青春時計
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あらすじ
田舎町に住む高校生・聖司と駿介は春休みの学校で一人の少女と出会う。彼女の祖父は学校の中央に建つ時間塔を設計した人物だった。少女・慧は春休みが終われば留学する予定であり、その前に思い出の時計塔を見にきたと語る。その時計塔の針は動かなくなって久しい。聖司と駿介は「慧が旅立つ前に時計塔を修理しよう」と計画する。毎日のように夜の学校へ侵入し、キャンプ気分で修理を楽しむ三人。だが限られた幸せな時間を噛みしめる一方、三人は互いに言えない秘密を抱えていた…。異なる登場人物の視点をそれぞれ新鋭三人の作家が描き、彼らの抱えた「秘密」を少しずつ明らかにしていく、という斬新な形式で描かれる青春ラブストーリー。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
青春時計の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
青春時計の総合評価:
7.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
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Amazonレビュー
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性格の違う男女を3人の作家が分担して書いているので、それぞれの個性の差をうまく出せていると思います。
聖司と駿介、さらに慧の従兄で大学生の和久は慧に恋しています。ほぼ同時に自分自身が選ぶ未来に向かって踏み出していく若者が、自分の好きな彼女をどんな位置に感じようとするのか三者三様なところが面白い。誰に感情移入するかは読み手によって違うでしょう。
「青春ラブストーリー」というよりは「恋心も取り込みながら青春を加速するストーリー」かな。
挿絵はいかにも甘い少年少女のイメージですが、小説の方は3人とも子供っぽいところは残しながらももっとシャープな若者の顔をしている気がします。
あとがきが作家さん毎に3つありますが、4、5頁ずつでそれぞれの青春の思い出をたっぷり語っているところも読みどころでしょう。
富士見ミステリー文庫で出版され、2009年にレーベルが終了しながらも、2015年になって電子書籍化されたことで読むことができました。ありがたい。読む価値がある、楽しめる作品と思います。
森橋ビンゴ氏の「東雲侑子は短編小説をあいしている (ファミ通文庫)」のシリーズにどこか雰囲気が繋がっているところを嬉しく思いました。
共作者3人のうち「慧」のパートを担当した緋野さんだけがこの後作品を出していないのが残念です。