杉村三郎らバスジャック事件の被害者に届いた「慰謝料」。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。

豪華客船「飛鳥2」を狙った大型テロ情報は果たして真実なのか?乗客の危険を未然に防ぐべく、十津川警部は妻の直子を伴い、日本一周8泊9日のクルーズに乗船した。

永井夕子の友人・咲のもとに、2年前に不運な死をとげた恋人・悟から“近々君を迎えに行く”という手書きのラブレターが届く。

残月の郎次―昼は廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。

東京オリンピック前夜の熱気を孕んだ昭和38年9月、地下鉄爆破に遭遇した週刊誌記者・村野は連続爆弾魔・草加次郎事件を取材するうちに、女子高生殺しの容疑者に。

密室、容疑者全員アリバイ持ち、衆人環視の毒殺など「不可能(HOW)」を推理する御殿場倒理と、理解できないダイイングメッセージ、現場に残された不自然なもの、被害者の服がないなど「不可解(WHY)」を推理する片無氷雨。

幻のミステリ作品群に再び光を当てるべく発刊され、ファンの皆様にご好評を頂いている「ミステリ珍本全集」、シリーズ第11弾となる本書では、昭和30~40年代に戦記ミステリ、通俗小説、SF、時代小説の各分野で活躍した蒼社廉三氏の幻の作品群を集大成。

時は江戸時代中期。大坂の生國魂神社の境内には、芝居小屋や見世物小屋が軒を連ね、多種多様な芸能が行われていた。

懲戒免職処分になった元警視庁の敏腕刑事が作成した“完全犯罪完全指南”という裏ファイルを入手し、完全犯罪を目論む4人の殺人者。

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

スランプに陥った作曲家は静養先で謎の現象に遭遇する。

私立探偵のリュウ・アーチャーは怪しげな人物からの依頼で、失踪した女を捜し始めた。

「なぜ、どんなふうに死んだの――?」 幼い頃から幽霊が視える赤茨耕一は、彼らの死に様に異常なほど強い関心を寄せていた。

【英国推理作家協会賞ゴールドダガー賞受賞】 満員のバスのなかでひっそりと死んだ老人は、元スパイだった。

第二次世界大戦下のフロリダ州タンパ。

十七歳の美少女アデイラは二十歳も年上の商人バートレットと結婚した。

物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。

2015年読売新聞ミステリーブックフェアレコメンド大賞第1位『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』シリーズ最新刊。

京都市中京区に店を構える、地元で人気のドッグカフェ・ワンノアール。

地方銀行の東都南銀行で庶務行員の職を得た恋窪商太郎。

大阪・鶴橋の藤堂よろず相談所は、所長の藤堂廉治と部下の江尻三吾のコンビでもっている。

1995年、神戸市長田区。震災で両親を失った少女・丹華は、兄妹とともに医師のゼロ先生に助けられる。

昭和27年4月9日、日航定期便福岡行き「もく星」号は、羽田を離陸した20分後になぜか突然消息を絶った。

神戸に住む女子短大生の生田有子は、幼い頃に母が失踪し、今は警備員をしている父・有正と二人暮らし。

時は一九〇六年、魔都・上海。

怪事件の謎を解くのは エリート刑事v.s.落ちこぼれ女子職員!? “いきなり文庫"の新感覚警察ミステリー 警視庁の秘密兵器は ちょっぴり腹黒な脱力系女子 久米川さくらは警視庁に勤める事務職員。

人間は、今もなお、進化の過程にいる――。 理想を、正義を叶えるために、人はどこまで倫理を踏み越えられるのか。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

不破竜次は、元・新宿署刑事課強行犯係の刑事だった。

美貌の実力派女優・鈴子は人気絶頂のなか、年上のちょっと冴えない脇役俳優・由崎克彦と結婚。

公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。将軍家斉の父治済の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ――。

幽花の退院を間近に控えた十一月。空也はひとりの女性と出会う。

結婚生活に問題を抱えていたアーサーを絶望の淵に追いやり、樹海へと向かわせたものは何だったのか?そこで彼が出会ったタクミとは何者なのか?その先に待ち受けるのは、思わず息を呑むような驚きの結末。

