※この一覧は新刊,文庫問わず、サイトに登録されている書籍を元に検索されています。
軽井沢で殺された外国婦人はマレーシアの密林に消えたタイ・シルク王の妹だった。熱帯蝶の標本が二つの事件を結ぶ。
「一度目」は戦時下の強制連行だった。朝鮮から九州の炭鉱に送られた私は、口では言えぬ暴力と辱めを受け続けた。
オレはガンではないか。―経営者としてわずか2年半、夢と志を賭けた事業なかばにして倒れた男の無念の生涯。
蜜蜂の帰巣能力を調査中に研究者が、山中で行方不明になった。蜂の運搬袋と血痕の発見で、殺しの疑いが濃くなる。
世間様では、あたし“なんでも屋の大蔵”と呼ばれておりまして、ご用命さえあれば引っ越しのお手伝いから、留守中のペットの世話、雨漏りの修理までなんでも格安で承ります。
冴木涼介は六本木の私立探偵。ずぼらで女好きの不良親父だがヒゲの似合う顔つきで見てくれは悪くない。
十字架屋敷と呼ばれる実業家の邸宅に、ミイラのような男が出没した。顔中に包帯を巻いた、異様な恰好である。
太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回するべくビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。
平家ゆかりの四国・徳島で惨劇は始まった。男女5人のグループ旅行で出掛けた祖谷渓で吊橋から転落して男が死んだのだ。
「〈自閉〉から往還へ」の軌跡を追い、大江健三郎が「経験の弁証法」により作家であり続けた意味を問う。
すべての子どもは、文法の基本原理を生まれつき持ちあわせて誕生するが、3歳までにどのように天才的に言葉を習得するのか。
警視庁顧問探偵・尾高一幸は、南紀白浜で旅館を経営する叔父・太田徹のはからいで、見合いに招かれた。
『日東スポーツ』紙の競馬記者佐伯俊彦は、競走馬ワンダーボーイの馬主の娘・北村恵子と知り合った。
「トンネル内で幼稚園児の送迎バスが消失」柊正雄判事補は、ドライブ途中、清滝トンネルの手前で警官から停止を命じられた。
万年夜勤刑事から失踪人課の長へと変ったパウダー警部補だが、状況の悪さはそう変らない。
ズニ族の少年と、その友人であるナヴァホ族の少年が行方不明になった。
過去を隠しカタギのサラリーマンと幸せな生活を送っていた多恵子は、札幌に進出をねらう関西資本と、それを阻止しようとする地元ヤクザとの抗争に突然巻き込まれる。
人気超能力者の田代貢が念力による殺人を宣言、批判者の大学助教授が自宅で死んだ。凶器、目撃者がない、立証不能の犯罪である。
青森県の十二湖駅で女性タレントが誘拐された。日本海沿いを走る五能線の無人駅での犯行だった。
コンピューター・ゲーム『まぼろしの遊撃隊』に熱中する金剛商事常務貴野原の美貌の妻聡子は株の投資に失敗し、夫の全財産を抵当に、巨額の負債を作っていた。
1961年10月17日、パリでは大規模なアルジェリア人デモが繰り広げられていた。
「蓬莱山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘宝“四殺”を手中にした者が覇者となる」四殺を狙う腐鬼一族に捕らわれた精神(サイコ)ダイバー九門鳳介は、熊野山中で莫大な黄金を目撃した。
略奪されたラムゼー修道院から寄進を募るために副院長補佐と見習い修道士がやって来た。
明とミユキは大学生。何の因果か心中をしかけたが、意識を失っただけで気づいてみると、江戸・綱吉の治世にタイムスリップ。
屈折したアダルトのセックスレス・セックス、闇汁パーティ、痴漢電車、夜這いマンション、少女狩り、貝合わせ世紀末性風俗の断面を鮮烈に抉り、現代ポルノに新たな窓を開く。
