マエストロ



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    初公開日(参考)1995年06月
    分類

    長編小説

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    マエストロ〈上〉 (創元推理文庫)

    1995年06月30日 マエストロ〈上〉 (創元推理文庫)

    マエストロ・ルイス・パッサウ。世界屈指のオーケストラ指揮者でありながら、ナチやKGBとの関係が噂される謎めいた人物。九十歳を祝う誕生日コンサート終了直後、その襲撃事件は起きた。間一髪のところでそばにいた男がマエストロの命を救う。元英国秘密情報部部員、ビッグ・ハービー・クルーガーだ。身柄の保護を条件とし、指揮者に一切の過去を告白されることにするが…。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    マエストロの総合評価:6.67/10点レビュー 3件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    面白かったです。

    年代記

    わたろう
    0BCEGGR4
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (3pt)

    立派な外套を着た貧相な物語

    前半、話はすこぶる面白い。

    だが、暗黒街で揉まれた男が、後年、偉大なクラシック音楽の指揮者になるって無理があるんじゃないか。
    アル・カポネの直近の手下って、最初は目が点になった。

    それに、ユダヤ人であるマエストロが第二次大戦中、ドイツのスパイになったのは、ヨーロッパに残っている従兄妹たちのためだ。彼らは、マエストロの心のよりどころとなっている従兄妹たちだ。だが、マエストロは、この従兄妹たちと別れてアメリカに渡ったのは、彼がまだよちよち歩きの赤ん坊のころだ。実際に親しく話をした間柄ではない。マエストロの亡くなった兄が従兄妹たちと仲がよく、その影響を受けていただけだ。そんな人間が、ただちにドイツ軍のスパイになるとは思えない。なぜなら、彼は十七歳のときに家出をして、シカゴで金を手に入れ、それを実家の父親に送っている。ところが、父親は引きちぎったお札を送り返してきて、自分にそのような息子はいないという。たったそれだけのことで、もう父親とは二度と会ってない。縁を切っている。後年、実家を訪ねた様子もない。多感な二十一歳のときのことだ。ずっと、その意味を考えていたはずだ。一族の従兄妹たちに対して、あれほどのシンパシーを持っていたのなら、後年名を成したあと、家族に対しても見守ることをしたはずだ。従兄妹の親と仲のよかった父親にも、連絡を取ったはずだ。逆に、たったそれだけのことで家族の縁を切る人間なら、スパイにまでなって従兄妹たちを助けることなどしないのではないか。

    シカゴを去ったあと、荒野で隠匿生活をしている邸宅の下で、たまたまハリウッドの映画撮影があり、
    そこにいた主演女優と懇意になる。
    その女優が、その気になって演技するには、生の音楽演奏が必要という設定だ。
    そのあと、マエストロと女優は結婚に至るって、ご都合主義もいいところだ。

    そもそも、三人が最初に隠れた屋敷。FBIやCIAなら、監視のプロであると同時に、調査のプロ中のプロだ。
    ただ二十四時間、主人公と関係のある人物だけを監視するだけではなく、監視対象者の人間関係を調べないはずはない。
    家を留守にしている知人のことも調べがついて、主人公たちの潜んでいる家などすぐに発見されるはずだ。

    上巻P17「FBIの覆面パトカーの後部座席に」ってあるけど、FBIにパトカーってあるのかな? なかったとしたら、覆面パトカーというのはおかしい。捜査車両でないと。

    上巻P26「ハービーくらい背が高くて体重が大きいと、椅子に沈むというより」とあるけど、体重は「大きい」のではなく(重い)でしょう。

    上巻P36「五十歳をとっくに過ぎているというのに、ルイス・パッサウはマスコミ」とあるけど、このルイス・パッサウは九十歳という設定なのだ。設定年齢が五十五歳とか六十歳くらいで、「五十歳をとっくに過ぎて」というのならわかるが、九十歳設定で、「五十歳をとっくに過ぎて」は違和感がある。だれか、別の人間のことかと思ってしまう。

    上巻P70「なぜ、ハルなのかね?」「『2001年宇宙の旅』にでてくるロボットだ」とあるけど、ハルはロボットではない。宇宙船を制御するコンピュータだ。ロボットのように、動くことはない。

    上巻P220「店内の通路をつぎつぎとさまよい歩いてから」とあるけど、この店内とはスーパーのことだ。店内を「さまよい歩」くということはないでしょう。せいぜい(うろつく)じゃないか。

    上巻P229「この男の年齢はせいぜい彼の父親と同じ程度だとわかった」とある。彼は十二歳という設定だが(本当はもっと年下とあとでわかるが)、父親はそれなりに若い。それなのに、あとの描写でも、「この男」のことを、P231「この親切な老人」と、何回も書いている。老人じゃないとわかっているのだから、この書き方はおかしい。

    上巻P346「別れねばならないがくると」とあるが、(ならないときがくると)の脱字でしょう。

    上巻P488「死体は三体とも後頭部を至近距離から弾丸で貫通されていた」とあるけど、なんかおかしい。(弾丸が貫通していた)でしょう。

    上巻P520「ウエーターは特製のポータブル式のテーブルの上に料理を並べてくれてあり」とあるが、「ウエーターは」「並べてくれてあり」って、続きます?

    上巻P528「なぜだがわからないが」は、(なぜだか)の誤字でしょう。

    上巻P553「ハービーはパッキーの買い物袋を車からつぎつぎと室内にかかえこんだ」とあるけど、室内にかかえこむことはできません。(買い物袋をかかえこんで、つぎつぎと室内に運んだ)でしょう。
    マエストロ〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:マエストロ〈上〉 (創元推理文庫)より
    448820404X
    No.1:
    (3pt)

    コケオドシ半分ってところ

    下巻P305「コンスタンツァ・トラッチアのただ一枚のレコードだ。このCDはいま小型のCDプレイヤーのそばのケースのなかに入れてある」とある。つまり、レコードをCDにしたものの一枚のようだ。ところが、P311「CDの山からレコードを引っぱり出そうとしている物音が聞こえた。コンスタンツァ・トラッチアのきれいで澄んだ純粋な声がスイートルーム全体に広がった」とある。レコードとCDをごっちゃにしているとしか思えない。

    下巻P328「アテネにわたしは小型飛行機を置いてあったが」とあるけど、「あったが」はおかしい。

    下巻P443「三人が食事を終わったのはまだ六時半だった」とあるが、「終わった」を使うなら(三人の食事が終わったのは)とするか、「三人が」なら(終えた)でないと、おかしい。

    下巻P572「以前秘密情報局のあったのと同じ建物で業務をとっている」って、「のと」って必要なのかな。

    下巻P608「ずっと遠いむかし、ある幼い少年が自分が音楽がわかることを発見したとき」とあるけど、格助詞「が」の三連発文節。センスないよ。

    下巻P622「携行してきた武器はもうすでにペニーがすべて没収してあった」ってあるけど、「してあった」に係っているのは「ペニーが」なので、(没収していた)じゃないと、おかしい。
    マエストロ〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:マエストロ〈下〉 (創元推理文庫)より
    4488204058



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