崖から転落死したはずの兄から連続して届く、謎の手紙。明子はマンドリン教室の仲間である萩原朔太郎に相談を持ちかけるが…。

謎めいた料理店で出会う“少し変わった子”たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う―。

十七歳の真琴の駆け落ちは、失意に終わった。恋人は、彼女を捨てた。

少年は母を救うために父親殺しを計画した―。深谷マジック、冴える!史上最強の毒は何か?著者会心の書下し本格推理。

梅の花が散り始めた小田原の城址公園で、若い女性の他殺死体が発見された。

日系人部隊で欧州戦線に参加し、負傷して米本国に帰還したミノル・タガワは、ペンシルベニア大学に復学し、世界初のコンピューター開発計画に加わる。

21年前、ボートの操舵ミスで房総の海に投げ出された浅見光彦の父は、美瀬島の漁船に助けられるが、生死の境をさまよう床の中で奇妙な声を聞いた。

浅見光彦が美瀬島で出会った天羽紗枝子は、謎のメッセージを残して消えた恩師・石橋洋子の行方を探していた。

ロンドン発202便は、飛行機好きの小学生、護送される国際犯罪者など、様々な人々を日本へと運んでいた。

周がまどろみの中で見た夢、それは大胆な犯行予告とも言うべき「予知夢」であった。

愛知県豊橋市の名門・悠悠館高校に通う行彦たちの元に「世直しだ ええじゃないか」と書かれたお札が届いた。

夢羽の家にほど近い愛子が淵に、謎の生物「アッシー」が出没。

そこは馴染み深い自分の家だった。日本の、蓑崎の―異世界・オスタスに飛ばされてから何度かは、帰りたいと思った気がする場所。

まむしの周六といわれた男、論理の秘鑰で蒙を啓く! 探偵小説の元祖・黒岩涙香の唯一の作品集「涙香集」をまるごと復刻。

出張先のホテルの一室で秋谷修一は、悪夢によって目を覚ました。

本能寺の夢幻。歴史の瞬間が変われば…背歴の使者が信長を救う!信長は本能寺で死んではならなかった。

昭和二十年四月、アメリカ軍が沖縄本島に上陸したとき、安次嶺弥一は十一歳だった。

記憶障害に悩む作家・鳴瀬君雄は、ある朝自宅で他殺死体を発見する。ポケットには血の付いたナイフ。

2004年7月26日、中島らも氏が52歳の若さで急逝してから2年。

ひとりぽっちは、さみしくない?きいろいゾウと、ひとりのおんなのこに訪れた、せつなくてやわらかい、奇跡のような一夜。

犯罪を越えたその先に、本当の闇がある。二日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。

陸軍刑法の裁きのもと、故国を遠く離れた戦場で、弁護人もないままに一方的に軍律違反者として処刑されていった兵士があった。

五つの島々をまわって数人ずつ客を拾い、合計二十五人を輸送してほしい、但し目的地は全員が乗船するまで秘密―奇妙な依頼の目的は?潮見島と風見島、瀬戸内海に浮かぶ二つの島の対立に心ならずも巻き込まれた海上タクシー船長・寺田の前に、さらに不審死の謎が立ち塞がる。

葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹を超える猫が暮らす通称・猫島。

数理情報工学の権威・久珠場俊隆博士が、莫大な遺産をのこして客死した。

長女の結婚式の日、柳原教授の携帯が受信した1通のメール。それはかつて大学の教え子で愛人だった、晶子からのものだった。

目を覚ますと、そこは昭和20年、֒

日本橋北内神田堀江町、小舟町、小網町の三町は、雪駄屋、下駄屋、傘屋の問屋が軒を連ね、一方は晴天を、一方は雨天を望むので、通称照降町と呼ばれている。

龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人たちアクト・ナインのメンバー。

ノアの方舟は、龍=ロケットではないか。この仮説を検証すべく、九鬼虹人は仲間とインドに向かう。

遠いあの頃が呼ぶ、そこにはほら…。

さえない男がいざとなったら大活躍! 一読、心が晴れ渡る。痛快連作全八編。

昭和30年の辻村琴美と2005年の森谷香織―。愛してもいない許嫁からの求婚に時を超え、同じように悩むふたり。

西之園萌絵にとって、その夜は特別なものになるはずだった。

恋をした相手は人形だった。作者は如月(きさらぎ)まゆら。

無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。

渋谷の女子高生・麓うららは、幕末にタイムスリップしてしまった。

七軒がひしめくラーメン横町で、料理評論家の田岡が殺害された。

名門・勧修寺家の十七代目当主にしてベンチャー企業のオーナー、文麿。

「三億円事件を再現してお見せしよう」真犯人逮捕のために大富豪が入念に計画した推理ゲーム。

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。

海辺の瀟洒なリゾートホテルには、知る人ぞ知る神出鬼没のホテルマンがいた。

夏休みの遊園地。衆人環視の中で“伯爵”と名乗る怪人が、天才児4人を次々に消してみせた。

目を覚ますと、そこは昭和20年、太平洋戦争下の東京だった―。

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。

「父さんを信じてくれ」という伝言だけを残して、牧野幸の父親・祐二は婦女暴行容疑で逮捕された。

赤々とした炎のように何かに身を焦がし、切望する者たちの行く末は…。

映画「日本沈没」原作“衝撃の続編”。「国」を失った日本人の運命は!33年の時を経て“400万部ベストセラー”ついに完結。

深夜の路上で凶徒に遭遇したカップルの恐怖を描く「峠で壊れて」。

これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。

招聘医師として平壌入りを決意した津村。万景峰号で海峡を渡った舞子。

直木賞作家が満を持して贈る極上の伝奇性愛小説。

今最注目の作家が贈る、痛くて沁みる極上青春小説。 トイレでタバコが発見される。

東京の地下鉄で男が刺殺された。

百物語とは、同好の士が集まり、それぞれが持ちよった怪談を披露しあい、百の怪談を話し終わると、異変が起きるというものだ。

出版社社長が殺された。容疑者は山猫と呼ばれる窃盗犯。

外務省職員がロシア貿易商と密談した後、怪死した!その貿易商と一緒に来日していたのは、元KGBの殺し屋・ヴィクトルだった!警視庁公安部・倉島警部補は二人を追ってロシアへ飛ぶが…。