白昼、新宿都庁前で殺人が発生。被害者は頚部のほとんどが損傷、無惨な姿と化していた。

警視庁組織犯罪対策部第二課の潜入捜査官・久世隼人は単独捜査を認められている唯一の特捜刑事だ。

十一人の船客を乗せて出航した貨客船…陸上との連絡手段を絶たれた海上の密室で、連続殺人事件の幕が開く。

群馬県のダム湖で県会議員の水死体が発見された。遺体の首にはロープが絡みついていた。

東京の病院で監禁されているので助けて欲しい―奇妙な手紙が結ばれた風船が、京都府宮津にある建設会社の屋上で発見された。

江戸川沿いの市川橋架橋下の土手の道路で、男性の刺殺死体が発見された。

最近、私、おかしい。バイトの浦田君が気になって仕事が手につかない。

怪異についてあつめていれば、父の正体もわかる日が来るかもしれない。

改名宣言の後、白昼堂々と脱獄した「四十面相」は「世界劇場」の楽屋に向かった。

刑事の仲野久は天才少年・春と出会って以来、札幌の暗部で蠢く謎の変態組織にまつわる事件に巻き込まれてきた。

宙から「数学屋」を引き継いだ遥は、学校に来なくなってしまった少女を救うことができるのか――。

藤沼悟の壮絶な追跡の果てに、連続児童誘拐殺人事件の真犯人は、ついに逮捕された。

「武藤、別におまえが頑張ったところで、事件が起きる時は起きるし、起きないなら起きない。そうだろ? いつもの仕事と一緒だ。

モラトリアム青年が大人になるたったひとつの方法は…連続殺人!? 26歳のジェリーは毎日にうんざりしきっていた。

一枚の絵が、戦争を止める。私は信じる、絵画の力を。

著者初の時代小説「十五歳の掟」を含む表題作江戸民衆の情念を炙り出した「朱紋様」の2冊に加えて単行本初収録の連作短篇を併録。

メキシコに到着したジャック・ライアン大統領。

北朝鮮の若き指導者はアメリカの臨検でICBMの部品を押収されたことに激怒し、ジャック・ライアン大統領の暗殺を企てる。

市役所建設課に勤める新米女子職員の千秋はある日、給湯室で不思議なものを目にした。

鬼無里が、消える…。民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取り、かつて訪れたH村に思いを馳せる。

ときは十八世紀後期のお侍さんの国。齢十六のお星が薮の中で光る円盤を発見した。

大学生の石黒洋平は母の遺品整理の際、本当の父親が元検察官で『赤嶺事件』と呼ばれる殺人事件を犯した死刑囚であることを知る。

寒さがしみる夜、熱い手打ちそばをすすっていた次郎吉と小袖のいる店に、旅装姿の若い男女が入ってきた。

冥官・小野篁が館長を務める「からくさ図書館」にも、秋が訪れていた。

伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。

深夜の渋谷のクラブで15人もの惨殺死体が発見された。店内で従業員や客同士が互いに殺し合ったというのだ。

アナタの1票が、彼女の生死を決める。 始めますよ。

妖怪嫌いなのになぜか「妖怪研究同好会」に所属中の皆人。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。

大阪府警を追われたかつてのマル暴担当刑事、堀内と伊達。

華族に生まれ陸軍中将の妻となった顕子は、退屈な生活に惓んでいた。

夏休みに入った刑事マルティン・ベックにかかってきた一本の電話。「これはきみにしかできない仕事だ」。

旧江戸川乱歩文庫30巻のうち、ベスト13巻を選び、リニュアルしました。

何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな彼。あるとき彼が殺し屋なんじゃないかと不安になり…(「かわいい狙撃手」)。

1888年、イギリス。スコットランド・ヤードで辣腕をふるうイアン警部は、密命を帯びてエディンバラに赴くことになる。

首都圏を中心に密造銃を使用した連続殺人事件が発生した。

長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。 立体造形科の所属だけれど、 引っ込み思案な性格のせいで、 いつもひとりぼっち。

“日本のCIA"と呼ばれる公安調査庁を退職して、カフェを営む影山夏樹。

ある屋敷の離れで起こる連続「自殺」事件。彼らは皆、引きこもりの若者だった。

些細なことでぎくしゃくし、姿を消したお双。お双を探す隆一郎はやがて、一本足で立つ不思議な館へ招かれる。

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。

鳳の用事でしばし烏丸家を離れることになった執事の衣更月。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

ライハと駆け落ちをしたメヴルトは、日中は様々な仕事をしながらも、あいかわらず冬の夜はボザを売りに出かけていた。

我らが主人公メヴルト・カラタシュは、12歳のときに故郷の村からイスタンブルに移り住む。

服は人なり、という衣裳哲学を具現したカエアン製の衣裳は、敵対しているザイオード人らをも魅了し、高額で闇取引されていた。

ニューヨークでのラガーン過激派による建国宣言は、世界に衝撃を与えた。

マルドゥック・シリーズ 10年ぶりのシリーズ最新作 『マルドゥック・スクランブル』から2年―― 自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていた。

茹で団子のような丸い顔に小さな体、手にはこうもり傘を持ち、シャベル帽をかぶった神父が、その外見からは想像もつかない鋭い推理を繰り出し、次々と難事件を解決していく! ホームズものと人気を分けるブラウン神父の傑作短篇シリーズが鮮やかな新訳で甦る。

編集者・黒島郁生は、かねてから愛読していた若き女流小説家・結城日向子の新しい担当者となった。

この病院には、あの病室には、何かがあるのではないか? 『黒野葉月は鳥籠で眠らない』が、2016年『このミステリーがすごい!』(宝島社)、『本格ミステリ・ベスト10』(原書房)でベスト20ランクイン! 『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞受賞! ――注目

「これがお前への報いだ」。

初恋=最後の恋。この恋だけは、時空を超えると、信じている――。

顔を包帯で巻かれた絞殺体の謎。同時に起きる誘拐事件と連続殺人。

ダーラが経営するニューヨークの書店。最近、店のマスコットの黒猫ハムレットの元気がない。

休みの前日は痛飲し、決まった店では飲まないことを信条にしている、大阪府警薬物対策課の刑事・三田。

色鮮やかな花々の咲く、比類なく美しい庭園オーブラン。

小袖は読書が好きなおとなしい高校生。法事で祖父のもとを訪ねた際に、従妹から奇妙な質問をされる。

太平洋戦争後、北と南に分断された日本は、武蔵野新都心を経済と文化の中心に据え、再スタートを切っていた。

ノーベル賞作家オルハン・パムクの最高傑作、ついに完訳。

ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?都議会議員の夫と息子を愛する篤子。

作家志望の「夢」を抱き、雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現れ問うてきた…「扉は、どこ?バベルは壊れかけている」。

“ボツ”になったゲームネタが集まってできた、できそこないの世界“ボツコニアン”。