螢の河
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「蛍の河」 満州事変、日中戦争、アジア・太平洋戦争で使役された馬の数(馬匹)は、軍馬と現地徴用馬をあわせ百数十万頭(うち軍馬は七〇万頭)とされる。しかし、これらの消息を記した戦史・戦記は皆無である。 百数十万頭もの馬をどのように徴発し、どのように輸送し、飼養は、使役は、またその末路は。兵隊と同じように、戦闘死、病死、あるいは食用にでもしてしまったか、全き分からない。その貴重な体験の一端を記したのが伊藤圭一氏の本誌である。 戦争中(多分支那事変)を背景に、馬をあつかっている兵隊の馬に対する愛情を美しく、こまやかにえがいたものである。水上勉著「兵卒の鬣」、「馬よ花野に眠るべし」とあわせ、馬好きでなくとも、ぜひ読んでいただきたい一冊である。 | ||||
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作者 伊藤 桂一氏の本は、2冊目ですが、読むたびに、戦争の真実を知らされるようにおもいます。 | ||||
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現在は時代小説を主に書かれている 伊藤さんの、初期の代表作です。 いわゆる戦記ものですが、深刻な内容 ではなくユーモラスでさえあって、 戦争は悲惨で嫌だったけど、笑って しまう出来事だってあった、という 感じなのです。 ですが戦争を肯定する意思はまるでなく、 伊藤さんからすれば、だからこそ嫌なんだ、 ではないでしょうか。 伊藤さんは「悲しき戦記」が岡本喜八監督の 独立愚連隊もの、「血と砂」の原作に使われたり して、古山高麗雄さんと共に異色の戦記作家として 有名でした。 今では限られた読者しか読まない作品に なりつつありますが、戦記ものなんかクラそうで つまんなさそうだな、と思ってる若い人に、 最初の戦記ものチャレンジにうってつけだと 思いますよ!! | ||||
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時に、本を読むと自分の知らない作家がまだまだ たくさんいることを思い知らされることがある。 本書は、まさにそんな感じを与えてくれる作品群だった。 表題二作をはじめ、どの作品にも貫かれているのが 静かであること、そして穏やかであること。 しっかりと抑制が効いた作品には、好き嫌いが分かれるかも しれない。 でも、 この穏やかさは、彼にしか出せない味なのだ。 | ||||
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