錆
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ストーリーは、おもしろい!私はもう少し主人公がとしをとった作品が読みたかった。 | ||||
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「君は、いつか男になる」という、 北方謙三氏の作品の中から「少年」をテーマにした作品を数本まとめた本の中に、 この「錆びた浮標(ブイ)」のワンエピソードが選ばれていて、 これがかなり面白かったんで原本を買ったんだけど・・・。 主人公の井木荘一は、酒場の主。 と同時に(かつて一瞬だけ売れて、今は売れない)俳優で、 しかも別名で文筆業もやっているという珍しい男。 ワンエピソードが収録されたのは、最終話「錆」。 これは、調子に乗りすぎている若手俳優を、 井木荘一こと永井光三がボッコボコにするというお話で、 上述したように物凄く面白かったのに、 他の話が面白くない・・・。 なんか、井木荘一の日々の暮らしぶりを描きながら、 メシを作ったり、酒を飲んだり、女を抱いたり。 驚天動地の事件やトラブルもとくに起こらず、日々が過ぎてゆく・・・。 井木荘一が相当に強いだけに、 そしてそれなりに面白いだけに、なんだか勿体無い作品でした。 | ||||
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主人公の浪江則光は、花屋の店主。 だけど、10年前まではプロのボクサーで、 必殺の右ストレート「稲妻」を武器に、 世界ランキングにもその名を覗かせるほど強かった男でした。 だけど、ある事件を機にボクサー業を廃業しました。 だが、 かつてトレーナーだった野中の死をきっかけに、 その拳に稲妻を纏わせて悪を討つ! ・・・と書けば、格好良いんだけど。 北方謙三氏の小説には、空手や中国拳法の使い手は掃いて捨てるほどいるけど、 ボクシングがメインの戦法の戦士というのは、ほとんどいません。 「二人だけの勲章」の伸也と「擬態」の立原ぐらい? いつか北方謙三氏のボクシング小説を読みたいと思っている身としては、 この「錆」は期待していたんだけど・・・ まず、この主人公の浪江則光ですが、 ちょくちょくボコられます。 強いのは前半までで、中盤以降はいろいろあって 必殺の「稲妻」を含めたボクシングスタイルのほぼすべてを封じられます。 後半、 ついに浪江はいろいろなものに覚醒するのですが、 封印(?)は解かれないままラストバトルに突入するので、 なんだかハンデマッチを見ている気分でしたよ。 最後の最後に必殺の「稲妻(今なら、ライトニング・サンダーとか言うんだろうなぁ)」が 決まりますが、これも(・・・えっ、そういう表現・・・?)と、 なんだかあやふや。 前半がすっげぇ面白いだけに、ちょっと惜しい作品でした。 | ||||
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