熊谷市内を流れる荒川で男の変死体が発見された。被害者は上流の八高線の鉄橋を走る列車から突き落とされたと推定された。
家庭内暴力や学校でのいじめなど、それぞれに心の傷を負った人々が集まって暮らす「駆け込み団地」。
邪教集団「ジェズリールの家」の近くで、小学生17人を乗せたスクールバスが、AK‐47銃で武装した男たちに取り囲まれ、子供たちは地面に掘った穴の中で人質になった。
「今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし」その予言どおり、紅霊教教祖の孫娘が一人、湯船の中で血まみれになって殺されていた。
マエストロ・ルイス・パッサウ。世界屈指のオーケストラ指揮者でありながら、ナチやKGBとの関係が噂される謎めいた人物。
生れ故郷のドイツ、一家で移住したニューヨーク、ギャング抗争のさなかに過ごしたシカゴ、そしてハリウッド映画界へ―自らの生涯を振り返るマエストロの話は、あたかもアラビアン・ナイトのごとくつづく。
パリ効外の団地で、結婚式をあげたばかりの花嫁が射殺される。
チミケップ湖に幽霊が出る―北海道北見市の南に位置し、観光客もあまり訪れぬ山あいの小さな湖。
フランス革命前夜、パリからはなれた田舎町モンティニー。ひとりの男爵が、妻を寝とられ、狼に変身する。
ハーヴァード大学の犯罪学教授クリス・シェリダンは、同棲していた恋人グレイスと別れた後、半年間アイルランドに行き、自分のルーツを調べた。
K大を受験する温水さゆりをホームステイさせることになった片山刑事。そのK大の教授が殺された。
三カ月前に交通事故で死んだはずの不倫相手によく似た男を、街で見掛けたOL。そんなはずは…。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ浅見光彦“幽霊”を追う。宮沢賢治の「理想郷」(イーハトーブ)花巻で起こる連続殺人。
古い洋館から、すすり泣く声が…。美帆と圭が不思議な事件に挑む。
「魔の山」双葉山で発生した恐るべき大量殺人事件から三年―。正体不明のあの殺人鬼が、新たな獲物を求めて山を降りてきた。
雨の夜、いきなり車に飛び込んで重傷を負った女が、病院から失踪、謎めいた言葉を残して茅ヶ崎の海に消えた。
「新本格」の旗手の1人としてデビューしながら、4年間の沈黙を破り挑む、ミステリのフロンティア。
パソコン通信を知ったマコトは、入団資格テストにみごと合格。飛鳥、ダイ、みずきとともに捜査会議に参加する。
脱税や贈収賄にからまる連続殺人事件。若い新聞記者が腐敗した組織の内情糾明に挑む長篇推理。
法月綸太郎のもとに深夜かかってきた電話。救いを求めてきたのはあのアイドル歌手畠中有里奈だった。
館を埋める百八個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ。
千絵のパパ・松本尚二が会社の屋上から飛び降り自殺した。千絵にはそれが信じられなかった。
騎士階級の男が殺される事件が続発していた。
「ヒミコは殺された」―古代史研究家が謎の言葉を遺して殺害された。だが、犯行現場は完全な密室。
母語が思考を枠づける、とするサピア、ウォーフの言語決定論を実証的にしりぞけ、言語本能説の前提として、人は普遍的な心的言語で思考することをまず洞察する。
カウンセラーのアリスがいまいちばん心配しているのは、両親から虐待を受けている十七歳の少女シェリーのことだ。
青年医師が、治療に、殺人事件の解決に、存分の腕を揮う「ローマ詩人の死」、美貌の助産婦が連続殺人の真相に迫る「アテナイの惨劇」ほか、「ベルリンに消えた女」「ロンドン・霧の底の殺人」を収録する異色作品集。
■スポンサードリンク
|
|
新刊小説はこちら 新刊の文庫はこちら 新刊から高評価のみ