(短編集)

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿



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アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿 (双葉文庫 さ 50-01)

2023年06月14日 アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿 (双葉文庫 さ 50-01)

癖者揃いの娯楽系ウェブマガジン『アウターQ』編集部。新人ライター湾沢陸男は、小学生の頃によく遊んだ公園の落書きを調査することに。最後に“露死獣”と書かれた意味不明なその落書きを、当時の子供たちは“露死獣の呪文”と呼び、解読しようと夢中になった。取材を進めるうち、湾沢は「二十歳までこの呪文を覚えていると“露死獣”に殺される」との説を唱えた旧友が亡くなっていたことを知り…。何重にも張り巡らされた呪文の謎が時を経て今、解き明かされる「笑う露死獣」を含む全七編を収録した傑作ミステリー連作短編集。(「BOOK」データベースより)




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No.9:
(4pt)

これは確かにミステリーだ、それも厭ミス?

例えばスマホを操作しながら歩いていたらいきなり足をかけられて転ばされてしまったみたいな?…怪奇が絡むか絡まないのか微妙な匙加減でみせるコージーミステリーだと作者に乗せられてこっち側で楽しんでいたらあっち側に放り出されてしまったような…これは確かにミステリーだ、それも厭ミス?物語に共通する問いかけはマス・メディアの是非だったのだろうか?煽るマスコミ、乗る民衆、どちらにも共通するのは無責任の一言で、自己満足の憶測や欲求不満の解消の為の野次馬達が群がって気まぐれに他人を口撃する。人間の弱さの物語だろうか?
アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿Amazon書評・レビュー:アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿より
4396635974
No.8:
(5pt)

しっかり澤村伊智

もともと比嘉姉妹シリーズのファンで、ホラー作家としての澤村伊智を推していたので、表紙とあらすじを見たときは、こういうライトな雰囲気はあんまり合わないかもな……と思ったのですが、良い意味で裏切られました。
1話目を読み終えたときは、ふーん……良いじゃん……くらいのテンションだったのですが、どんどん面白さが加速していき、最終話付近は時間を忘れて一気読みしてしまいました。
読後感もたまらなく、しばらく部屋の中をウロウロして興奮を静めてましたね。

やはり他作品と比べると怖さはなく、読む前にちょっと期待していたホラー要素もほとんどありませんでしたが、そんなことどうでもよくなるくらい面白く、澤村伊智の良さとらしさが出ていました。

実は最初、自分には合わない可能性を考慮して図書館で借りて読んだのですが、読み終えたその日にAmazonでポチりました。
商品も綺麗な形で届き、満足です。
アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿Amazon書評・レビュー:アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿より
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No.7:
(5pt)

短編集もおもしろい

タイトルから勝手にほのぼの系の作品かと想像していましたが、そんなわけはありませんでした。背筋が凍りそうに怖い。連作短編集の一作目から強烈です。書き下ろし3作がどれも良いですね。最後の方で世界が暗転して、驚いて何度か読み直しました。ただ探偵役のキャラクターは狙い過ぎなため、私はシリーズ可とかは希望しません。この一冊できれいにまとまっていました。
アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿Amazon書評・レビュー:アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿より
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No.6:
(4pt)

文章がすごくいい

この作者の小説は最近になって知ってほぼ一気読みで読んだけれど、どれも良い。
最初のページから無駄がなくてお話に夢中になれるように配慮されていると思う。
お約束のような予定調和な会話もなく、気持ちよく騙されて読み終えました。
この方の短編集の中でも怖くないほうかなと思いました。
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No.5:
(4pt)

すべての道はアウターQに通ず?

澤村作品は一通り読んできたせいか、読みながら他作品がデジャヴしました(良い意味で)。
アウターQ編集部の雰囲気は、『ずうのめ人形』のオカルト雑誌事務所。
笑う露死獣は、『ぜんしゅの跫』収録のアレ。歌うハンバーガー、見つめるユリエさんは、『などらきの首』収録のソレ等々・・・

決して「焼き増しじゃねーか!」というクレームではありません。子どもと大人の思考や視点の食い違いや、登場人物と一緒に読者も陥ってしまう思い込みや偏見、事件以上怪異未満のあやふやな空間を反復横跳びするような居心地の悪さなど、澤村作品に共通して取り入れられている面白さが、短編でギュッっと凝縮されており、濃厚に味わうことが出来ます。むしろ、澤村作品を大量摂取した人ほど、本作を楽しめるかもしれません。

一つ減点なのは、本書〆の映える天国屋敷・涙する地獄屋敷が、正直「これ、ちょっと無理矢理だろ・・・」と、自分の中の世界観許容範囲ハードルにひっかかり、若干白けてしまったこと。主人公がライター業に足を踏み入れてから、これまでの全ての事件に関わる重要かつ盛大なフィナーレなんですけど・・・・もっとこう、別の何かに・・・無い物ねだりですかね?

あと、主人公もさることながら、編集長の八坂や編集部のウズマキさん、そして何より地底アイドル練馬さんなど、それぞれ強烈な個性を持つ魅力的なキャラクターが、たった7話で終わるなんて勿体ない!!
是非ともシリーズを継続してもらいたいです。

*アウターQの活動が「デイリーポータルZやオモコロみたいだな」と想像しながら読んだら、まさしく参考資料にデイリーポータルZが入ってて、フフッってなりました。
アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿Amazon書評・レビュー:アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿より
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