20世紀初頭、革命前夜のロシアに彗星のごとく現れた神秘思想家グルジェフとは、いったい何者なのか?ラスプーチン、スターリンなど歴史を彩る大物をはじめ、魅力的な思想家群像を描きながら、“20世紀最大のオカルティスト”の正体に迫るスリリングな本格歴史ミステリ長篇

会津鬼怒川線開業記念のバッジを持った男が浅草で血に汚れて倒れていた。

京都の葵まつりは、いにしえより続いてきた初夏をいろどる優雅な風物詩である。

暗闇から再び忍び寄る手に、真音は!? 他人の夢を覗くことで事件を解決に導く超美形の探偵・市羅木真音。

十津川警部は、伊豆下田の蓮台寺に逗留していた大学時代の友人・小島から1通の手紙を受け取った。

雑誌「パピルス」連載中から話題沸騰。演劇の街・下北沢を舞台に贈る、弱小劇団奮闘グラフィティ。

犯人は人間の能力を超えていた！ 『下山事件　最後の証言』で話題沸騰！ 【日本推理作家協会賞…（評論その他の部門）】 【日本冒険小説協会大賞……（実録賞）】 ダブル受賞作家が種の遺伝子、アメリカの謀略という壮大なミステリーに挑戦！ ＜その怪物は、人か獣か…＞

聖遷暦1213年。偽りの平穏に満ちたエジプト。

栄光の都に迫る敵軍に、エジプト部隊は恐慌を来し遁走した。『災厄の書』の譚りおろしはまにあうのか。

侵掠したフランス軍壊滅の奇策、「読む者を狂気へ導く玄妙驚異の書物」は今まさにカイロの片隅で、作られんとしている。

かけがえのない友よ。そして、いとおしい時間たちよ。

日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。

「大東京学園」の存在意義に疑問を感じはじめたアキラは、何者かの計略により「新宿」クラスへと降格になってしまう。

死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。手がかりは若かりし頃の彼女の画。

青年よ、旅に出よ―。大学生の「僕」は、学園祭で講演に来た「花村」という作家にそそのかされて、北への独り旅に出かけた。

悪名高き産廃処理業者の用地買収計画を内偵していた環境大臣秘書・香山素行の前に、中学時代の憧れの教師・花岡綾子が現われる。

真珠の養殖で有名な志摩半島の英虞湾に、己の刑務所体験を書く人気作家、袴田啓二郎の他殺死体が浮かんだ。

刑事という軛を脱したとき、男は殺人者になった。悪を追うか、悪に染まるか。

極悪刑事にかけられた執拗な罠。ヤクザも南米マフィアも手玉にとる男の前に最強の刺客が現れる。

わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった 鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。

15世紀のイタリア北部、湖水地方。嵐の夜、湖畔にたつ城館で、主人が壁に磔の格好で死んでいるのが発見された。

よみがえるレジスタンスvs．吸血鬼！ 来日していたフランス元外相が、お濠に転落。

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。

「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。

現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている?!おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、四編収録のシリーズ第一集。

同級生の謎めいた言葉に翻弄され、担任教師の不可解な態度に胸を痛める翠は、憂いを抱いて清海の森を訪れる。

大切なものを守るために、あなたなら何をしますか。1999年5月。

地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。

「おれは、おまえの球を捕るためにいるんだ。ずっとそうすると決めたんじゃ。

事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。

宇宙基地に連れてこられたミノルとハルコは、奇妙な“電波幽霊”の正体をつきとめるため、基地隊員のキダ、特殊ロボットのプーボと広大な宇宙空間へ旅立った。

「決まっているじゃない、私たちはいつまでも友達よ」女性の暗部を克明に描く。

自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。

「あなた―妖怪お好きですか」。その男は真顔で尋ねる。

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。

呪われたトラックBT21号の運転手四人が次々と殺され、史郎が精魂を注いだ新事業も立ち行かない。

毒死した京都の外科医、轢死した東京のプログラマー、失血死した鳥取の書店員…場所も日時も別々で互いに無関係な六人の死。

ロック青年のいとこの真ちゃんを慕う少女さゆきが自分らしさを探し始める中学3年間の物語。

同居人のミステリー作家・桜川ひとみの転居にともない、東京で暮らし始めた正太郎。

「北のほうがらよ、何かよくねえもんが通って行っただ」恐山のイタコ・杉山サキの予言どおり、孫の音楽教室教師・博之の死体が、東京の自宅で見つかった。

二件の殺人及び死体遺棄の罪に問われ、起訴された元俳優。弁護人・百谷泉一郎は、被告人の容疑を晴らすべく、検察と対峙する。

僕、音村夏貴はときどき過呼吸の発作を起こす十四歳。ある日、親友の正哉が目の前で焼死してしまった。

一九九一年四月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。