その所業、人か鬼かー時は文政、所は江戸。

“始まりの町”の初等科に通う少年・トゥーレ。ドレスの仕立てを仕事にする母は、“羽虫”と呼ばれる存在だ。

中世史学者のジャックは大学時代の友人から、久々に連絡を受けた。屋敷の図書室の蔵書目録の改訂を任せたいというのだ。

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。

キャンピングトレーラーが炎上し大爆発が起きた。放火の痕跡があり、男の焼死体が見つかる。

期待されながら、行き詰まっている若手刑事たちにコーチ役として派遣される人事課所属の向井。

その虫眼鏡で覗くと、木や湖や雲から、擬態したいきものが現れる。自然豊かな村に隠された、美しい絵画のような謎。

琵琶湖近くの介護療養施設で、百歳の男が殺された。

逃げ出そうとしたときには、もう遅かった。

高校生になった圭太郎は、超常現象なんか信じない平凡な青春を過ごすつもりだった。

私はいずれ、夫に殺されるかもしれない。義父の弔問に訪れた前妻の佑香。

恋人に貢ぐために、義理の母から保険金殺人の標的にされている高校生・灰村瑞貴。

可愛くて鋭い山田さんの学園ミステリー、第二幕! 山田姉妹と戸村に今日も奇妙な事件(相談事)が寄せられる。

猟奇犯罪を追うのは、 異端の若き犯罪心理学者×冷静すぎる新人女性刑事! 都内で女性の連続殺人事件が発生。

青春小説の金字塔。読者が選んだスポーツ小説、第1位! 高校生の夏の祭典、インターハイが今年も始まる。

和紗が亡霊に憑りつかれた――!? 安倍晴明も関わる大騒動が勃発! 迷家荘の蔵から謎の絵画が発見され、手にした和紗が倒れてしまう事態に。

大きな試練を乗り越え帰ってきた京都。新たな日常が、再び始まる! 東京を災厄から守り、京都に帰った小春。

シリーズ初の長編!「第六リサーチ」のメンバーと仲間たちが海に全員集合! 新垣澪は、一流企業吉原不動産の子会社「第六リサーチ」の若手社員。

4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。

フェリーでの激闘から数日。

選ばれし小紳士達が集う全寮制の学舎、私立シードゥス学院。13歳から17歳までの生徒が5つの寮に分かれ寝食を共にする。

意識不明の重体で運ばれた、横川達男。主治医の白石ルネは、延命治療は難しいと治療を中止。

麻薬密売組織のボスから逃げだした愛人のはつみは、女性刑事明日香に保護されていた。

麻薬取締官・神崎アスカは脳移植手術の成功例として米露の諜報戦争に巻き込まれる。

君主を集めて行われる時計塔の最高決定機関『冠位決議』開催の報が、エルメロイ2世にもたらされた。

入行三年目の銀行員・結城が配属されたのは、日陰部署と囁かれる渉外部。

JR尼崎駅で通勤電車を待っていたカメラマンの植戸は電車脱線の報せを受ける。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

大阪の工事現場で発見された、男のバラバラ死体。首は腐敗、脚はミイラ化という奇妙な姿に、府警一課の刑事たちも困惑する。

暴力団会長の一人娘の護衛を任された新道依子。

ハルはイギリスに住む11歳の男の子。旅行作家のおじさんと王室列車に乗り込んだ。

太平洋戦争中に大陸で再会した二人の幼馴染矢島泰介と岩城智也は、必ず生きて帰り、ともに助け合って生きようと誓う。

新宿の不動産会社に勤める賃貸営業マン・澤村聡志。知識は豊富だが駆け引きが苦手で成績が振るわない。

「お前には味方もいる。それを忘れるな」。

「最大の報復、それは刑事としてのプライドを奪うこと」。突如、了の自宅を訪れた青山署の刑事たち。

明治五年(1872年)。

警視庁の鷺沼と神奈川県警の宮野は、神奈川県警管内で発見された腐乱死体が碌な捜査もせず自殺と断定されることに疑問を持ち捜査を開始する。

元プロ野球選手が殺人で起訴されたが、ある男の証言が決め手で無罪となった。

成人式を迎えるアンちゃん。大人になるには、まだ早い気がするけど、それでも時間は進むし、世の中は待ってくれません。

トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。助けを求められたなら、放っておくことはできやしない。

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。

東京都に実験的に設置された動物保護を目的とする“東京アニマルポリス”通称TAPは警察や動物愛護相談センターと協力しながら、日夜活動している。

大正時代、警視庁に「華族捜査局」が新設された。

夜行バスで温泉へと向かう大学生のカップル。しかし、雪降る山中で突然、彼女が消える。

霜月信二郎 作品集⑥ 収録作品 第十一話　死角

耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に――。

2019年、表参道。咲子の前に優雅な身のこなしの美青年が現れた。

ゆるすぎる名探偵&迷推理女子による、猫とユーモアたっぷりの本格ミステリ 下町情緒あふれる東京の谷根千(谷中・根津・千駄木) の路地裏にある、隠れ家的雑貨屋「怪運堂」。

