遥かなインパール
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戦争の真実をしりました。 今まで、毎年、夏の暑い日が訪れる頃、戦争の報道が沢山、新聞やTVを賑わせますが、今までは、余り深く考えず、距離感も あったような感じでした。 しかし、この本を読ませて頂いて、戦争と言うものが、ちかくに感じられたような気がしました。 余りにも、無計画な、無責任な、戦争は二度とさせないように。 | ||||
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インパール作戦というのは第2次世界大戦における日本軍の作戦の中でもその一二を争う愚劣極まりない作戦でした。 ともかく源平時代ならいざ知らず、近代軍では絶対にありえないような補給を無視したひどい戦いでした。 結果的に何の戦果を得ることもなく多数の兵士を無駄死にさせたというのに、上層部は3師団長が解任されたものの、真の責任者は誰一人として罰せられなかったという、世界でも類を見ないひどい戦闘でした。 それでインパール作戦については古くから高木俊朗氏のインパール4部作が有名です。これらの本の価値は出版後50年以上が経過した今も、薄れることはないと思います。ですが、高木氏は戦争悪を糾弾するがあまり、悪役と正義役を固定化してしまう(基本的には悪役は悪役で間違いはないのですが)こと、また資料の少ない時代に書かれたため証言が偏るという傾向が見られるのも事実でしょう。そこでこの本ですが、もっと後にかつ実際の兵士の証言を多数取り入れているので、興味深かったです。特に本書には半藤一利氏が持ち上げた宮崎少将に対する批判が収められていますが、おそらく大変な波紋を呼んだことでしょう。でも、何でも人の受け売りではなく、実際に調べて書くことが大切なんだと思います。そういう意味で戦争という大惨事に関しては複眼的に物事を見ることが何よりも大切であり、政治的な色眼鏡をもって過去の事実を分析することは絶対に避けなければならないと感じます。なお、本書にはいわゆる「伊藤節」があまり見られなかったのが残念です。やはり小説ではなくノンフィクションという制約があるからなのでしょうか?そういうことで星4つとしておきます。 | ||||
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日本軍が行った、もっとも愚劣な作戦である、インパール作戦に従事した「祭」兵団の取材記。武器も食料もなく、疫病と闘いながら、現地の少数民族の助力を受けつつ、最善を尽くしつつ、壊滅してゆくさまが描かれている。 筆者としては、「にんにく」や「カメレオン」などの「食」や、「靴」に関する記載が特に印象に残っているが、フランクルも言っているように、結局生還を左右したのは、「希望」の有無であった、というのがポイントであろうか。 ただ、ノン・フィクションという性質のためか、文学作品としては今ひとつの観がなきにしもあらずだが、それは欲張り過ぎというものか。 | ||||
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