々に回収されていく小さなときめきを覚えることになりました。また、小品でありながらも小さなツイストが2箇所あります。最後に、タイトルの印象的な意味合いが説明された後、終わりを迎えます。 コミカルで、ソフィスティケイティドな愛すべきパズラーだと思います。 ▫️「蜘蛛の巣<小説版> "Spider's Web"」(アガサ・クリスティー チャールズ・オズボーン小説化 早川書房) 2025/2/24。 | ||||
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こちらは舞台用脚本として、貴重な文献です!翻訳も分かりやすいです。持ち歩くにも最適なサイズで重宝します。有難うございます! | ||||
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初めて戯曲を読みました。短いけれどあっという間でした。なかなか面白かったです。 | ||||
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ちょっと展開が突如変わったり 意外な面から思わぬ事実が露呈したりと 変化が大きい作品です。 なので、変化についていけないと すごく違和感を感じてしまうかもしれません。 きっと驚くのは 死体が突如として消えてしまったり 身近にいる人が実はとんでもない秘密を 抱えていたり…というのがざらにあること。 そして犯人もむろん… 驚かれることでしょう。 | ||||
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