シカゴの街を震撼させる連続殺人鬼〈四猿〉と、事件を追う刑事ポーター。

藩の政が大きく変わる様を見届けるため、江戸から故郷に戻ってきた天羽藩上士の子・伊吹藤士郎と異母兄の柘植左京。

「喰ってやる! 」 侍火消・松永源吾はひたむきに炎と闘う! 仲間を、友を、誰かを〝信じる〟ことが未来を紡ぐ。

日ノ本中に散った三万の忍び「蛛蜘」を束ねる頭領を捜せ。

世界的な企業買収者・鷲津政彦は、原発を建設する民営会社株の買収に失敗。

未曾有の事態に官邸は迷走し、首都電力は責任回避に奔走するのみ。原発メルトダウンの危機は迫る。

富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。

船橋東署の刑事矢島正成は、娘の律花が通う幼稚園でバス運転手の不審死に遭遇する。被害者の手には火傷があった。

新型ウイルスの感染が拡大する中、IT探偵の出原しのぶと、スモモこと東條桃花は防衛省に呼び出される。

妹アニーに起きた忌わしい出来事が再び起こる。そう告げる不吉なメールでぼくは故郷に呼び戻された。

新設された東京スペリオール・バレエ団。

「人殺しの息子なんだ」父親の罪への畏怖と嘲りが高柳政文を蝕んだ。

私たちは、家族になれるのだろうか。 故郷に帰った私を待っていたのは、母の駆け落ち相手の息子だった。

『このミス』大賞作家の最新作。

“死者”と語り続けた後、彼は命を落とした――。 不狼煙さくらは探偵・箒山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。

十五歳の公家・信平は仏門に入ることを嫌い、将軍・家光の正室である姉の孝子を頼って江戸に出た。

画家レンブラントのもとにやってきた、ある宝石商からの緊急の使い。

巨大台風が九州に迫る頃、カジノ誘致を目論む代議士の要請で、十一階建ての豪華クルーズ船が航路変更の上、強行出航した。

出版社勤務の星野は、山手線内で乗り合わせる美女に憧れ「山手線の恋人」と呼んでいた。

得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。

ミス・コンテストの最終選考に残った五人の美女。最終審査を目前に、四人が次々と死傷する。

だって彼は殺されたんでしょ?―アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。

湯島天神の奇縁氷人石に尋ね人の紙を貼り、熱心に手を合わせる女がいた。その女の名はおつた。

新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。自分の集落が都市開発の余波で、地元派とニュータウン派とに分かれてしまったのだ。

「ママナラナイわね、お互いに」斉藤尚弥は不動産会社に勤務する三十六歳。近頃、何もかもうまくいかない。

大勢の人で賑わうクリスマスイブの新宿。

駆け出しの貧乏ライター湾沢陸男―― この男の行くところに、 奇っ怪な事件あり。

希代の悪女の亡霊スカーレットと、その復讐につきあうことになった地味令嬢のコンスタンス。

半人形―それがコノハの最初の印象だ。隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。

戦後のミステリ界を牽引した大御所作家4人による鉄道ミステリの傑作選。

驚異の凶悪事件検挙率を誇るR県警捜査一課。その秘密は若き美人刑事にあった――。

刑事からある女性のあとを尾けるよういわれた俺。

代々泥棒の「Lの一族」の娘・三雲華は、警察一家の長男・桜庭和馬と、正体を隠して付き合っていた。

元裁判官で80歳を超えた今も信望が厚い高遠寺静と、中部経済界の重鎮にして車椅子の“暴走老人”香月玄太郎の老老コンビが難事件を解決する、人気シリーズ第2弾。

高校二年生の夏、私は自身の進むべき道が決められず悩んでいた。

なぜ犯人の服の目撃証言は、 「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか 食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。

南アフリカからロンドンへ無銭旅行ができるか?友人とそんな賭けをした作家のケントは、大冒険の末にロンドンへたどり着いた。

J・D・カーの代表作「帽子蒐集狂事件」を日本ミステリ界の巨匠である高木彬光が翻訳! 表題作に関する訳者のエッセイ「カアへの情熱」を併録するほか、戦後の英語教育に尽力したJ・B・ハリスが『宝石』に発表した短編より高木彬光翻訳の二作を収める。

本格推理ファンならずとも魅了する叙述トリックの名手の一品を復刊！ 新潟県・奥只見温泉郷の大湯ホテルは。

もう我慢できぬ! 鷹矢の怒りの剣が閃く 「近年の精勤を賞し、二百石のご加増を賜る」 呼び出された京都所司代にそう告げられ、 東城鷹矢は驚愕した。

二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。

警察庁の警視正・小比類巻祐一は、電車の中で亡くなったはずの妻そっくりの女性黛美羽に遭遇した。その美羽が殺された――。

書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。

探偵は匿名の依頼を受け、ホームレス青年の調査を開始した。対象は穏やかで理知的。

3カ月300万円。 それは人生最悪のアルバイトだった。

大好評シリーズ第11弾! 下町ヤクザの三代目が目論む 介護ビジネスの裏の狙いは!? 向島の老舗暴力団で老いた親分の介護をする構成員の赤木と、任用延長で再び現場に戻った刑事・辰見は長年の顔見知りだった。

警察学校校長を最後に退官した後、女子大教授となった小早川は未解決事件を取り上げる「継続捜査ゼミ」を主宰する。

アマゾンの奥地に調査に向かった日本の研究者たちが、未知の民族を発見した。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。

十津川警部、 暗殺者(テロリスト)と戦う! 看護師殺人事件の裏に戦争中の歴史の闇が!? 総理大臣が入院している大病院の看護師・佐伯明日香が 自宅近くで死体となって発見された。

中学二年生の白石颯太は、スナックを営む母と二人暮らし。嫌な目にあった時、いつも右手が疼いていた。